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【人参の育て方】間引きしないとどうなる?後作にいい野菜は?

2024/7/2

人参の基本情報

科・属 セリ科ニンジン属
栽培難易度 ふつう
植える時期 3~4月(春まき)7~8月(夏まき)11月(秋まき)
栽培場所 日当たりと風通しのよい場所。やや酸性でやわらかい土を好む。
水やり 種まきから本葉が出揃うまで、土が乾かないようにする。
肥料 種まきの1週間以上前に元肥、間引き時に追肥。
収穫時期 6~7月(春まき)11~翌3月(夏まき)翌4~5月(秋まき)

人参栽培はこまめな間引きがポイント!

ニンジンPhoto by mimi さん@GreenSnap

ニンジンは栄養豊富で彩りがよく、さまざまな料理に使える万能野菜です。種まきの時期をずらせば、ほぼ1年中収穫できます。品種が豊富で、植え付け時期や場所、好みによって選べるのも嬉しいですね。

やわらかく深い土が必要ですが、小ぶりな品種もあるため、プランター栽培もできます。家庭菜園なら間引き菜もおいしく食べることができます。

栽培初期の頃はこまめに間引いて雑草を取り除くことと、発芽までの間に土を乾燥させないことが、人参栽培成功のポイントです。

人参の育て方

日当たり

ニンジンは涼しい気候を好むため、強すぎる直射日光を避けた、日当たりと風通しのいい場所で栽培しましょう。

用土

ニンジンは酸性の土を嫌うため、地植えの場合はあらかじめ苦土石灰をまいて酸度を調整しておきましょう。

プランター栽培の場合は、野菜用の培養土を用いるのがおすすめです。

種まき・植える時期

ニンジンは種から栽培するのが一般的です。種まき時期は、3~4月、7~8月、11月のいずれかです。

水やり

ニンジンの種まき直後から発芽するまでは、土が乾かないようにこまめに水やりをします。

発芽後は、土が乾いていたら、都度水やりする程度で問題ありません。

間引き

ニンジン栽培では、生育不良の苗や雑草をしっかり間引くことが大切になります。

種まきから2〜3週間ほど経ち、本葉が3〜4枚ほどになった頃に、1回目の間引きを行いましょう。

さらに1ヶ月後、本葉が6〜7枚ほどになった頃に、2買い目の間引きを行います。 間引き後は、土を軽くほぐしてふかふかな状態にしておきます。

肥料・追肥

ニンジンは元肥として、化成肥料を施すといいです。また、2回目の間引き後にも、追肥として同肥料をばらまき、土と軽く混ぜ合わせおきましょう。

収穫

ニンジンの収穫時期は、6~7月、11~3月、4~5月頃です。

人参をプランター栽培するときの注意点

ニンジン栽培はあまり場所を取らないので、プランターでも育てやすい野菜です。プランターは深さ・直径ともに30cm以上ある物を用意してください。

市販の野菜の培養土は、なるべくきめ細かものを選ぶと、きれいな形のニンジンがなります。種まきの時期や方法、基本的な育て方は地植えと同じです。

プランター栽培では、地植えと比較して、土が蒸れやすく乾燥しやすいです。可能であれば、最初の間引きまでは雨が当たる場所、それ以降は雨が当たらない場所に置くと管理しやすくなります。

コンクリートの上やベランダなど、土が乾きやすく、プランターが高温になりやすい環境では、人工芝を敷いた上にすのこを置き、その上にプランターを置くとよいでしょう。

プランター栽培では、三寸ニンジンやミニニンジンなどの小型の品種を選ぶと育てやすいですよ。

人参の育て方についてよくある質問

人参の種が発芽しない原因は?

ニンジンが発芽しない原因は、主に以下の4つです。

  • 光量不足
  • ニンジンの発芽には光・水・酸素が必要です。種を深く埋めてしまうと、光が種に届かず発芽できません。種まき後は、うすく土をかけましょう。

  • 乾燥
  • 種まきから発芽までの間に、土が乾くと発芽しません。種まきのあと、トンネル状に寒冷紗をかけると乾燥防止になり、雨で土が固まるのも防げます。

  • 高温・低温
  • ニンジンの発芽適温は15~25℃です。初心者は春・夏まきが育てやすいでしょう。寒冷地では5~7月頃が種まきの適期です。 種まきに適した時期は、品種によって少しずつ違うので、種をまく時期に合った品種を選びましょう。

  • 種が古い
  • ニンジンの種の寿命は1年~2年。ほかの植物の種と比較すると少し短いです。なるべく毎年新しい種を購入して育てましょう。 ニンジンは発芽率が低い野菜ですが、環境がよければ7割くらいの種が発芽します。発芽率が悪いときは、思い当たる原因がないか確認してくださいね。

    人参は間引きをしないとどうなる?

    ニンジンは間引きしないと大きくなりません。それなら間隔をあけて種まきをすればいいと思うかもしれませんが、本葉が2~3枚になるくらいまでの苗は1本では倒れやすいため、苗同士が支え合って育ちます。そのため種を密集させてまき、間引きするのがよい育て方です。

    間引くときは大きく丈夫な苗を残し、小さな苗を取ります。間引いた葉はかき揚げやてんぷら、サラダなどにしておいしく食べられますよ。

    人参は連作障害を起こしますか?

    ニンジンは連作してもそれほど問題ありませんが、念のため、ニンジンを育てた翌年は違う野菜を育てるとよいでしょう。プランター栽培では、毎年新しい土で育てると安心です。

    人参の後作にいい野菜はどれですか?

    ニンジンの後作に適した野菜は、ニンニク・玉ねぎなどユリ科の野菜、白菜・キャベツなどアブラナ科の野菜。

    逆に後作として避けた方がいいのは、セロリ・パセリなどのニンジンと同じセリ科の野菜、ナス・トマトなどのナス科の野菜です。

    人参を自宅で栽培してみよう!

    ニンジンPhoto by 由美子さん@GreenSnap

    ニンジンは発芽させるのが少し難しいですが、省スペースで育てられるため、家庭菜園に適した野菜です。

    家庭菜園でニンジンを育てる一番のよさはは、何といっても間引いた小さなニンジンややわらかい葉を食べられること。間引いた葉のてんぷらは、サクサクでおいしいですよ。間引き菜がたくさんあれば、細かく刻んでじゃこやごまと一緒に炒めるとおいしいふりかけにもなります。

    ぜひ、自宅でニンジンを育てて、取れたてニンジンや間引いた葉を味わってくださいね。