【トルコキキョウの育て方】種まきの時期は?冬越しは必要?
2024/3/12
トルコキキョウの基本情報
科・属 | リンドウ科ユーストマ属 |
分類 | 一年草 |
植え付け時期 | 3〜5月 |
開花時期 | 4〜7月、9〜10月 |
置き場所 | 日当たりのよい場所 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:必要 |
トルコキキョウとは
Photo by ビタミンR-1さん@GreenSnap
トルコキキョウは、リンドウ科ユーストマ属の一年草で、可憐な花を咲かせる夏の草花です。原種は一重咲きの紫色の花ですが、品種改良によって現在は300種類以上の園芸品種があり、花色は白や紫、ピンクなど、花姿も多様です。
トルコキキョウは乾燥には強いですが、雨に当たると葉や花が傷みやすいので、軒下や室内などに移動しやすいよう、鉢植えで育てられます。
トルコキキョウの育て方
日当たり
トルコキキョウは日当たりのよい場所で育てます。雨に当たると花や葉が傷むので、梅雨時期は雨の当たらない場所に置いてください。
水やり
トルコキキョウの水やりは、土の表面が乾いたら、花や葉に直接かけないように株元から水やりをします。
種まき・植え付け
種まき
トルコキキョウの種まきは9〜10月が適期で、発芽適温は20℃前後です。寒冷地では3〜4月に種まきをしましょう。トルコキキョウの種まきから育てるのは難しく、初心者の方は苗から育てるのがおすすめです。
種まきの方法は、ピートバンに種をまき、覆土せずに発芽を待ちます。水やりは種が流れないように底面給で行い、明るい日陰で管理します。2週間ほどで発芽し、本葉が4枚ほどになったら植え付けをします。
植え付け
トルコキキョウの植え付けは3〜5月が適期です。直根性なので、根を傷つけないように根鉢は崩さずに植え付けをしてください。
用土
トルコキキョウは水はけのよい土を好み、市販の花と野菜の培養土や赤玉土中粒5:腐葉土3:ピートモス2の配合土が使えます。
肥料
トルコキキョウの肥料は、植え付けの際に元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。追肥は、9〜10月に液体肥料、11月〜6月にかけて緩効性化成肥料を与えます。地植えの場合は、4〜6月に緩効性化成肥料を追肥します。
支柱・仕立て
草丈の高くなる品種は、風などで倒れないように5〜7月頃に、はやめに支柱を立てておきましょう。
切り戻し・剪定
トルコキキョウの剪定は、5〜7月が適期です。5〜6月頃に、トルコキキョウの茎が5〜6節になったら、茎の先端を切り落とす摘心をしましょう。摘心をすることでわき芽が伸びて、より多くの花を咲かせる株になります。
また、6〜7月頃の初夏に花が一通り咲き終わったら、2〜3節残して株元から切り戻しをします。
夏越し・冬越し
トルコキキョウの夏越し作業は、とくに必要ありません。
冬越しは、凍ったり霜に当たらないように、室内に移して管理しましょう。
病気・害虫
病気は、立枯病や灰色かび病、根腐れに注意します。多湿の環境で発生しやすいため、日当たりと風通しのよい場所で育てて予防します。
害虫は、アブラムシやヨトウムシ、コナガ、ナメクジなどに注意し、見つけたらすぐに駆除します。アブラムシやヨトウムシ、コナガは新芽やつぼみを食害するので、開花前には注意して、よく観察をしましょう。
植え替え
トルコキキョウは一年草のため、植え替えは必要ありません。
トルコキキョウの育て方まとめ
Photo by モクレンさん@GreenSnap
トルコキキョウは、基本的なお手入れをして雨にあたらないように育てれば、美しくかわいらしい花が楽しめます。また、切り花もお手入れがよければ2週間ほどもつので、お部屋の中でも楽しめますね。
ぜひこの記事を参考にトルコキキョウを育ててみてくださいね。