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【エスキナンサスとは】育て方や人気の種類・品種をご紹介!花を咲かせるコツは?

2024/2/9

エスキナンサスの基本情報

科・属 イワタバコ科/ エスキナンサス属
分類 多年草
開花時期 5月〜8月
耐陰性 高い
耐寒性 やや弱い(耐寒温度:10度以上)

エスキナンサスとは

エスキナンサス

Photo by tomamaさん@GreenSnap

エスキナンサスはイワタバコ科に属する多年草で、つる性の観葉植物です。インドやマレーシアが原産地で、温暖な気候を好み、約160種が存在します。

「リップスティックプラント」とも呼ばれるように、エスキナンサスは鮮やかな赤やオレンジなどの花が特徴的で、見応えもたっぷりで育てがいもあります。日陰にも強く室内で育てやすく、初心者にもおすすめの観葉植物です。

エスキナンサスの育て方

置き場所・日当たり

エスキナンサスは、直射日光を避けた明るい日陰で育てましょう。とくに夏の強い日差しは葉焼けの原因となるため、室内のレースカーテン越しの日光が理想的です。

日陰に強いため、室内のどこに置いても比較的育ちますが、花を咲かせたいのであれば適度に日光を当てましょう。

水やり

エスキナンサスの水やりは、春から秋にかけて土の表面が乾いてから、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりします。

秋の終わりからだんだんと水やりの頻度を落とし、冬は断水するか月1〜2回程度の水やりに控えてください。

肥料

エスキナンサスには春から秋にかけての生育期間中に、2か月に1回のペースで緩効性肥料を与えましょう。秋以降から冬にかけては肥料を与えないでください。

植え替え・土

エスキナンサスは2~3年に1回の頻度で、春から初夏の季節に植え替えをしてください。土は市販の観葉植物用の土で十分育ちます。

剪定

エスキナンサスは春から秋にかけて、都度、茂りすぎた枝や古い葉を剪定しましょう。余分な枝を根本から清潔なハサミで切り落としてください。こうすることで株全体の風通しがよくなり、病害虫予防にも繋がります。

冬越し

エスキナンサスは寒さに弱いため、冬は室温10度以上を保つ暖かい室内で管理しましょう。5度以下になると葉が落ちて弱る可能性もあるため、夜間の窓際の温度低下には注意してください。

病気・害虫

エスキナンサスは、春から秋にかけてカイガラムシやアブラムシなどの害虫に注意が必要です。定期的に葉をチェックし、害虫が見つかった場合は早めに駆除してください。

エスキナンサスの育て方でよくある質問

花を咲かせるコツは?

エスキナンサスの花を咲かせるためには、適切な日照量と水やりが大切です。日陰には強いですが、適度に明るい場所で育てることで花芽をつくるエネルギーが形成されます。

また、春から秋にかけての生育期には定期的にリン酸が配合された液体肥料を与えるのもおすすめです。リン酸は花芽形成に効果のある栄養で、草花用の液体肥料に配合されているのでチェックしてみましょう。

花が終わったらどうする?

エスキナンサスの花が終わった後は、枯れた花をていねいに根本から取り除きましょう。枯れた花をそのままにしておくと、種子を形成しだして元の株にエネルギーが回らなくなるので注意してください。

また、花後は全体的に弱った茎葉がないかチェックして剪定をしたり、水の吸い込みが悪いと感じたら植え替えをするなど、手入れをしてあげることも大切です。

葉が落ちる原因と対策方法は?

エスキナンサスで葉が落ちる主な原因は、おもに急激な温度変化、もしくは根腐れか根詰まりです。エスキナンサスは寒さに弱く、室温10度を下回らなくとも、温度変化が激しいと葉を落とすことがあります。

また、温度に問題ないのに葉が落ちる場合は、根腐れか根詰まりを起こしている可能性もあります。とくに誤った水やりや、何年も植え替えをせずに土が劣化していると起きてしまうので、定期的に植え替えをしましょう。植え替えをするときは、手で引っ張って抜けるような根を取り除いてから新しい土に植えるといいです。

エスキナンサスの代表的な種類・品種

エスキナンサス・マルモラタス

エスキナンサス・マルモラタスは、その名の通り、大理石のような模様が特徴的な葉を持つ品種です。

葉は肉厚で光沢が美しく、成長すると長いつるを伸ばして夏には鮮やかな赤い花を咲かせます。半日陰でも育てやすく、エスキナンサスの代表的な品種ともいえます。

エスキナンサス・モナリザ

エスキナンサス・モナリザは、鮮やかな赤い花が特徴的な品種で、花の形が美術作品のモナリザの唇を思わせることから名付けられました。

つる性で、葉は緑色に細かい斑点が入ることもあり、明るい雰囲気が楽しめます。よく開花させるには、明るい日陰よりも春に日光によく当てることが大切です。

エスキナンサス・ヤフロレピス

エスキナンサス・ヤフロレピスは、他のエスキナンサスよりも比較的小さめの葉で、密集してこんもりと成長することが特徴です。

葉の色は深緑で色濃く、表面には細かな繊毛があるためマットな印象が個性的ですね。夏になると、葉腋から鮮やかなオレンジ色の花を咲かせてくれます。

エスキナンサス・ラディカンス

エスキナンサス・ラディカンスは、長く垂れ下がるつるの先に、鮮やかな赤やオレンジの花を咲かせる品種です。

葉はやや大きめで、光沢がありつるの成長に合わせて密に茂っていきます。他のエスキナンサスよりも水を好むので水切れに注意しましょう。

エスキナンサスを育ててみよう!

エスキナンサスは花も緑も楽しめる観葉植物です。つる性なのでハンギングにするとより美しく、日陰でも育てやすいので、冬の温度管理さえ気をつければ、初心者でも育てやすいですよ。