【アスチルベの育て方】植え替え時期は?冬越しはどうする?
2024/2/2
アスチルベの基本情報
科・属 | ユキノシタ科アスチルベ属 |
分類 | 多年草 |
植え付け時期 | 3月~4月、10~11月 |
開花時期 | 5月~7月、9月 |
置き場所 | 木漏れ日のような場所または半日陰 |
肥料 | 元肥・追肥:必要 |
アスチルベとは
Photo by ohanaさん@GreenSnap
アスチルベは、ユキノシタ科に属する多年草で、日本の山野にも自生しています。アスチルベは耐陰性があって多湿にも強く、梅雨ごろに円錐形の花茎を伸ばしピンクや白などの花を咲かせます。また寒さにも強く、日本の気候でとても育てやすい草花です。
このほか品種にもよりますが、草丈60〜90cm、幅は40〜80cmほどと大きく育ちます。
アスチルベの育て方
日当たり
アスチルベは木漏れ日のような場所や半日陰で育てます。ただし、夏の暑さや乾燥に弱いため、夏の直射日光は避けるようにしましょう。
水やり
アスチルベの水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。とくに開花時期の5〜7月や夏は、乾燥させないよう注意してください。
種まき・植え付け
アスチルベの植え付けは3月〜4月、10〜11月が適期で、根鉢を崩さずに行ってください。地植えで複数株植えるときは株間を40〜60cmほどあけて植え付けます。
用土
アスチルベは水はけがよく保水性のある土壌を好み、山野草の培養土が使えます。また地植えする際は、腐葉土を土に混ぜるとよいです。
肥料
アスチルベの肥料は、植え付け時に元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。また開花前の3〜4月頃と開花後の10月頃に緩効性肥料を追肥します。
切り戻し・剪定
アスチルベの剪定は必要ありません。ただし、花がらはすぐに摘み取り、冬に地上部が枯れたら株元から刈り取るようにしましょう。
夏越し・冬越し
アスチルベは高温と乾燥に弱いので、夏の強い日差しを避けた半日陰に移して、乾燥に注意して水やりをします。一方で寒さに強いため、冬越し作業は必要ありません。
病気・害虫
病気は、黒斑病に注意します。風通しが悪い多湿の環境で発生しやすく、葉に黒い点ができます。発生したら薬剤で対処しましょう。
害虫は、アブラムシやカイガラムシに注意します。春ごろに発生しやすく発見しだい駆除しましょう。
植え替え
アスチルベの植え替えは3月〜4月、10〜11月が適期です。鉢底から根が出て根詰まりを起こしているようであれば植え替えをしましょう。
アスチルベの育て方についてよくある質問
アスチルベはどうやって増やす?
アスチルベは株分けで増やすことができます。株分けの適期は10月頃で、植え付けから数年経った株は、地中で根が混み合って生育が衰えてくるので、株を掘り上げて切り分け、再度植え付けましょう。
アスチルベの花が咲かない!どうして?
アスチルベは日陰でも育てることができますが、全く日が当たらない環境では、生育が悪くなり花数も減ってしまいます。半日陰や木漏れ日のような場所に置いて育てましょう。
アスチルベの育て方まとめ
Photo by ハルヒツジさん@GreenSnap
アスチルベは、日本の気候でとても育てやすく初心者向きの草花です。また美しく存在感のある花穂で庭を彩ってくれ、シェードガーデンでも人気がありますよ。
ぜひこの記事を参考にアスチルベを育ててみてくださいね。