【ブーゲンビリアの育て方】花が咲かない原因は?冬に葉が落ちるのは普通?
2023/6/16
ブーゲンビリアの基本情報
科・属 | オシロイバナ科ブーゲンビリア属 |
タイプ | つる性常緑多年草(半落葉性) |
生育気温 | 20℃以上(耐寒温度:0℃) |
植える時期 | 3〜4月 |
開花時期 | 4〜11月(環境により異なる) |
育てる場所 | 暖かく日当たりのよい場所 |
肥料 | 4、5、9月に月1回ほど固形肥料を与える |
冬越し | 10℃以上を保てる室内で、乾燥気味に管理する |
ブーゲンビリアとは
Photo by きぬさん@GreenSnap
ブーゲンビリア(ブーゲンビレア)は、暖かい季節に鮮やかな花を咲かせる熱帯植物です。熱帯植物の中でも寒さに強いことが特徴で、関東南部以西の暖地では、屋外で越冬ができます。
ブーゲンビリアは、環境を整えてあげれば、花期を長く楽しめます。また、つる植物で、フェンスや壁、アーチ型の支柱に這わせて育てることで見ごたえのある姿になりますよ。
ブーゲンビリアの育て方
日当たり
ブーゲンビリアは日当たりのよい場所で育てると、花つきがよくなります。
用土
ブーゲンビリアは水はけのいい土を好みます。
地植えする場合は、庭土に腐葉土を混ぜ込んでおきましょう。鉢植えの場合は、市販の園芸用培養土で問題ありません。
植え付け
ブーゲンビリアの植え付け時期は、3〜4月頃が適期です。
ブーゲンビリアは暑さに強いため、20℃以上を保てる場所へ植えることが好ましいです。寒冷地では、地植えではなく鉢植えをおすすめします。
水やり
春〜秋の生育期には、土の表面が乾いたら都度たっぷり水を与えます。
ただし、水を与えすぎると枝葉ばかり伸び、花付きが悪くなるので、多湿になりすぎないように注意してください。
肥料・追肥
花期にのみ、2か月に1回程度、緩効性化成肥料を少なめに与えてください。
誘引・剪定
ブーゲンビリアはつる性植物であるため、定期的につるを誘引してあげるといいでしょう。冬の落葉している時期に、支柱やフェンスなどへ巻きつけ、麻紐などで固定します。
なお、同時期に伸びすぎた枝なども剪定してあげるといいでしょう。
病気・害虫
ツツジはうどんこ病にかかりやすい傾向があります。
葉の表面にうどん粉のような白い斑点が現れる病気で、土の乾燥が原因でかかることが多いです。
さらにツツジには、アブラムシやベニモンアオリンガという害虫が発生することがあります。ベニモンアオリンガはツツジの花芽を食害し、放置すると花が咲かなくなるようです。ベニモンアオリンガを見つけたら、すぐに駆除しましょう。
ブーゲンビリアの冬の育て方(冬越し)
ブーゲンビリアは暑さには強い一方、寒さには弱いです。冬に気温が10℃以下になると葉が落ちます。
冬も葉や花を楽しみたい方は鉢植えで育て、最低気温が10℃を下回る前に室内に取り込みましょう。
室内では日当たりのよい場所に置き、暖房器具の近くや暖房の風が直接当たる場所は避けてください。窓際は夜になると冷えるので、夕方以降は鉢と窓の間にカーテンを引きましょう。
冬はやや乾燥吟味に水やりをします。 肥料は不要ですが、葉や花がついていれば2か月に1回程度緩効性化成肥料をごく少量与えてもよいです。
ブーゲンビリアの育て方についてよくある質問
ブーゲンビリアの花が咲かない原因は?
ブーゲンビリアの花が咲かない原因は、以下の3つが考えられます。
ブーゲンビリアは、昼の光が12時間以下のときに花が咲きやすくなります。日当たりのよい場所に置いているのに花が咲かない場合は、夜に街灯や蛍光灯の明かりが当たっていないか確認してみましょう。 また、ブーゲンビリアは強い光が好きなので、日中はしっかりと直射日光にあててください。
ブーゲンビリアは、乾燥気味に育てると花付きがよくなります。花付きが悪いときは、葉が少ししんなりするまで待ってから水をやってみましょう。 鉢植えでは、鉢受け皿に水を溜めたままにすると根腐れの原因になるので、鉢受け皿の水は必ず捨ててください。
ブーゲンビリアは、肥料分の少ない土で花付きがよくなります。 鉢植えの場合は、少量の緩効性化成肥料を2か月に1回程度与えましょう。地植えの場合は、春先に一度、緩効性化成肥料を根元から少し離れた場所に、規定量まきます。
ブーゲンビリアの植え替え時期はいつ?
鉢植えのブーゲンビレアは2〜3年に1回の頻度で植え替えしましょう。
このとき、根鉢についた古土を軽く落とします。ただし、ブーゲンビレアは根が繊細であるため、根鉢を傷つけないように、ていねいに作業してください。
ブーゲンビリアは地植えでも冬越しできる?
あまり霜の降りない地域なら、地植えで冬越しができます。夏前に5号鉢以上の大きめの苗を植え付け、夏の間にしっかり活着させておきましょう。
さらに、霜が降りる前に根元にマルチングをしておくと地面が凍りにくくなり、冬越しが成功しやすいです。
筆者は、南関東の沿岸エリアで地植えのブーゲンビリアを管理したことがあるので、そのあたりが地植えの北限と考えています。
ブーゲンビリアを大きくしたいときはどうする?
ブーゲンビリアを大きく育てたい場合は、土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと水やりをし、緩効性化成肥料を2か月に1回、規定量を与えます。
水や肥料をしっかりと与えると、花付きは悪くなりますが、ブーゲンビリアを大きく育てることができます。花を咲かせながらでもゆっくりと大きくなりますが、早く好みの大きさに育てたい場合は、水や肥料の量を調整してみましょう。
地植えで冬越しさせたい場合も、初年にこの方法で大きく育てておくと冬越ししやすいです。 好みの大きさまで育ったら、花付きをよくする育て方に変えましょう。
ブーゲンビリアの育て方まとめ
Photo by むーたんさん@GreenSnap
ブーゲンビリアの花びらのように見える場所は、葉が変色したもので、じつは花びらのように見える葉の真ん中に、小さなかわいい花があります。
ブーゲンビリアはさまざまな品種があり、花の色や形が豊富です。寒さに強い品種を選ぶと育てやすいですよ。ぜひ、お気に入りのブーゲンビリアをみつけて育ててみてくださいね。