【アルメリアの育て方】夏越しや冬越し、植え替え時期などを解説
2024/7/18
アルメリアの基本情報
科・属 | イソマツ科ハマカンザシ属 |
分類 | 多年草 |
植え付け時期 | 3~5月、10〜11月 |
開花時期 | 3~5月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:不要/追肥:必要 |
アルメリアとは

Photo by Atomさん@GreenSnap
アルメリアは、イソマツ科ハマカンザシ属の多年草で、3〜5月に球状の花を咲かせます。主に海岸の乾燥した場所に自生しており、立ち姿がかんざしに似ていることから和名では「ハマカンザシ」とも呼ばれます。草丈30〜50cmほどで、花色は赤や白、ピンクなどがあります。
アルメリアの育て方
日当たり
アルメリアは日当たりと風通しのよい場所で育てます。暑さや寒さ、強い日差しに耐性があり、丈夫です。
水やり
アルメリアは乾燥に強い一方で、湿気には弱い性質があります。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをします。地植えの場合は、基本的に水やりの必要はありません。
種まき・植え付け
アルメリアの種まきと植え付けは、3〜5月または10〜11月が適期です。
種まき
アルメリアの種まきは、直まきかポットにまいて育苗します。発芽適温は20℃前後です。アルメリアの種は好光性種子なので、光に当たらないと発芽しません。種をまいたら覆土しないか、ごく薄く土を被せる程度にし、発芽するまで土を乾燥させないようにして管理してください。
植え付け
アメリアは直根性のため、根鉢を崩さないようにして植え付けをします。複数株植える場合は、過湿にならないよう、適度に株間をあけるようにしましょう。
用土
アルメリアは水はけのよい土を好みます。鉢植えの場合は、市販の山野草用の土や花草用培養土が使えます。地植えの場合は、ほかの花草が咲いていれば問題ありません。
肥料
アルメリアの肥料は、春と秋に緩効性化成肥料を追肥します。ただし、鉢植えの場合は、春の施肥は液体肥料の方がおすすめです。
支柱・仕立て
切花用の高性種の場合は、倒伏しないように支柱を立ててもよいでしょう。
切り戻し・剪定
アルメリアの剪定は必要ありません。ただし、終わった花は花茎から切り取って、株を消耗させないようにしてください。
夏越し・冬越し
アルメリアは暑さに強いですが多湿には弱いため、風通しのよい場所で管理して夏越しします。
寒さにも強いため、とくに冬越しは必要ありませんが、霜柱ができる場合は霜除けをしましょう。
病気・害虫
病気は、灰色かび病に注意します。多湿にならないよう、日当たりと風通しのよい場所で育てて予防します。
害虫は、アブラムシやハダニに注意し、見つけ次第すぐに駆除してください。
植え替え
アルメリアの植え替えは、3〜5月または10〜11月が適期です。1〜2年に1回、株分けをかねて植え替えをしましょう。アルメリアは直根性なので、株分けの際はそれぞれ太い根があるように分けてください。
アルメリアの育て方まとめ
アルメリアは、暑さと寒さともに強く丈夫で、過湿に注意すればよく育ってくれるでしょう。また、アルメリアの花は切花やドライフラワーの花材としても人気ですよ。ぜひこの記事を参考にアルメリアを育ててみてくださいね。