【アスターの育て方】種まき時期は?発芽しない、枯れる原因は?
2024/7/8
アスターの基本情報
科・属 | キク科エゾギク属 |
分類 | 一年草 |
種まき時期 | 3〜5月 |
開花時期 | 7〜8月 |
置き場所 | 日当たりがよい場所 |
肥料 | 元肥・追肥:必要 |
アスターとは
Photo by saiさん@GreenSnap
アスターは、キク科エゾキク属の一年草ですが、宿根草の品種もあります。開花時期は7〜8月で、白やピンク、紫、赤色などの花を咲かせます。花形は一重咲きや八重咲き、ポンポン咲きなどがあり、大きさも3〜10cmと品種によって様々です。
夏のお盆時期の仏花など切り花として用いられてきましたが、最近では大輪種なども登場し、観賞用としても人気があります。
アスターの育て方
日当たり
アスターは、日当たりのよい場所を好みます。日照時間が足りないと茎が間延びし、花つきが悪くなります。
水やり
アスターは乾燥気味を好み、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。過湿はさけて、水やりの際は葉やつぼみに水がかからないよう、株元から水やりをしましょう。
種まき
アスターの種まき時期は、3〜4月または9〜10月が適期です。秋まきの場合は、霜よけなどをして冬越しが必要になるので、初心者は春まきがおすすめです。
種まきの方法は、育苗ポットに種を数粒まき、発芽するまで風通しがよく直射日光の当たらない場所で土が乾燥しないように管理します。1〜2週間ほどで発芽し、本葉が4〜5枚になったら植え付けます。
植え付け
植え付けは4〜5月、または9〜10月が適期です。株同士の間隔は15cm以上あけ、地植えの場合は2週間前に苦土石灰を土に混ぜ込み、土づくりをしておきましょう。
用土
アスターは、水はけがよく中性の土壌を好みます。鉢植えの場合は、市販の草花の培養土や赤玉土6:腐葉土4の配合土が使えます。地植えの場合は、植え付けの2週間前に苦土石灰を混ぜて酸度調整をしてください。
またアスターは連作障害を起こすため、同じ土は使わないようにしましょう。
肥料
肥料は、植え付けの際に元肥として緩効性肥料を与えます。追肥は、4〜9月にかけて薄めた液体肥料を2週間に1回与えるか、緩効性肥料を置き肥します。
チッ素成分の多い肥料は茎葉ばかり伸びて花つきが悪くなるため、リン酸やカリウムが多めの肥料を選びましょう。
支柱・仕立て
高性種や大輪の花をつける品種では、支柱を使って茎を支えることがあります。
切り戻し・剪定
花が終わったら、花のついている茎の上部を切り取って花がら摘みをしましょう。
夏越し・冬越し
アスターは夏越しの必要はありません。
冬は、霜が降りるようであれば、軒下に移したりマルチングをして霜よけをしましょう。
病気・害虫
病気は、立ち枯れ病に注意します。害虫は、アブラムシやハダニなどに注意し、発見しだい薬剤などで駆除してください。
植え替え
一年草のため植え替えは必要ありませんが、連作障害を避けるために同じ場所での栽培は避けて、土の入れ替えを行いましょう。
アスターの育て方でよくある質問
アスターの種が発芽しない原因は?
アスターの種の発芽適温は15〜20℃です。気温が高くなると発芽しにくくなるため、先1週間の気温をよく調べてから種まきをしましょう。
アスターの花が枯れる原因でよくあるのは?
アスターは立枯病にかかりやすいです。これは連作障害や高温多湿が原因で発生し、進行すると周りの植物にも伝染するので、見つけたらすぐに取り除き、薬剤で対処しましょう。
アスターの育て方まとめ
Photo by saiさん@GreenSnap
アスターはお庭で楽しむだけでなく、切り花でお供物としても用いることができます。また園芸品種が豊富なので、好みにあった咲き方や色のアスターを見つけられますよ。ぜひこの記事を参考にアスターを育ててみてくださいね。