【アガパンサスの育て方】植え替えの時期は?株分けで増やせる?
2024/3/6
アガパンサスの基本情報
科・属 | ヒガンバナ科アガパンサス属 |
分類 | 球根植物 |
植え付け時期 | 4~6月、9~10月 |
開花時期 | 5月下旬~8月上旬 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:/追肥: |
アガパンサスとは
Photo by Atomさん@GreenSnap
アガパンサスは、ヒガンバナ科アガパンサス属の球根植物で、品種によって常緑性の多年草と落葉性の宿根草タイプがあります。光沢と厚みのある葉が特徴で、5〜8月に花茎を立ち上げて放射状に広がる独特な形をした花を咲かせます。
耐寒性や耐暑性に優れており、とても育てやすく、公園や花壇にもよく植えられます。また草丈が30〜40cmほどのものや、1〜1.5mほどになる大型の品種もありバリエーションが豊富です。
アガパンサスの育て方
日当たり
アガパンサスは日当たりと風通しのよい場所で育てます。耐陰性もあり、半日陰でも育てることができますが、日当たりのよい方が花付きはよくなるでしょう。
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをします。地植えの場合は、降水に任せてよいです。
アガパンサスは乾燥に強いですが、夏は水切れしないように注意しましょう。
植え付け
アガパンサスの植え付けは、3〜4月と9〜10月が適期です。種まきから開花するまでには5年ほどと期間が長く、球根を植え付けるのが一般的です。植え付ける品種の草丈に合わせて、十分なスペースを確保して植え付けましょう。
用土
アガパンサスは水はけのよい土を好み、赤玉土7:腐葉土3の配合土がおすすめです。
肥料
アガパンサスの肥料は、植え付けの際に元肥として腐葉土を混ぜておきます。追肥は、真夏をのぞく生育期の4〜10月に緩効性肥料を置き肥します。
切り戻し・剪定
アガパンサスの剪定は、花が終わったら花茎を根元から切り取りましょう。種をつけ始めると株が弱ってしまうので、早めに切り取ることで次の花が咲きやすくなります。
夏越し・冬越し
アガパンサスは暑さと乾燥に強いため、夏越し作業は必要ありません。
常緑性のアガパンサスは比較的寒さに弱いため、冬は敷きわらや腐葉土を株元に敷いて、霜対策をしましょう。寒冷地では鉢植えにして冬場は室内に取り込みます。
病気・害虫
アガパンサスに病気の被害はあまりみられません。
害虫は、アブラムシに注意し、発見したらすぐに駆除します。
植え替え
アガパンサスの植え替えは、4〜6月と9〜10月が適期です。3〜4年1回を目安に根詰まりしていたら株分けもかねて植え替えをしましょう。
アガパンサスの育て方についてよくある質問
アガパンサスは植えっぱなしでも大丈夫?
アガパンサスは、地植えであれば5〜10年ほど植えっぱなしでも問題ありません。ただし、株が混み合って生育が悪くなっている場合は、植え替えをしましょう。
アガパンサスの増やし方は?
アガパンサスは株分けで増やすことができます。株分けは、植え替えと一緒にするとよいです。
小さく分けてしまうと花が咲かなくなってしまうので、4〜5芽は残して分けます。また、アガパンサスは葉が10枚以上で花芽をつけるので、株分けの際の目安にするとよいです。
アガパンサスの育て方まとめ
Photo by mintさん@GreenSnap
アガパンサスは寒色の花が美しく、丈夫で育てやすい草花です。放射状に咲く花は存在感があり、切花や花材としても利用されますよ。ぜひこの記事を参考にアガパンサスを育ててみてくださいね。