【アルストロメリアの育て方】植え替えの時期は?株分けのやり方は?
2024/2/21
アルストロメリアの基本情報
科・属 | ユリズイセン科ユリズイセン属 |
分類 | 球根植物、多年草 |
植え付け時期 | 3~4月、9~10月 |
開花時期 | 5~7月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:必要 |
アルストロメリアとは
Photo by 92Aさん@GreenSnap
アルストロメリアは、ユリズイセン科ユリズイセン属の球根植物で、原種は50種ほどあって生息地は湿地や森林、砂地などさまざまです。また、草丈も30〜200cmと品種によってさまざまです。
赤やピンク、白、黄色など花色が豊富で、花弁に縞模様が入っているのが特徴です。この縞模様のないアルストロメリアもあり、スポットレスと呼ばれます。切り花としても人気が高く、フラワーアレンジや花束に利用されます。
アルストロメリアの育て方
日当たり
アルストロメリアは、日当たりと風通しのよい場所を好みます。高温多湿を苦手とするので、夏は直射日光は避け、半日陰で管理するとよいでしょう。
水やり
アルストロメリアは過湿を嫌うため、乾燥気味に育てます。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをし、地植えの場合は基本的に水やりは必要ありません。夏は休眠期にあたるので、水やりをひかえめにします。
植え付け
アルストロメリアの植え付けは、3〜4月と9〜10月が適期です。植え付けの方法は、アルストロメリアの球根を深さ5cmほどの位置に植えます。
鉢植えの場合は深めの鉢を選び、5号サイズに1株を目安にし、地植えは株間を20cm以上あけて植え付けましょう。
用土
アルストロメリアは、水はけがよく肥沃な土を好みます。用土は、赤玉土小粒4:鹿沼土小粒3:腐葉土3の配合土が適しています。
肥料
アルストロメリアの肥料は、植え付け時に元肥として緩効性肥料を土に混ぜておきます。地植えの場合は元肥のみで十分です。鉢植えの場合は、春から開花時期まで月1回の置き肥、または週1回液肥を追肥します。
支柱・仕立て
アルストロメリアは、品種によって1〜2mほどになるので、倒れないように支柱を立てましょう。
切り戻し・剪定
アルストロメリアは切り戻し・剪定の必要はありません。ただし、花が終わったら花茎を引っ張って抜きとり、病害虫を予防しましょう。ハサミを使うと切り口が病気の原因になるため、必ず抜き取るようにしましょう。
夏越し・冬越し
夏は、高温多湿が苦手なので、風通しのよい日陰で管理します。
冬は、霜に当たらないように腐葉土などでマルチングして、鉢植えの場合は室内に取り込みます。 アルストロメリアの品種によって、耐暑性や耐寒性がやや異なるので確認しておきましょう。
病気・害虫
病気は、灰色かび病に注意します。風通しが悪く多湿の状態が続くと発生しやすくなるので、日当たりと風通しのよい場所で育てて予防します。
害虫は、アブラムシに注意し、発生したらすぐに駆除しましょう。
植え替え
アルストロメリアの植え替えは、3〜4月と9〜10月が適期です。1〜2年に1回、植え替えをしましょう。
アルストロメリアの育て方についてよくある質問
アルストロメリアの株分けはできる?
アルストロメリアは株分けで増やすことができます。春か秋に植え替えと一緒に行いましょう。株分けのやり方は、芽を確認して、根茎を分けます。根茎とは別で、太い根からは芽が出ないので注意してください。
アルストロメリアの育て方まとめ
Photo by meru♡さん@GreenSnap
アルストロメリアは特別な手間もかからず、初心者でも育てやすい草花です。また、園芸品種には、斑入りの品種や花姿が豊富で、原種よりも育てやすいですよ。ぜひこの記事を参考にアルストロメリアを育ててみてくださいね。