【カンパニュラの育て方】花が終わったら?種まき時期や冬越しを解説
2024/10/9
カンパニュラの基本情報
科・属 | キキョウ科ホタルブクロ属 |
分類 | 一年草、二年草 |
植え付け時期 | 9〜10月上旬 |
開花時期 | 5〜7月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥・追肥:必要 |
カンパニュラとは
Photo by スワンさん@GreenSnap
カンパニュラとは、キキョウ科ホタルブクロ属の一年草または二年草です。日本でよくみられるのはカンパニュラ・メディウムという品種で、草丈は50〜100cmほど、5〜7月頃に紫や白、ピンクなどの花を咲かせます。
カンパニュラは、ラテン語で「鐘」という意味で、日本でもその花姿からツリガネソウやフウリンソウという名前で親しまれてきました。
カンパニュラの種まき
種まきは、二年草タイプは5〜6月頃、一年草タイプは9〜10月が適期です。しかし、品種によって違いがあるため、それぞれ確認してから種まきをするとよいです。
種まきの方法は、湿らせた川砂に種をまいて発芽するまで水切れしないよう日陰で管理します。発芽後、葉が2〜3枚になったらセルトレーや3号ポットに鉢上げし、苗に育てえていきます。
カンパニュラの植え付け
苗の植え付けは9〜10月上旬が適期です。カンパニュラは直根性のため、根を傷つけないように根鉢を崩さずに植え付けます。
カンパニュラの育て方
日当たり
カンパニュラは、日当たりと風通しのよい場所で育てます。日当たりが悪いと花つきが悪くなり、徒長してひょろひょろになりやすいです。
高温多湿には弱いですが、耐寒性はあるため外で冬越しができます。また、冬の寒さに当てないと花がつかない性質があります。
水やり
カンパニュラの水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。冬は夕方に水やりをすると夜に凍ってしまうことがあるので、朝に水やりするようにしましょう。
地植えの場合は、基本的に水やりは必要ありません。
用土
カンパニュラは水はけのよい土で育てます。鉢植えの場合は、草花用の土や赤玉土小粒6:腐葉土4を混ぜた配合土が使えます。
またカンパニュラは中性〜弱アルカリ性の土壌を好むため、地植えをする場合は、植え付けの2週間ほど前に土に苦土石灰を混ぜて耕し、土壌改良しておきます。
肥料
苗を植え付ける際には、元肥として窒素・リン酸・カリウムが等量配合された緩効性肥料を用土に混ぜておきます。追肥は、冬を除く生育期の間に月2〜3回の頻度で希釈した液体肥料を与えます。
支柱・仕立て
花茎が伸び始めたら、倒れないように支柱を立てるとよいです。
切り戻し・剪定
カンパニュラの剪定は、茎が混み合っている部分を切り取って、風通しをよくします。また花が終わる頃に、草丈の上から1/3ほど切り戻すことで、脇芽が伸びて再度花を楽しむことができるでしょう。
夏越し・冬越し
カンパニュラは高温多湿に弱く夏の日差しは強すぎるため、風通しのよい半日陰へ移して育てましょう。地植えの場合は、遮光ネットなどを使って日差しを調節します。
一方で耐寒性はあり、冬も屋外の管理で問題ありませんが、霜には弱いためマルチングや軒下に移して霜対策をしましょう。
病気・害虫
カンパニュラの病気は、6〜9月頃は菌核病や根腐病、5〜9月頃は白絹病、そのほか灰色かび病と斑点病に注意します。いずれも風通しと水はけをよくし予防しますが、万が一発生した場合は、感染した株を取り除いてください。土壌に細菌が残っていることがあるので、必要であれば土壌を消毒しましょう。
害虫は、ヨトウムシに注意します。ヨトウムシは、初夏と秋頃に発生して葉を食害します。発見しだい駆除してください。
植え替え
カンパニュラの植え替えは必要ありません。
カンパニュラの花が終わったらどうする?
カンパニュラの花が咲き終わったら、長く花を楽しむために順次摘み取っていきます。花がら摘みをする際には、花穂の付け根にある花芽を傷つけないように注意してください。
また、全体の8割ほど花が終わったころに、切り戻しをすることで、再度花を楽しむこtができます。
カンパニュラの種の取り方は?
カンパニュラの種を採取したい場合は、花が枯れてきてもそのまま残すと、種ができます。種が成熟したら弾ける前に摘み取りましょう。
カンパニュラの育て方まとめ
鐘の形に似たかわいらしい花を咲かせるカンパニュラの種類には、メイシリーズやチャンピオンシリーズ、小輪タイプのチャイムシリーズなどがありますよ。ぜひこの記事を参考にカンパニュラを育ててみてくださいね。