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【モッコウバラの育て方】鉢植えにできる?冬のお手入れは?

2024/1/31

モッコウバラの基本情報

科・属 バラ科バラ属
分類 常緑性低木、つる性
植え付け時期 10~11月
開花時期 4~5月
剪定時期 6~7月、12~1月
置き場所 日当たりと風通しのよい場所
肥料 元肥・追肥:必要

モッコウバラとは

モッコウバラPhoto by Kevinさん@GreenSnap

モッコウバラは、バラ科バラ属の常緑性低木で、一季咲きつる性バラの原種です。4〜5月の春に淡黄色や白色の2〜3cmほどの花をたくさん咲かせ、ほんのりと甘い香りを放ちます。

モッコウバラにはトゲがなく、病害虫にも強いため、初心者にも育てやすい品種です。またつる性なのでアーチやフェンスに誘引して楽しむことができます。

モッコウバラの育て方

日当たり

モッコウバラは日当たりと風通しのよい場所で育てます。半日陰でも育てることができますが、日当たりがよいほうが花つきはよくなります。

植え付け

モッコウバラの植え付けは10〜11月が適期で、根についた土は崩さずに、根鉢のまま植え付けます。

地植えのモッコウバラは、最大10mととても大きくなるので誘引できるようにフェンスやアーチを立てておきましょう。鉢植えの場合は、二回りほど大きい鉢を選び、こちらもつるを誘引できるよう支柱を立てておきます。

用土

モッコウバラは水はけと水もちのよい土を好みます。鉢植えの場合は、バラ専用培養土や草花専用培養土が適しています。

地植えの場合は、植え付けの2週間前に土を掘り起こし、腐葉土と堆肥、または緩効性肥料を混ぜて土づくりをしておきましょう。

肥料

肥料は、植え付け時に元肥として堆肥や緩効性肥料を混ぜておきます。追肥は、花後から9月頃まで、月2回ほど油かすや緩効性化成肥料、またはバラ専用肥料を施肥します。

モッコウバラは多肥になると花つきが悪くなってしまうため、肥料のやりすぎには注意しましょう。

水やり

地植えの場合は、基本的に水やりは必要ありませんが、夏に高温で乾燥が続く場合は水やりをしましょう。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、たっぷり水やりをします。

切り戻し・剪定

モッコウバラの剪定は、花後の6〜7月が適期です。モッコウバラの枝には、木を大きくするためにまっすぐ伸びる太めの枝(シュート)と、短くジグザクに伸びて花を咲かせる枝の枝があります。

剪定の方法は、花が咲いていた枝を付け根からカットします。またこのときに今年伸びたシュートや混み合った枝も剪定するとよいです。ただし、アーチなどに誘引して仕立てるため大きくしたい場合には、シュートは切らないでおきます。

夏越し・冬越し

モッコウバラは夏に旺盛に伸び、夏越しの必要はありませんが、乾燥しないよう水やりの頻度を増やしましょう。

またモッコウバラの寒さにも強く、寒冷地以外であれば屋外で冬越しすることができます。霜が降りるようであればマルチングをするとよいです。寒冷地で育てる場合は、鉢植えにして冬は室内に移して育てられるようにしましょう。

病気・害虫

モッコウバラは病害虫に強く、あまり被害はみられません。ただし、枝が混み合い、風通しが悪くなるとアブラムシやハダニが発生することがあります。毎年剪定して予防するほか、発見しだい駆除しましょう

植え替え

モッコウバラの植え替えは、10〜11月が適期です。鉢の中が根でいっぱいになったら1〜2回り大きい鉢に植え替えます。

モッコウバラの育て方のよくある質問

モッコウバラは鉢植えでも育てられる?

モッコウバラは生育旺盛で大きく育ちますが、鉢植えでも育てることができます。つる性で成長も早いため、つるを螺旋状に巻きつけて仕立てる「あんどん仕立て」がコンパクトでおすすめです。

モッコウバラの冬のお手入れは?

冬は、霜が降りるようであればマルチングをして、寒冷地では室内に移して育てましょう。また基本的に冬の剪定は必要ありませんが、花つきが悪かったり、樹形が崩れている場合には、12〜1月頃に剪定をします。

ただし、このときには花芽がついているため、間違って切り落とさないよう枝をよくみて、伸びすぎた枝や古い枝のみを切り落とします。

モッコウバラの育て方まとめ

モッコウバラPhoto by EMMAさん@GreenSnap

モッコウバラは生育旺盛で病害虫にも強く、トゲもないので仕立てやすく、初心者も安心して育てられるバラです。一方で、育てるためにある程度のスペースが必要なので、地植えにするときは場所を見極めて植え付けましょう。

ぜひこの記事を参考にモッコウバラを育ててみてくださいね。