【桔梗の育て方】植えっぱなしでも冬越しできる?種まき時期はいつ?
2023/8/9
桔梗の基本情報
科・属 | キキョウ科キキョウ属 |
種まき時期 | 2〜5月 |
開花時期 | 6〜10月 |
育てる場所 | 日当たりと風通しのよい場所で育てる |
水やり | 地植えの場合は不要。鉢植えはこまめに水やりする |
肥料 | 3~9月 |
夏越し・冬越し | 冬は腐葉土などでマルチングする。夏は明るい日陰で育てる |
桔梗の育て方

Photo by ミサさん@GreenSnap
日当たり・育てる場所
桔梗は、日当たりや風通しのよい環境でよく育ちます。鉢植えの桔梗を室内で育てるなら、なるべく日当たりのよい場所に置きましょう。
用土
桔梗は、水はけのよい用土を好み、鉢植えで育てる際は赤玉土(小粒)5:腐葉土3:鹿沼土2の割合で混ぜた用土を使うとよいでしょう。
種まき・植え付け
桔梗の種まきは2〜4月頃、植え付け時期は2〜3月頃が適期です。桔梗は深く植えると新芽が伸びにくいため、地表近くに浅く植えるとよいでしょう。
水やり
鉢植えの桔梗は、土が乾燥したタイミングでたっぷり水を与えます。地植えの場合は、根付けば水やりをする必要はありません。
肥料
桔梗は、植え付け時に元肥として緩効性肥料を混ぜておきます。鉢植えの場合は、花が咲いている間に適量の肥料を与えましょう。植え替えのときは、リン酸やカリウムを多く含んだ緩効性肥料を施すとよいです。
剪定・切り戻し
桔梗の剪定は、花が咲き終わる7~8月頃が適期です。花が咲き終わったら、2/3ほどの茎を残して切り戻します。この時期に剪定することで、秋の時期もきれいな花が楽しめるでしょう。
夏越し・冬越し
桔梗は暑さに弱いため、夏は明るい日陰で管理するとよいです。一方で、寒さには強い傾向があるので、冬場は植えっぱなしでも問題ありません。霜が発生する地域では、腐葉土を被せてマルチングすることをおすすめします。
植え替え
桔梗の植え替えは、春または秋頃が適期といえます。鉢植えなら1年に1回、地植えの場合は3年に1回のペースで植え替えるとよいです。鉢植えは古い鉢から株を抜き取り、土を落とします。長く伸びた根などはカットして、一回りほど大きな鉢に植え替えてくださいね。
桔梗の育て方についてよくある質問
桔梗の花が咲かない!茎が伸びすぎる原因は?
Photo by ふぅぅぅさん@GreenSnap
桔梗の花が咲かない理由はいくつかありますが、その一つが育てる環境です。一年を通して日当たりのよい場所を好むため、日陰で育てると花が咲かないことがあります。室内で育てる場合でも、窓辺など日光が当たる場所に置くようにしましょう。
また、根詰まりが原因なこともあるようです。そのため、定期的に植え替えをするようにしてください。そのほか、桔梗は剪定時期に花芽をカットしてしまうと、花が咲かなくなってしまいます。剪定するときには、花芽を摘み取らないよう注意しましょう
桔梗の花が終わったら球根は植えっぱなしでも大丈夫?
桔梗は地植えで育てていれば、球根を堀り上げずに植えっぱなしで育てられます。一方、鉢植えの場合は植えっぱなしで育ててしまうと、根詰まりを起こすことがあるようです。そのため、定期的に植え替えをしてくださいね。
桔梗の挿し芽による増やし方は?
桔梗の株分けや種まき、挿し芽で増やすことができ、挿し芽は5〜6月が適期です。新しく伸びた枝を、切り口がななめになるようにカットします。水を入れた容器に挿し穂を1時間ほど浸して、水あげしておきましょう。
次に、下葉を2〜3枚ほど取りのぞいたら、土を入れた新しい鉢に挿し穂をさします。発根するまでの間は、明るい日陰で乾燥させないように管理しましょう。
桔梗は植えっぱなしOKで育て方もかんたん!
Photo by fzkさん@GreenSnap
桔梗は、星型をした花がなんともかわいらしいですね。パープルの品種が多いですが、ピンク色や白色などの花色もありますよ。桔梗は球根植物ですが、地植えなら植えっぱなしでも育てることができます。鉢植えはそのままだと根詰まりを引き起こすため、定期的に植え替えてくださいね。
桔梗は育て方も難しくないので、初心者の方でも育てやすいです。機会があれば、ご自宅で桔梗を育ててみることをおすすめします。