【アネモネの育て方】植えっぱなしでもいい?球根を植える時期を解説
2024/9/27
アネモネの基本情報
科・属 | キンポウゲ科アネモネ属 |
植え付け時期 | 10〜11月 |
開花時期 | 2〜5月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所で育てる |
水やり | 地植えは水やり不要。鉢植えの場合はこまめに与える |
肥料 | 10~3月 |
夏越し・冬越し | 冬は寒風が当たらない場所へ移動。夏は球根を掘り起こして日陰で管理 |
アネモネの育て方
Photo by とまとちゃんさん@GreenSnap
日当たり・置き場所
アネモネは日当たりや風通し、水はけのよい場所で育てましょう。多年草なので、育てる環境がよければ何年も開花が楽しめます。
用土
アネモネは水はけのよい土を好み、地植えなら腐葉土などを混ぜておきます。鉢植えの場合は、赤玉土(中粒)5:腐葉土3:ピートモス2の割合の用土がおすすめです。アネモネは、中性から弱酸性の用土を好むので、酸性寄りなら有機石灰を加えるとよいでしょう。
球根の植え付け
アネモネの植え付けは9〜10月頃が適期で、15cmほどの間隔で深さ3〜5cm程度に植え付けます。
水やり
鉢植えのアネモネは、土が乾いたらたっぷり水やりをしましょう。地植えの場合は、植え付けをし直後はたっぷり水を与えますが、それ以外は特に必要ありません。
肥料
アネモネは、10〜3月頃に2週間に1回のペースで液肥を施します。とくに、鉢植えは肥料が少ないと花つきが悪くなるので、肥料切れしないように気をつけてくださいね。
夏越し・冬越し
アネモネは暑さに弱いことから、夏越しする必要があります。暑い夏は球根を掘り上げて、涼しい場所で管理しましょう。鉢植えで育てていれば、雨の当たらない場所に移動させて管理します。
アネモネは温暖な地域なら屋外で冬越しできますが、寒冷な地域は霜よけなどの寒さ対策が必要です。室内で育てたいなら、12月以降に鉢植えを取り込んでくださいね。
植え替え
アネモネの植え替えは、涼しくなる10月頃が適期です。かならず必要なわけではないので、必要なら植え替えをします。古い鉢からアネモネの株を取り出したら、一回りほど大きな鉢に植え替えましょう。その後、たっぷりと水やりをしてください。
アネモネの花が終わったらどうすればいい?
アネモネの花が終わったあとは、花を茎の部分からカットします。葉は、枯れるまでそのまま放置しておきますが、球根を太らせるために水と肥料をしっかりと与えましょう。
アネモネの球根は植えっぱなしでも大丈夫?
地植えのアネモネは葉が枯れた頃を目安に球根を掘り上げ、乾燥させてから保存します。
一方で、鉢植えの場合は、夏越しや冬越しが必要ですが植えっぱなしでもよいです。そのまま日陰の場所に移動させましょう。
アネモネの球根の掘り上げ方
アネモネの地上部が枯れたあと、球根を傷つけないように周辺から慎重に土を掘り、球根んを取り出します。球根の土を落として、枯れた根や葉などを取りのぞいてください。
その後、2〜3日ほど陰干ししたら、ネットなどに入れて涼しい場所で保管しましょう。
アネモネを種まきから育てることもできる?
アネモネは球根植物ですが、ほかの植物と同じく種まきでも育てられます。種まきで発芽するとしだいに球根になり、花が咲くまでには数年ほどかかります。
アネモネの種まきは9〜10月頃が適期で、暑い時期には発芽しにくいです。種には白い綿毛がついているので、種まきするときに綿毛をカットします。種を撒いたら日陰に置いて、なるべく涼しく管理しましょう。
アネモネは植えっぱなしOKで育て方もかんたん!
Photo by ぴょんきち ♂さん@GreenSnap
アネモネは、よく育つ環境が整っていれば植えっぱなしでよいですが、基本的には夏越しと冬越し対策が必要です。花が終わりかけの頃に花がら摘みをしたり、しっかり日のあたる場所で育てることで毎年花を咲かせてくれるでしょう。
アネモネのお手入れはそこまで難しくないので、初心者の方も育ててみてくださいね。