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【ビーツの育て方】種まきから収穫までどのくらい?間引きや肥料のタイミングは?

2024/3/22

ビーツの基本情報

科・属 ヒユ科/フダンソウ属
栽培難易度 ふつう
植え付け時期 3月〜4月、9月〜10月
収穫時期 6月〜7月、11月〜12月
置き場所 日当たりと風通しの良い場所
肥料 元肥・追肥が必要

ビーツとは

ビーツ

Photo by ちよさん@GreenSnap

ビーツはヒユ科フダンソウ属の根菜で、「食べる点滴」とも呼ばれるほど栄養価が高い野菜として知られています。

赤いカブのような見た目ですが、ホウレンソウなどと同じヒユ科の植物です。甘みとジューシーな食感が特徴的な根菜野菜で、ボリューミーなサラダや酢漬けなどに使われます。

ビーツの育て方

置き場所・日当たり

ビーツは日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。ベランダなどでプランター栽培する場合も、日光をたっぷり浴びられる場所に置くのがポイントですね。

土づくり

ビーツを畑で育てる場合は、種まきの2週間前から土の準備をしましょう。1㎡に対し堆肥2kgと苦土石灰100gをよく混ぜ、さらに1週間後に化成肥料を規定量まいたら、高さ10cm程度、幅60〜80cmの畝を立てておきましょう。

プランターなどで栽培する場合は、市販の野菜用培養土が便利です。

種まき

ビーツの種まき時期は、3〜4月の春まき春と、9〜10月の秋まきの年2回です。畑でもプランターでも直まきで育てるのが一般的です。

なお、ビーツの種は固いので、種まき前に水に数時間つけておくと発芽がそろいます。1cm程度の深さの溝をつくり、10〜15cm間隔で1列にまいていきましょう。うすく土を被せたら、たっぷりと水やりをしてください。

間引き

ビーツが発芽したら、本葉が2〜3枚になるころを目安に間引きを行います。生育の良い株を残して、まずは株間を10cmくらいに広げましょう。間引いた芽は、サラダなどに利用できますよ。さらに本葉5〜6枚ほどに大きくなってきたら、再度間引きをして15〜20cm間隔に調整するのがおすすめです。

苗の植え付け

ビーツは直まきが基本なので、苗の植え付けはあまり一般的ではありません。もし苗を購入した場合は、株間20cmほどとって植え付けしてください。根を痛めないよう、根鉢は崩さずに丁寧に扱いましょう。

水やり

ビーツは水を好む野菜です。プランターで栽培する場合は、土の表面が乾いたら、たっぷりと水をあげるようにしましょう。とくに発芽後は土が乾燥しないように注意が必要ですね。ただし、葉が水に濡れると病気の原因になるので、株元に水をかけるよう心がけてください。

畑に地植えしている場合は、発芽が揃ってきたら基本的に水やりは不要です。

肥料

ビーツは元肥のほか、追肥が効果的な野菜です。追肥を与えるタイミングは本葉が5〜6枚に成長した頃です。間引きと一緒に作業すると忘れずにすみますよ。なお、窒素分の多い肥料は葉ばかりが茂ってしまうので、リン酸・カリの比重が大きめの肥料を与えるのがおすすめです。

収穫

ビーツの収穫は、植え付けから70日前後が目安です。地上部の葉が30cmほどに伸び、根が直径5〜6cmに肥大したら収穫の目安となります。大きすぎると繊維質になり食味が落ちてしまうので、こまめに収穫するのがおすすめです。

収穫後はすぐに葉を切り落とし、濡らした新聞紙などに包んで冷蔵庫で保存しましょう。

病気・害虫

ビーツは病害虫に比較的強い野菜ですが、うどんこ病や炭疽病などにかかることがあります。日当たりと風通しを良くし、水はけの良い土で育てることが予防になります。害虫ではアブラムシの発生に注意しましょう。見つけ次第こまめに捕殺するか、農薬を使って防除します。

ビーツについてよくある質問

初心者におすすめの品種は?

初めてビーツを育てる方におすすめなのは、「デトロイト」という品種です。生育が揃いやすく、栽培も比較的簡単なので育てやすいですよ。おいしさも抜群なので、ぜひ試してみてくださいね。

種まきから収穫までどれくらいかかる?

ビーツの栽培期間は、種まきから70日前後が目安となります。春まきでは6〜7月頃、秋まきでは11〜12月頃が収穫適期です。あまり大きくなり過ぎないうちに、こまめに収穫するのがおいしく食べるコツですね。

ビーツを育ててみよう!

ビーツは少し珍しい野菜かもしれませんが、育て方はそれほど難しくありません。カラフルな見た目も食卓を鮮やかに彩ってくれるでしょう。あまり流通していない野菜だからこそ、自分で育ててみる価値は十分にありますよ。ぜひ、畑やプランターでビーツ栽培に挑戦してみてくださいね。