【キンセンカ(カレンデュラ)の育て方】種まき時期や切り戻し時期はいつ?
2024/7/1
キンセンカ(カレンデュラ)の基本情報
科・属 | キク科キンセンカ属 |
分類 | 一年草、多年草 |
植え付け時期 | 9〜11月 |
開花時期 | 3〜5月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥・追肥:必要 |
キンセンカ(カレンデュラ)とは
Photo by リリィさん@GreenSnap
キンセンカは、キク科キンセンカ属の一年草または多年草で、別名カレンデュラとしても知られます。寒さに強い一方で夏の暑さには弱く、日本では一年草として流通しています。
3〜5月に色鮮やかな黄やオレンジ、クリーム色などの花を咲かせ、ガーデニングの初心者でも育てやすいとされています。また、草丈は30〜90cmと品種によってさまざまで、切り花や寄せ植え、花壇の草花と低木のつなぎと用途によって選ぶとよいでしょう。
キンセンカ(カレンデュラ)の育て方
日当たり
キンセンカは日当たりと風通しのよい場所を好みます。日当たりが悪いと花つきが悪くなり、茎葉がヒョロヒョロと伸びてしまうため、しっかりと日光を浴びせることが大切です。
水やり
地植えの場合、根付いてからは降水に任せて水やりは必要ありませんが、乾燥が続くときには水やりします。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。株が蒸れないよう株元から水やりをしましょう。
種まき・植え付け
キンセンカの種まき・植え付けは9〜11月が適期です。キンセンカの種は大きめで扱いやすく発芽率もよいです。発芽適温は15〜20℃で、3日〜1週間で発芽するので本葉が3枚ほどになったらポットに移し育苗します。
植え付けは、直根性のため移植を嫌うので、根を崩さないように植え付けます。株間は20cmほど空けて植えるようにし、鉢植えの場合はにしてください。
北海道など寒冷地では春に植え付ける場合もあります。
用土
キンセンカは、水はけと水もちのよい土壌を好み、市販の草花用培養土が使えます。このほか、赤玉土7;腐葉土3の配合土が使えます。
肥料
肥料は、植え付け時に元肥として緩効性肥料を与えます。3月頃に緩効性化成肥料を追肥します。肥料は適量を守り、与えすぎないように注意します。
また窒素の多い肥料は茎葉ばかり伸びて花つきが悪くなるので、リン酸やカリウムが多めの肥料を選ぶようにしましょう。
支柱・仕立て
高性種のキンセンカは、支柱を立てて茎を支えることで、風などによる倒れを防ぎます。
切り戻し・剪定
咲き終わった花は早めに摘み取ります。これにより病害虫の発生を抑えて、花数を増やすことができます。
夏越し・冬越し
キンセンカは夏の暑さに弱く枯れてしまうため、基本的に一年草として扱われます。
冬越しに特別な作業は必要ありませんが、霜が降りる地域ではマルチングをして霜よけをしましょう。
病気・害虫
病気は、うどんこ病や炭そ病に注意します。風通しや日当たり、水はけが悪いと発生しやすいです。発生したらすぐに対処しましょう。
害虫は、アブラムシやヨトウムシに注意します。被害を見つけ次第、薬剤などで駆除しましょう。
植え替え
キンセンカは一年草のため植え替えの必要はありません。
キンセンカ(カレンデュラ)の育て方についてよくある質問
キンセンカの増やし方は?
キンセンカの増やし方は、種まきが一般的です。花が枯れたあとに種ができるので、ピンセットなどで種を採取します。種は1cmほどで三日月の形をしています。採った種は乾燥させて密閉袋に入れて、秋まで冷暗所で保管します。
キンセンカの切り花の花もちはどのくらい?
キンセンカは花もちがよく、切り花でも5〜10日間ほど楽しめます。余分な下葉を処理して、水をこまめに交換するとよいでしょう。
キンセンカ(カレンデュラ)の育て方まとめ
Photo by かよりさん@GreenSnap
キンセンカは、地植えにすればほとんどお手入れがいらず初心者でも育てやすい草花です。たくさんの色鮮やかな花を咲かせて、お庭を明るく彩ってくれますよ。ぜひこの記事を参考にキンセンカを育ててみてくださいね。