ブロッコリーの種まき時期や収穫時期は?プランターでの育て方を解説
2024/5/21
ブロッコリーの栽培情報
科・属 | アブラナ科アブラナ属 |
タイプ | 一年草 |
栽培難易度 | ふつう |
種まき時期 | 7~8月(発芽適温:20~25℃) |
収穫時期 | 10〜2月 (生育適温:15〜20℃) |
栽培場所 | 日当たりと風通しのよい場所、やや酸性の土を好む |
水やり | 土が乾いたらたっぷりと |
連作障害 | あり |
初心者でもブロッコリーを種から育てることはできる?
Photo by ミントとアンナさん@GreenSnap
ブロッコリーは、栄養豊富な緑黄色野菜で、ゆでるだけで手軽に食べることができ、食卓やお弁当の彩りにも欠かせない野菜です。
ブロッコリーは発芽率もいいため、初心者でも種から育てることは可能です。また、プランター栽培もできるため、家庭菜園でも人気があります。
ただし、栽培期間がやや長めであるので、初心者の方は早生品種を選ぶことをお勧めします。
ブロッコリーの育て方
栽培場所
ブロッコリーは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。
ただし、ブロッコリーは冷涼な気候を好むため、ベランダで育てる場合は室外機の風が直接当たらない場所を選びましょう。
土づくり
ブロッコリーは水はけのいい、弱酸性の土を好みます。市販の野菜用培養土で問題なく育ちます。
種まき
ブロッコリーの種まき時期は、7〜8月頃です。
育苗ポットのフチいっぱいまで土を入れ、3箇所に窪みをつくります。そこへ1粒ずつ種をまき、土を被せて軽く手で抑え、たっぷり水やりします。
間引き
発芽して、本葉が2〜3枚出たら生育の悪い苗を間引き、元気のいい株を一つだけ残します。
植え付け
ブロッコリーの苗を植える時期は、8〜9月頃です。本葉が5枚ほど生えてきた頃が目安です。
苗を植え付ける前に、土にたっぷりと水を与え湿らせておきます。根鉢ほどの大きさの穴を掘り、根を痛めないようにていねいに移植します。その後、株元に土寄せして、軽く手で押さえて苗と土を密着させます。
根が定着するまでの直後1週間ほどは、土が乾燥しないように注意してください。
水やり頻度
ブロッコリーの栽培では、土の表面が乾いたら水やりするのが基本です。植え付け直後はたっぷりの水分を必要としますが、それ以降は多湿になりすぎるのも避けます。
肥料・追肥
ブロッコリーの苗の植え付けから1ヶ月ほど経過したら、追肥を施します。葉の広がりに合わせて化成肥料をばらまき、軽く周辺の土と混ぜ合わせておきます。
また、さらに3週間ほど経過したら、もう一度同じように追肥を施しましょう。
収穫
ブロッコリーの収穫時期は、10〜2月頃です。植え付けから2〜3ヶ月後の、花蕾が直径15cmほどに成長した頃が目安です。
花蕾の下の茎をハサミや包丁で切り落としましょう。 ちなみに、花蕾を収穫したあとも、わきから側花蕾と呼ばれる小さな花蕾がつきます。側花蕾も5cmほどになれば、収穫して食すことができます。
病気・害虫
ブロッコリー栽培では、アブラムシやナメクジなどの害虫に注意が必要です。
ブロッコリーをプランターで栽培するときの注意点
ブロッコリーをプランターで育てるには、深さ・直径ともに30cm以上あるプランターを用意してください。こんもりと広がって育つ野菜なので、株間は50cmほどあけて植えましょう。
ブロッコリーの育て方についてよくある質問
ブロッコリーを種まき時期は、夏以外にもあるの?
ブロッコリーの種まき時期は夏が一般的ですが、寒冷地域であれば5月頃に種まきをして秋に収穫する、あるいは3月に種まきをして5月に収穫するということも可能です。
ただし、夏まきの方が病害虫のリスクが低いとされているので、初心者の方は夏に種まきすることをおすすめします。
ブロッコリーは虫に食われるのを防ぐにはどうしたらいい?
ブロッコリーは病害虫に比較的強い野菜ですが、苗が若い頃はヨトウムシなどがつくことがあります。虫の被害を出さないためには、防虫ネットの使用がおすすめです。
ブロッコリーの実が紫色をしていますが収穫できますか?
ブロッコリーは寒かったり、日光にあたりすぎると、アントシアニン作用で花蕾が紫に変色することがあります。ただし、茹でると緑色に戻りますので、特に気にせず収穫して問題ありません。
ブロッコリーをプランターで栽培してみよう!
Photo by じゅん坊さん@GreenSnap
ブロッコリーはやせた土地でもよく育ち、丈夫で育てやすい野菜です。家庭菜園を始めたばかりの筆者の家の庭でも、たくましく育ってくれていますが、欠点はアオムシがつきやすいこと。苗を植えたらすぐに防虫網を設置してくださいね。
大きなブロッコリーもおいしいですが、小さな側花蕾もおいしくて使い勝手抜群です。メイン料理の付け合わせや、お弁当のちょっとした隙間にも、手軽に使いやすいですよ。ぜひ自宅でブロッコリーを育てて、収穫したての味を楽しんでくださいね。