【アロマティカスの育て方】増えすぎ対策や増やし方なども解説
2024/11/6
アロマティカスの基本情報
科・属 | シソ科プレクトランサス属 |
タイプ | 常緑多年草 |
管理温度 | 20~30℃前後が適温(耐寒10℃) |
植える場所 | 日当たりがよい場所に植える |
水やり | 春秋は土が乾いたらたっぷり、冬は控えめにする |
肥料 | 4~10月 |
収穫 | 通年 |
冬越し | 冬は室内へ移動させ、明るくて風通しのよい窓辺で育てるとよい |
アロマティカスを庭に植えてはいけないって本当?
Photo by ちんちろぷんさん@GreenSnap
食用としても用いられるアロマティカスとは、シソ科プレクトランサス属の原産地をインドや南アフリカとする多年性植物です。
乾燥に強く、病害虫にも強いことから育てやすく人気があります。また、そのかわいらしい見た目から、おしゃれなインテリアとして観葉植物としても親しまれています。
一方で、アロマティカスは生育旺盛な性質であるため、地植えなどにすると増えすぎてしまうことがあります。そうなると管理が大変なことから、庭に植えてはいけないといわれることもあるようです。
ただし、鉢植えにするなど適切に育てていれば、もちろん植えてはいけないということはないので安心してくださいね。
アロマティカスの育て方
アロマティカスの育て方は、日当たりのよい場所で管理することがポイントです。成長期にあたる春〜秋頃は土が乾いたらたっぷり水やりをしますが、冬場は控えめにします。アロマティカスは肥料を与える必要ないですが、元気がなければ株元に液肥を施しましょう。
鉢植えなら、鉢底から根がはみ出てきたタイミングで植え替えをしてくださいね。
アロマティカスの冬の育て方(冬越し)
アロマティカスは温暖な気候を好むため、気温10℃以下になったら暖かい室内へ移動させましょう。日中は日当たりのよい窓辺で管理し、夜になったら部屋の中央に移動させて管理するとよいです。
アロマティカスは寒さに弱いことから、地植えよりも鉢植え向きの植物です。地植えで育てている場合でも、冬になったら鉢に植え替えて暖かい場所で管理しましょう。アロマティカスは過湿が苦手なので、室内で育てる際はなるべく窓を開けて風通しよくすることが大切です。
アロマティカスの育て方についてよくある質問
アロマティカスが増えすぎたらどうする?
Photo by Mashmash☕︎さん@GreenSnap
アロマティカスが増えすぎた場合は、蒸れすぎを予防するために剪定をしてくださいね。
とくに、梅雨の時期になる前に剪定することで、夏場も快適に乗りきれます。アロマティカスの剪定方法は簡単で、枯れている葉や混み合っている枝などを中心にカットしましょう。
アロマティカスが木質化したらどうする?
アロマティカスを長い期間育てていると、木質化してしまいます。木質化すると、今までの柔らかい雰囲気や香り成分が少なくなってしまうようです。そのため、アロマティカスが木質化する前に柔らかい部分をカットし、挿し芽などで再び育てることをおすすめします。
アロマティカスの増やし方は挿し木がおすすめですか?
アロマティカスは、挿し木や水差しで増やすことができます。
挿し木の場合は、枝先を2~3節程の長さでカットしたら、下の葉を適度に切りとって挿し穂をつくります。用意した鉢に土を入れて、挿し穂を土に挿してください。その後、半日陰の風通しのよい場所に置くことで、2週間ほどで発根するでしょう。
水差しで増やすなら、茎を5cmほどカットして、葉の枚数を減らします。切り口の部分を斜めにカットしたら、水に浸しましょう。成長期なら、10日ほどすれば発根するようです。
アロマティカスは地植えの育て方に注意!
Photo by cazさん@GreenSnap
アロマティカスは、清涼感が溢れるハーブですね。鉢植えだとコンパクトに育ちますが、増えすぎてしまったら適度に剪定するようにしましょう。柔らかい雰囲気が魅力的なアロマティカスですが、長く育てていると木質化してしまいます。木質化を好まない方は、挿し芽にして育てることがおすすめです。
機会があれば、ご自宅でアロマティカスを育ててみてはいかがでしょうか。
株式会社ポタジェガーデン 営業担当
ハーブ専門ポタジェガーデンに約10年仕事をさせてもらい、畑生産、苗生産、出荷から現在営業職を行っております。
現場で培った経験と知識を営業で更に深く掘り下げ、多くの方に伝えられる様に日々努めております。
剪定し収穫されたアロマティカスは、サラダにして食べてもブレンドハーブティーでも楽しめます。