【ルッコラの育て方】種まきから収穫方法、間引きのコツ徹底解説!
2023/8/5
ルッコラの栽培情報
種まき時期 | 3〜4月、9~10月 |
収穫時期 | 4〜6月、10~12月 |
栽培場所 | 日当たりと風通しのよい場所で、やや酸性の土を好む。 |
水やり | 地植えは不要。鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと。 |
肥料 | 植えつけ時に堆肥や有機肥料を元肥として混ぜる。草丈10cm程度になったら液肥や化成肥料を少量追肥する。 |
土づくり | 畑栽培の場合は腐葉土を混ぜ込みふかふかに耕しておく。 |
ルッコラとは
ルッコラは、ゴマのような風味とピリッとした辛さが特徴のハーブです。生食はもちろん、スープや炒め物に加えてもおいしくいただけ、ビタミンやミネラルを豊富に含む栄養たっぷりの食材です。
畑でもプランターでも栽培でき、種から簡単に育てられるので、初心者の方にもおすすめです。
ルッコラの育て方
Photo by chiroさん@GreenSnap
ルッコラの育て方は、種からでも簡単に育てることができます。
1. 種まきの適期は3~4月または9~10月頃(発芽適温15~20℃)。種まきの1週間前までに畑の土に元肥を混ぜて耕し、畝を作っておく。
2. 畝に種を直接すじまき(種を横一直線にまく)し、土を薄くかけ、発芽まで乾燥しないように管理する。
3. 本葉が出たら生育の悪い芽を間引き、根元に土を寄せる。
4. 草丈5~6cmになったら、隣同士の株の葉がくっつかないくらいの間隔に間引き、根元に土を寄せる。
5. 草丈10cmくらいになったら、化成肥料や液肥を少量与える。
6. 草丈20cmくらいになったら、外側の葉から収穫する。
ルッコラのプランターでの育て方
Photo by うどんさん@GreenSnap
ルッコラをプランターで育てるには、深さ・直径ともに20cm以上あるプランターを用意してください。土は市販のハーブの培養土を使うと簡単。苗を植えつける時期や方法、基本的な育て方は畑栽培と同じです。
プランターは畑と比較して、土が乾燥しやすいです。水切れに注意し、土の表面が乾いたら、涼しい時間に鉢底から水が出るまで、たっぷりと水やりしてください。乾燥しすぎると葉が固くなり、苦みが強くなるので、マルチングなどで乾燥を防ぐ工夫もしてみましょう。
コンクリートの上やベランダなど、土が乾きやすく、プランターが高温になりやすい環境では、人工芝を敷いた上にすのこを置き、その上にプランターを置くのがおすすめ。寒冷紗などで日差しをやわらげてあげるのも効果的です。
室内で衛生的に育てたい方は、水耕栽培にチャレンジしてみましょう。水耕栽培は、切れ込みを入れたスポンジに種をまき、日当たりのよい場所で毎日水を変えながら育てる方法。使いたいときにすぐ収穫できて、おしゃれなインテリアになりますよ。
ルッコラの育て方についてよくある質問
ルッコラの種まきから発芽までの日数はどれくらい?
ルッコラは発芽適温の15~20℃であれば、2~3日で発芽します。ルッコラの種は発芽率が高いので、まいた種のほとんどが発芽するはずです。生育適温も15~20℃のため、発芽直後からよく育ちます。間引きながら収穫しましょう。
真夏や冬は育てにくい時期ですが、室内で育てたり、寒い季節にビニールトンネルで保温するなど工夫すれば、かなり長い期間栽培することができます。
ルッコラの花が咲いたらどうする?
ルッコラは春から初夏に、薄いクリーム色の花を咲かせます。とてもかわいい花ですが、花が咲くと葉が硬くなり、苦味も強くなってしまいます。そのため、葉を味わいたい場合はつぼみができたらすぐに、つぼみをカットしましょう。
花やつぼみも、ほのかなごまの香りが楽しめるので、無駄にせずスープなどで味わうのがおすすめです。春まきは早めに種まきをして、つぼみが上がってきたら株ごと収穫してしまってもよいでしょう。
ルッコラにつきやすい虫やかかりやすい病気は?
暖かくなってくるとルッコラには、アブラムシやイモムシなどの害虫が多くつきます。害虫を防ぐため、種まきをしたらすぐに防虫ネットを設置しましょう。また、風通しが悪いとうどんこ病などの病気が発生しやすくなります。日当たりと風通しのよい場所で育て、葉が混み合ってきたら葉を収穫して、風通しをよくしてあげましょう。
ルッコラを自宅で栽培してみよう!
ルッコラは種から簡単に育てられるハーブ。ルッコラを自宅で育てると、取れたての強い風味を味わうことができます。
ルッコラの風味が強くて食べづらいときには、半日陰で育ててみましょう。少しひょろっとした株になってしまいますが、風味がマイルドで食べやすいルッコラになりますよ。