【アスプレニウムとは】育て方や人気の種類、花言葉や風水効果までご紹介!
2024/2/7
アスプレニウムの基本情報
科・属 | チャセンシダ科 / アスプレニウム属 |
分類 | 多年草 |
花言葉 | 「安らぎ」「永遠の若さ」 |
耐陰性 | 高い |
耐寒性 | やや低い(耐寒温度:10度以上) |
アスプレニウムとは
Photo by くまさん@GreenSnap
アスプレニウムは、主に熱帯から亜熱帯地域に分布するシダ植物の一種です。約700種が存在し、その多様な形状と美しい葉の模様で人気があります。日本にも古くから自生する品種があり、オオタニワタリという名でもよく知られています。日陰に強く、室内でも育てやすい観葉植物です。
アスプレニウムの育て方
置き場所・日当たり
アスプレニウムの置き場所は直射日光を避け、明るい日陰で育てるのが理想です。強い日差しに弱いので、とくに夏場は窓辺から離した場所に置きましょう。
水やり
アスプレニウムは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。とくに春から秋にかけてはよく水を吸うので水切れに注意してください。反対に、冬は水やりを控えめに、根腐れを防ぎましょう。
肥料
アスプレニウムは春から夏にかけての生育期に2ヶ月に1回、観葉植物用の緩効性肥料を与えましょう。冬は休眠期に入るので肥料を控えてください。
植え替え
アスプレニウムの植え替えは2〜3年に1回を目安に、根が鉢から溢れるようになったら、春に植え替えを行います。植え替えるときの土には、通気性の良い市販の観葉植物用培養土を使用しましょう。
夏越し・冬越し
アスプレニウムは日本の夏のような高温多湿にも強いですが、反対に寒さにややや弱いです。冬は10度以上を保つように室内で管理し、水やりを控える代わりに葉水をよくやりましょう。
病気・害虫
夏場は過湿による根腐れや、ハダニ、カイガラムシの発生に注意してください。定期的な葉水で予防できます。
アスプレニウムの育て方についてよくある質問
板付けして育てられる?やり方や手入れ方法は?
アスプレニウムは着生植物のひとつでもあるので、板付けで育てることもできます。板付けするときは、板に苔を敷き、その上に土を落としたアスプレニウムを置いて苔で根をサンドし、ワイヤーなどで固定するだけです。板付けアスプレニウムは定期的に霧吹きで水やりをしたり、液体肥料で施肥をして育てましょう。
葉先が枯れる原因や対処方法は?
アスプレニウムの葉先が枯れる主な原因は乾燥です。とくに冬は乾燥しやすい時期なので、定期的な葉水で湿度を保つことが重要です。また、夏は直射日光による葉焼けも考えられるため、置き場所を見直しましょう。
葉先が枯れた部分は元に戻らないので、清潔なハサミで切り取るといいです。切るときは斜めに先がとがるように切ると、剪定した後の不自然さが軽減されますよ。
アスプレニウムの代表的な種類・品種
アスプレニウム・コブラ
葉全体が大きく波打ち、肉厚で光沢のある姿が特徴です。葉の長さは40〜60センチほどで、日陰にも強く、初心者でも育てやすい品種です。
アスプレニウム・エメラルドウェーブ
名前の通り、ウェーブした葉が特徴的な品種です。他の品種よりも葉の色が淡く、太陽の光を当てると美しさが際立ちます。苔玉にして吊るして楽しむこともできます。
アスプレニウム・アビス
「アビス」はシマオオタニワタリの園芸品種で、深い緑色の葉を持ちます。葉は放射状に広がり、胞子嚢群が葉幅の1/2以内につくのが特徴です。比較的育てやすい品種です。
オオタニワタリ (Asplenium antiquum)
オオタニワタリは、シマオオタニワタリに似ていますが、葉の形がより丸みを帯び、全体的にコンパクトな印象です。葉色は濃緑で、室内の明るい場所で育てると良いでしょう。
シマオオタニワタリ (Asplenium nidus)
シマオオタニワタリは、長さ1.5m、幅0.2mにもなる大きな単葉を持ち、その美しい葉姿で人気があります。胞子嚢群が葉幅の1/2以内につくのが特徴で、比較的育てやすい品種です。
アスプレニウムの花言葉と風水効果
アスプレニウムの花言葉は「雄々しい」「勇ましい」です。アスプレニウムが過酷な環境でも大きく育つことから、この様な花言葉がつけられました。
また、アスプレニウムには家庭やオフィスに穏やかな雰囲気をもたらすという風水効果があるとされています。とくに、アスプレニウムを東側に置くと健康運と家族運が上がるようですよ。
アスプレニウムを育ててみよう!
美しい葉を持つアスプレニウムは、育てやすく初心者にもおすすめの観葉植物です。適切なケアをすることで、長くその美しさを楽しむことができます。風水効果も期待できるため、ぜひお部屋にアスプレニウムを飾って育ててみてください。