アンスリウムの育て方|花が咲かない?植え替え時期や枯れる原因を解説
2024/11/8
アンスリウムの基本情報
科・属 | サトイモ科ベニウチワ属 |
タイプ | 多年草 |
置き場所 | 明るい日陰〜半日陰(生育適温:20〜30℃) |
水やり | 春夏は表土が乾いたらたっぷり、冬は控えめにする。 |
開花時期 | 5〜10月 ※仏炎苞が色づく時期 |
耐陰性 | 強い |
耐寒性 | やや弱い(耐寒温度:10℃) |
冬越し | 室内の暖かい部屋に置く |
アンスリウムの特徴
アンスリウムは、光沢があるハート型の仏炎苞(ぶつえんほう)を持つのが特徴の観葉植物です。じつは仏炎苞は花ではなく、花を包むように葉が進化したもの。アンスリウムの花は仏炎苞の真ん中から伸びる棒のような部分です。
観葉植物は常緑のものが多いですが、華やかな色がアクセントとなるアンスリウムはトロピカルな雰囲気を放ち、ほかの観葉植物にはない雰囲気が魅力的です。
観葉植物としても人気ですが、日本では生花の花材としても定着しています。
アンスリウムの育て方
日当たり
アンスリウムは耐陰性が強いため、日陰の多い部屋でも育ちます。ただし、日光が弱すぎると葉色が悪くなり全体的に株も弱るので、日光がほとんど当たらないような場所で育てる場合は、定期的に日光浴をさせてやるとよいでしょう。
春〜秋は屋外でも育ちますが、直射日光に当てないように注意しましょう。直射日光に当たると葉焼けを起こし、葉色が抜けて白くなってしまうことがあります。
水やり
アンスリウムは高温多湿の環境を好むので、春〜秋の生育期には鉢土が乾いたらたっぷりと水をやります。さらに、葉水もこまめにするといいでしょう。
冬は、水やり頻度を控え、表土が乾いてから2〜3日あけて水やりしましょう。
また、夏場の暑い時期はハダニが発生しやすくなるので、葉水の回数を増やすことで予防します。
アンスリウムの冬越し
アンスリウムは寒さに弱いので、冬の時期は明るく暖かい室内で管理するといいでしょう。
また、冬はとくに過湿による根腐れに注意が必要です。水やり頻度は控えめにして、鉢土を乾かし気味に管理しますが、室内で暖房の効いている部屋では乾燥が激しい場合もあります。室温が暖かい時間帯に軽く霧吹きで葉水をしましょう。
アンスリウムの植え替え時期はいつ?
アンスリウムの植え替え時期は、生育期の5〜9月頃が最適です。1日の気温が15℃以上になったら、植え替え作業をおこないましょう。なお、植え替え頻度は2〜3年に1度です。
アンスリウムの花が咲かない原因
アンスリウムの花が咲かない原因は、おもに肥料不足、日照不足、根詰まりや根腐れの3つが考えられます。
肥料不足と日照不足
開花には体力が必要なので、養分が足りないと花芽が伸びてこないため、生育期に入ったら、月1回の緩効性肥料をやりましょう。
また、アンスリウムは耐陰性が強いですが、ずっと日に当たらないと弱って、花を咲かせる体力を蓄えることができません。日中はレース越しのカーテンなど、明るい日陰で管理することで、元気に育ちます。
根詰まりや根腐れ
肥料や日当たりに気を配っているにも関わらず花が咲かない場合は、根が鉢いっぱいに回るってスペースがなくなる根詰まり、過湿による根腐れを疑いましょう。
一度掘り起こして根の状態を確認し、傷んだり腐った根を取り除いて植え替えをしてください。
アンスリウムの育て方でよくある質問
アンスリウムが枯れる原因は?
アンスリウムが枯れる原因で一番多いのが根腐れです。根腐れは、まさに水のやりすぎが一番の原因です。根腐れを起こすと、葉が茶色く枯れて変色してきてしまいます。
毎日水やりをするのではなく、鉢土の状態をしっかり確認してから水やりを行いましょう。土の表面が乾いていても、中はまだ湿っていることもあります。不安な場合は水やりチェッカーなどを使って管理しましょう。
アンスリウムに剪定は必要ですか?
アンスリウムは株姿が乱れることはあまりないため、剪定の必要はありません。ただし、古くなってきた葉や花は剪定した方が見た目をきれいに保てます。
傷んできた茎は、清潔な花ハサミ使って根元から切り落としましょう。株が大きく育ってくると茎から既婚を出すことがあります。気根はそのままにしても問題ありませんが、じゃまであれば切り取ってしまっても影響はありません。
アンスリウムの育て方はかんたん!初心者にもおすすめ
アンスリウムの花をたくさん咲かせるためには、日中は日当たりのよい場所に置き、生育期にかけて定期的に肥料を与えましょう。
アンスリウムの花の寿命は1か月ほどですが、仏炎苞は約3カ月も持つほど長い期間楽しめ、インテリアグリーンとしてもぴったりですよ。
冬場の寒さに気をつければ、育て方もとても簡単ですよ。初心者にもおすすめのアンスリウムをお部屋に飾って楽しんでくださいね。
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