【カラジウムとは】育て方や種類をご紹介!植えっぱなしでOK?室内で育てるコツは?
2024/2/9
カラジウムの基本情報
科・属 | サトイモ科/ カラジウム属 |
分類 | 多年草 |
耐陰性 | 高い |
耐寒性 | 弱い(耐寒温度:10度以上) |
植え付け時期 | 4月〜5月 |
カラジウムとは
Photo by ピーモモさん@GreenSnap
カラジウムは、熱帯アメリカ原産のサトイモ科の多年草で、赤やピンク、白など色鮮やかな葉色が魅力の植物です。観葉植物として室内で楽しむのはもちろん、夏のガーデニングや寄せ植えのカラーリーフとしても人気です。
カラジウムの育て方
置き場所・日当たり
カラジウムを屋外で育てる場合は、明るい日陰または直射日光の当たらない場所に置きましょう。室内で育てる場合は窓辺の日光が柔らかく当たる場所が理想的です。
カラジウムは耐陰性が高く日陰に強いため、強い日差しを浴びると葉焼けを起こしやすいです。夏の直射日光や西陽には注意してください。
水やり
カラジウムは鉢植えで育てる場合、屋外・室内に限らず、春から秋の生育期間中は土の表面が乾いたら水を与えましょう。鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えるのがポイントです。冬場は月1〜2回の頻度に水やりを控えて乾燥気味に育てます。
庭に地植えして育てる場合は、根付いたあとなら基本的に水やりは必要ありません。ただ、夏場に晴れの日が続いて葉がくったりしているようであれば、朝の涼しい時間帯に水やりをしましょう。
肥料
カラジウムは春から秋にかけての生育期には、2ヶ月に1回を目安に観葉植物用肥料を置き肥するか、2週に1回を目安に液体肥料を与えると良いでしょう。肥料を与え過ぎると葉色が悪くなることがあるため、適量を守ってください。
植え替え・土
カラジウムを鉢植えで育てている場合、1〜2年に1回を目安に春に植え替えをしましょう。カラジウムは成長速度がやや早いので、3年以上放置しないほうがいいです。
植え替えるときの土には、市販の観葉植物用の土、または草花用の培養土を使ってください。
剪定
カラジウムに定期的な剪定はとくに必要ありません。適宜、枯れた葉や花があれば取り除きましょう。
冬越し
カラジウムは寒さに弱いため、屋外で育てている場合でも、冬は室内の暖かい場所で管理しましょう。冬越しには10度以上が必要なので、日本では沖縄などの温暖な地でないとそのまま冬越しできません。
室内に取り込んだら、水やりは控えめ、肥料はやめてしっかりと休眠させることが大切です。
病気・害虫
カラジウムはとくにハダニやカイガラムシなどの害虫に注意が必要です。屋外で育てる場合はとくに害虫が月やすいので、できれば日頃から病害虫防止のスプレーなどを吹きかけておくと安心です。
カラジウムの育て方でよくある質問
庭に植えっぱなしでも大丈夫?
カラジウムは寒さに弱いため、庭に植えっぱなしのままだと冬越しできません。地植えしている場合、秋になると葉が黄色く枯れていきます。
葉が枯れたら球根を掘り上げて乾燥させた後、ネットなどに入れて球根を室内で冬越しをさせましょう。春になって暖かくなったら再び植え付けすれば鮮やかな葉が生えてきますよ。
葉が枯れる原因と復活方法は?
カラジウムの葉が枯れる主な原因は、屋外の場合は日当たりが良すぎることによる葉焼けか、病害虫が原因であることが多いです。病害虫は薬剤などで対応し、日当たりについては遮光するか大きな常緑樹のもとに植えるなどして対策しましょう。
一方、室内で育てていて枯れる場合は、水やりが間違っているか根詰まり・根腐れを起こしている可能性があります。生育期は水の吸い込みがいいですが、それでも土が乾く前に水やりすると根腐れを起こすので気をつけましょう。根腐れ・根詰まりを起こしていたら早めに新しい土に植え替えてください。
カラジウムの代表的な種類・品種
カラジウム・ピンクシンフォニー
ピンクシンフォニーは、その鮮やかなピンク色の葉脈が特徴的な品種で、とくに明るい半日陰で育てることで、 色味のコントラストがより際立ちます。
直射日光は葉焼けの原因となるため避け、定期的な葉水をするとより葉がつややかになりますよ。また、植え替えるときは有機物を含んだ草花用の土のほうが適しています。
カラジウム・ホワイトクリスマス
ホワイトクリスマスは、白い葉に緑の葉脈が際立つ清涼感あふれる品種です。この品種はほかのカラジウムよりも日光に弱いため、日差しが柔らかく当たる場所での栽培が適しています。
また、葉の白さを保つためには、高い湿度と定期的な水やりが必要なので、葉水もしながら育てましょう。
カラジウム・ヒロビューティー
ヒロビューティーは、大きな葉と白やピンクの斑が特徴的な品種です。この品種は光量によって葉の色の出方が変わり、明るい場所で育てると斑のコントラストがよりはっきりでるので、調整しながら育てるのも面白いです。
カラジウムの花言葉と風水効果
カラジウムの花言葉は「喜び」「歓喜」です。
風水では、カラジウムはその鮮やかな葉色で家庭内の気を浄化し、明るいエネルギーをもたらすとされています。リビングや玄関に置くことで、家族の幸福と健康を促進する効果が期待できます。
カラジウムを育ててみよう!
カラジウムはその美しい葉色と形で、ガーデニングや室内装飾にぴったりな植物です。冬の温度管理に気をつければ初心者でも楽しむことができるので、インテリアに色味を加えたいときなどに迎えてみてはいかがでしょうか。