鮮やかな花が長期間楽しめるアゲラタムの育て方は?こぼれ種で増やせる?
2024/4/10
アゲラタムはふんわりとした小さな花が集まって咲く可憐な草花です。鮮やかな色合いと長い開花期間が特徴で、寄せ植えにも人気のある植物です。
今回は初心者にもわかりやすいよう、アゲラタムの基本情報から育て方までを詳しく解説します。
アゲラタムの基本情報

Photo by Tenさん@GreenSnap
科・属 | キク科アゲラタム属 |
栽培難易度 | 普通 |
植え付け時期 | 5月〜7月 |
開花時期 | 4月〜11月 |
置き場所 | 日当たりと風通しの良い場所 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:必要 |
アゲラタムとは?
アゲラタム(カッコウアザミ)は熱帯アメリカが原産の、キク科アゲラタム属の一年草です。ふんわりとした小さな花が集まって咲く特徴的な姿から、寄せ植えなどの鉢物にも人気があります。
花の色は紫、ピンク、青、白など鮮やかで、長期間開花が長いことからギリシャ語で「不老」という意味の名前を持っています。
アゲラタムは本来は多年草ですが、日本では越冬できないため一年草の扱いとなります。
置き場所・日当たり
アゲラタムは日光と風通しの良い場所を好みます。ただし、真夏の暑さには弱いため、夏場は直射日光の当たらない半日陰で管理するのがおすすめです。
春・秋・冬は日光をしっかり浴びさせましょう。日光不足だと花の色が薄くなってしまいます。
植え付け
アゲラタムの植えつけ時期は、5月〜7月です。植え付けの際は土に元肥を混ぜ込み、20〜25cm間隔を空けて植え付けましょう。
用土
アゲラタムは水はけと水持ちの良い土を好みます。市販の草花用培養土を使えば問題ありません。自分で配合する場合は、赤玉土と腐葉土を7:3で混ぜた土を使うといいでしょう。
鉢植えの場合は、ここに川砂を1割加えるとさらに水はけが良くなります。
肥料・追肥
アゲラタムは花が咲き始めたら、10〜12日に1度液肥を与えましょう。肥料が切れると花付きが悪くなります。肥料はチッソ分の少ない固形肥料が適しています。
水やり
鉢植えの場合は土の表面が乾いたら十分に水を与えます。過湿にならないよう気をつけましょう。地植えの場合は水やりは基本的に不要です。
病気・害虫
アゲラタムは病気や害虫に強い植物ですが、乾燥が続くとハダニが発生する可能性があります。
ハダニは湿気の多い場所を嫌うため、過度に乾燥させないことが大切です。葉の裏側に付いたハダニは殺虫剤で駆除しましょう。
アゲラタムはこぼれ種で増やせる?
アゲラタムはこぼれ種でも増えていきます。ただし、寒さに弱いため基本的には冬に全て枯れてしまいます。
翌年も花を咲かせたい場合は、最後の花が咲いた後にそのままにして、秋の終わりにできた種を採取しましょう。
アゲラタムの育て方まとめ
アゲラタムは日当たりと風通しの良い場所で育てることが大切です。排水性に優れた土を使い、夏場は半日陰で管理しましょう。
花が咲き始めたら液肥を与え、乾燥に気をつければ病気や害虫の心配もありません。鮮やかな花が長期間楽しめる人気の草花なので、ぜひ育ててみてはいかがでしょうか。