【カラテアの育て方】水やり頻度や植え替え時期、増やし方は?
2023/8/6
カラテアの基本情報
科・属 | クズウコン科カラテア属 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
置き場所 | 明るい日陰の場所 |
水やり | 成長期はこまめに水やりが必要 |
カラテアの育て方はむずかしい?

Photo by NATSUKIさん@GreenSnap
カラテアとは、クズウコン科カラテア属に分類され、ブラジルをはじめとする熱帯アメリカ原産の観葉植物です。高さは10〜150cmほどまで成長し、鉢植えなどで楽しむのが一般的です。
しま模様が入った葉が最大の特徴で色味がはっきりしており、独特な雰囲気をもっています。数多くの品種があり、ビロードのような美しい葉をつけるカラテア・マコヤナなどは人気があります。
暑さには強い一方で寒さには弱く、乾燥すると弱ってしまうため、初心者にはややむずかしいかもしれません。ただし、置く場所さえ適応すればきちんと育ちます。
カラテアの育て方
カラテアの育て方は、とにかく置く場所が重要です。
カラテアは高温多湿の環境を好みます。初夏〜秋の生長期にかけては、直射日光の当たらない日向もしくは明るい日陰に置きましょう。夏は半日陰となる場所が好ましいです。
成長期の水やりは、土が乾燥したらたっぷりと与えるのが基本です。葉水もこまめに施すといいでしょう。
肥料はなくても育ちます。大きくしたいときや植え替え時には、春〜秋の生長期に緩効性の置き肥を与えるといいでしょう。
カラテアの冬の育て方(冬越し)

Photo by むぎさん@GreenSnap
カラテアは寒さに弱いため、冬は明るい室内で管理します。最低でも12℃以上を保ち、なるべく高温多湿で管理すると元気に育ちます。
カラテアは、乾燥が苦手なため、暖房の風が直接当たらない場所に置きましょう。定期的に葉水をすることでハダニを予防して、葉もきれいな状態を保てます。
秋頃から徐々に水やり頻度を落とし、葉が枯れはじめたら水やりをストップします。なお、肥料は与えないようにしてください。
カラテアの植え替え
カラテアの植え付けや植え替え時期は、5〜7月頃が適期です。
土も古くなってくるので、2〜3年の頻度で植え替えましょう。植え替えるときは、古い株の土を1/3程度落とし、一回りほど大きな鉢に新しい土を入れてあげましょう。
カラテアの育て方についてよくある質問
カラテアの葉が垂れる!原因と対処法は?
カラテアは乾燥に弱いため、水不足になると葉が枯れたり、丸まったりします。これは水が足りないサインなので、水やり頻度を増やしたり、こまめな葉水で対処してください。
カラテアの葉が枯れる!水やりしても元気がない原因と対処法は?
カラテアは多湿を好みますが、これは土を常に湿らせておけばいいというわけではありません。水やり頻度が多すぎると、根腐れを引き起こすこともあります。
鉢植えの受け皿に水を溜めないように注意したり、水はけのいい土に変えてみるなどしてみましょう。冬の時期は水やりの頻度を減らし、一週間に1〜2回ほどすれば十分です。
カラテアの増やし方は挿し木がおすすめ?
カラテアは基本的に株分けで増やしますが、挿し木でも育てられます。
カラテアの挿し木は、芽を切りとったら水ゴケを直接ぐるぐる巻いて鉢に植えましょう。水ゴケは湿気を保つことが大切です。そのあとは、明るい日陰で管理し1ヶ月ほどで発根します。親株が生育した同じ土に植え替えることで、成長しやすいようです。
カラテアに花は咲くの?
カラテアは全部の品種が花が咲くわけではありませんが、白色や黄色などの美しい花を咲かせる品種もあります。花を楽しみたい方は、花が咲く品種を選んでみてくださいね。
カラテアの育て方は水やり頻度が重要!

Photo by omi.miさん@GreenSnap
カラテアといえば、葉の模様がなんとも魅力的な観葉植物です。コンパクトに成長する品種が多く、鉢植えなら室内でも育てることができます。カラテアは冬の時期に葉水をすることで、葉をきれいに保てます。こまめに手入れする必要はありますが、その分元気よく育ってくれるとうれしいですね。
カラテアは室内を素敵な雰囲気に変えてくれる植物。興味があれば、ぜひともお好きなカラテアを育ててみてはいかがでしょうか。