ゴーヤの種まき時期や収穫時期は?プランターでの育て方を徹底解説
2024/5/20
ゴーヤの基本情報
科・属 | ウリ科ツルレイシ属 |
栽培難易度 | やさしい |
種まき時期 | 3〜4月(発芽気温:25〜30℃) |
収穫時期 | 7〜9月 |
栽培場所 | 風通しと日当たりのよい場所(生育適温:20〜30℃) |
連作障害 | あり |
ゴーヤの栽培は初心者にもかんたん?

Photo by 眞魚さん@GreenSnap
ゴーヤとは独特な苦みのある夏野菜で、ゴーヤにはビタミンCや食物繊維などが含まれ、栄養価も高いです。
ゴーヤは初心者でも育てやすいため、家庭菜園でも人気があります。畑だけでなく、プランターでも大きな実を収穫することができます。
また、ゴーヤはつる性植物なので、つるをネットに誘引させればグリーンカーテンを楽しむこともできます。
ゴーヤの育て方
栽培場所
ゴーヤは日当たりがよく、ほどよく風の通る場所を好みます。
用土
ゴーヤは市販の野菜用培養土で問題なく育ちます。
種まき
ゴーヤの種まき時期は、3〜4月頃が適期です。ゴーヤの種の発芽には、25℃程度必要ですので、気温が安定して暖かくなってから種まきしましょう。
まずは育苗ポットに指先で1cm程度のくぼみをつけて、種を2粒まきます。発芽したら生育の悪いものを間引きましょう。
植え付け
ゴーヤの苗の植え付け(定植)時期は、5月頃が適期です。苗の本場が3〜4枚ほどまで成長したらプランターに植え付けるタイミングです。
土をプランターの上部から5cm下のところまで入れ、苗同士の間隔を約30cmほどあけて植えましょう。
水やり頻度
ゴーヤは水を好むため、毎日水やりを行いましょう。特に、収穫時期は水分を多く必要とするため、乾燥しすぎないように注意してください。
肥料・追肥
ゴーヤは成長が早いため、植え付け2週間後から収穫までの間、定期的に肥料を与えます。
2週間に1回の頻度で、化成肥料を株の周りに均一にまき、上から軽く土を被せて株元に寄せます。
支柱立て
ゴーヤはつるを伸ばす性質を持つため、支柱を立てることが不可欠です。プランターの四隅に支柱を立て、さらに横棒を立てて固定したり、紐をかけてしっかり固定します。
摘心
ゴーヤの本葉が6〜7本ほどまで生えてきたら、摘心します。こうすることで、子づるが伸びて、実の収穫量がアップします。詳しい摘心方法については、こちらを参考にしてください。
誘引
ゴーヤのつるが伸び始めたら、支柱やひもにつるを誘引します。
受粉
ゴーヤは自然に受粉することもありますが、確実に実をつけるためには人工授粉を行うといいでしょう。 雄花の花粉を、開花した日の午前中に、雌花(花の下に小さな実がついている)につけます。
収穫
ゴーヤの収穫時期は、7〜9月頃です。実が15~20cmほどの大きさになり、色が濃い緑色になったら収穫のタイミングです。
あまり長く放置すると苦味が強くなるため、早めに収穫するのが良いでしょう。収穫は定期的に行い、実が育ちすぎないように注意します。
病気・害虫
ゴーヤは比較的病害虫に強いといわれています。
ゴーヤをプランターで栽培するときの注意点
ゴーヤをプランターで栽培するときは、幅60cm、深さ30cm以上ある大きさの容器を準備しましょう。このサイズのプランターに、1〜2株植え付けるのが一般的です。
ゴーヤの育て方についてよくある質問
ゴーヤを種まきから栽培するのはむずかしい?種の発芽率を上げるには?
ゴーヤは発芽率があまりよくないため、種から育てたい場合は、種の端に爪切りなどで切り込みを入れて、種を水に浸けておきましょう。
ゴーヤの肥料過多、肥料不足のサインは?
ゴーヤ栽培では肥料も大切ですが、量が多すぎたり少なすぎてもよくありません。肥料過多の場合は、葉の周りが茶色くなって丸まります。
その他、つるの先端に元気がなくなり、葉もしおれてしまうようです。 逆に、肥料不足になると葉色が黄色くなったりつるの成長が遅くなったりします。その場合は、追肥してから様子を見ましょう。
ゴーヤは肥料過多になると枯れてしまうことがあるので、与えすぎには注意が必要です。
ゴーヤのコンパニオンプランツは?
ゴーヤは単体ではなくコンパニオンプランツと一緒に育てることで、相互によい効果が期待できます。長ネギや玉ねぎなどはゴーヤと相性がよく、一緒に育てるとつる割れ病の発生を抑制してウリハムシの予防効果があるようです。
その他、カブやトウモロコシは相互の成長を促進させる効果があるといわれています。
一方で、オクラやニンジン、同じウリ科の野菜とは相性が悪いです。こぶ線虫などが発生して生育も悪くなってしまいます。
野菜にも相性があるので、植える前にゴーヤのコンパニオンプランツかどうか確認してから育てましょう。
ゴーヤをプランターで育ててみよう!

Photo by まっちゃんさん@GreenSnap
ゴーヤは緑色のゴツゴツした見た目が特徴の夏野菜。苦みのある風味で、ゴーヤチャンプルーなどでおいしく召し上がれますね。ゴーヤは畑やプランターで育てることができ、育て方のコツを押さえればそこまで難しくありません。
興味があれば、ぜひとも家庭菜園でゴーヤを育ててみてはいかがでしょうか?