種から育てる バジルの育て方!種まき時期や水やり頻度、冬越し方法
2024/11/6
バジルの基本情報
科・属 | シソ科メボウキ属 |
種まき時期 | 4〜6月 |
収穫時期 | 5〜11月 |
栽培場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
水やり頻度 | 土の表面が乾いたらたっぷり(夏場は朝夕の2回) |
肥料 | 植え付け直後から収穫まで月1頻度で追肥 |
耐寒性 | 弱い |
バジルは種から育てることも簡単です!
Photo by まめさん@GreenSnap
バジルとは、インドなど熱帯アジア原産のシソ科の多年草です。爽やかな香りがトマトなどと相性がよく、イタリア料理にもよいハーブとして使われています。見た目の特徴は葉はふっくらとした緑色をしており、枝分かれしやすいのが特徴です。
バジルは夏の暑さには強いですが、冬の寒さには弱いという性質があります。そのため、地植えではなくプランター栽培がおすすめです。
バジルは種の発芽率も悪くないため、種から育てることも容易です。
種から育てる!バジルの育て方(プランター栽培)
日当たり
バジルは日当たりのいい場所を好みます。
用土
バジルは水はけのいい、肥沃な土を好みます。
プランター栽培の場合は、野菜用培養土やハーブ用培養土で問題ありません。
種まき時期・植え付け
バジルの種まき時期は4〜5月頃が適期です。種を10cm間隔ですじまきにして、軽く土をかぶせます。
種が発芽して、本葉が2枚ほどになったら5cm間隔になるように間引きます。さらに、最終的に株同士の間隔が15〜20cm程度になるように調整します。
苗から育てる場合は、最初から15cm間隔になるように植え付けましょう。苗の植え付け時期は5〜6月頃が適期です。定植する際、根鉢を崩さないように注意してください。
水やり頻度
バジルの種まき及び植え付け直後は、根と土を密着させるためにたっぷり水やりをします。
種から発芽してからは、土が乾いたら水やりすれば問題ありません。鉢やプランターでは水切れしやすいため、夏は要注意です。
肥料・追肥
バジルは肥料を好みます。植え付け前に、元肥として化成肥料や油かすなどを十分にすき込んでおきましょう。
植え付け後は、2週間に1回の頻度で液体肥料を、もしくは1ヶ月に1回の頻度で化成肥料を与えます。
摘心
バジルの草丈が20cmほどになったら、下から2〜3節までを残して、頂上の芽を切り落とします。
ちなみに、この切り落とした芽で、新たにバジルを増やすこともできます。
収穫
バジルの収穫時期は、5〜11月頃です。
病気・害虫
バジルはアブラムシやハダニなどの害虫が発生する可能性があります。
バジルの冬の育て方(冬越し)
バジルは寒さに弱いため、地植えで冬越しするのは基本的にはむずかしいとされています。
ただし、室内で気温を15℃(最低10℃)に保てる場合は、冬の間室内に取り込むことで冬越しできる可能性もあります。この間、窓際の日当たりのいい場所で鉢を管理し、水やりは控えめ、肥料は完全にストップさせましょう。
バジルの育て方についてよくある質問
バジルの種まきから発芽までの日数はどれくらい?
バジルは種まきから約10日ほどで発芽します。ただし、これはバジルの発芽気温20℃を保てている場合と想定します。
バジルは室内栽培もできる?
バジルは日当たりを好むため、できるだけ春秋はできるだけ屋外で日光浴させたほうがよく育ちます。ただし、室温を20〜25℃に保て、十分な日当たりを確保できる条件を満たせば、室内で栽培することも可能です。
また、室内でバジルを栽培したい場合は水耕栽培という方法を選択するのもおすすめです。
バジルの増やし方は?
バジルは挿し木で株を増やすことが可能です。バジルの収穫量を増やしたい方はぜひ挿し木に挑戦してみましょう。10~15cmほどの枝をカッターなどでななめに切ります。挿し木は先端に近い部分の葉を残したら、水を入れた容器に挿し木を挿し、倒れないように固定します。しばらくして根が出てきたら、土に植え替えましょう。
バジルの育て方は冬越しできるかがポイント!
Photo by そえ島さん@GreenSnap
バジルは日当たりがよい場所を選び、水切れなどを起こさないよう注意しながら育てましょう。夏の暑さに強いバジルですが、冬の寒さには弱いので、年中育てたい場合は、室内での水耕栽培という育て方にチャレンジしてみましょう。
株式会社ポタジェガーデン 営業担当
ハーブ専門ポタジェガーデンに約10年仕事をさせてもらい、畑生産、苗生産、出荷から現在営業職を行っております。
現場で培った経験と知識を営業で更に深く掘り下げ、多くの方に伝えられる様に日々努めております。
バジルの和名「メボウキソウ」は、そのむかし日本ではバジルの種で目を洗っていたことに由来します。チアのように種に水分を含ませると透明なゼリー状の膜ができます。このゼリーを使って目のごみを取ったことからメボウキソウと命名されたそうです。