【アエオニウムの育て方】植え替え時期や冬越し、耐寒性などを解説
2024/7/18
アエオニウムの基本情報
科・属 | ベンケイソウ科アエオニウム属 |
分類 | 多肉植物 |
植え付け時期 | 3~5月、10~11月 |
開花時期 | 3~6月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:不要/追肥:必要 |
アエオニウムとは

Photo by ぷくじろうさん@GreenSnap
アエオニウムは、ベンケイソウ科アエオニウム属の多肉植物で、北アフリカのとくにカナリア諸島に多く生息しています。冬型種のため冬〜春にかけて生長し、夏には休眠します。茎の先端にロゼット状の葉を広げ、まるで花が咲いているような株立ちが特徴です。
品種によって葉が黒いものや斑入りのもの、縁が赤く色づくものなど見た目の特徴が異なるほか、サイズも茎の伸びない小型種は草丈10cmほどに対して、大型種は50cmほどになります。代表的な品種に黒法師があり、黒紫色の葉が美しく人気があります。
アエオニウムの育て方
日当たり
アエオニウムは日当たりと風通しのよい場所で育てます。冬は室内の日当たりのよい場所に置き、春になったら屋外の日当たりのよい場所に移してください。夏は半日陰の涼しい場所で管理してください。
室内から屋外に移す際は、葉焼けに注意して半日陰などで慣らしながら日光を当てていきましょう。
このほか、アエオニウムは冬型の多肉植物ですが、それほど寒さに強いわけではなく生育温度は8〜28℃ほどです。
水やり
アエオニウムは湿気に弱く、乾燥気味に育てます。水やりは、土の表面が完全に乾いてから行ってください。6〜9月は休眠期に当たるため、葉水を月1〜2回する程度にとどめます。
用土
アエオニウムは、水はけのよい土を好みます。がおすすめです。
肥料
アエオニウムは肥料をあまり必要としません。大きくしたい場合は、生育期の11~3月頃に1〜2回、液体肥料を規定量の半分ほどに薄めて与えます。
切り戻し・剪定
剪定は基本的に必要ありませんが、草丈を抑えたい場合や分岐させたい場合は剪定をするとよいです。
夏越し・冬越し
アエオニウムは高温多湿に弱いため、夏は半日陰のできるだけ風通しのよい場所で育ててください。休眠期に当たるので、水やりもほとんど必要ありません。
冬は室内の日当たりのよい場所で育ててください。耐寒温度は品種によって異なりますが、いずれも寒さに強いわけではないので、基本的に5℃以下にならないようにしましょう。
病気・害虫
病気の被害はほとんど見られません。過湿で腐らないように注意しましょう。
害虫では、カイガラムシやアブラムシ、ネジラミに注意しましょう。見つけ次第すぐに駆除し、定期的に葉水をして予防します。。
植え替え
アエオニウムの植え替えは、3~5月、10~11月が適期です。2〜3年に1回、植え替えをしてください。植え替えの1週間ほど前から水やりを止め、土をよく乾燥させておきましょう。
根詰まりしていた場合は、ひと回り大きな鉢に植え替えるか、黒ずんでいる古い根をカットして土を新しくして植え直します。根をカットする際は、太い根は切らないように注意してください。
アエオニウムの育て方についてよくある質問
アエオニウムの増やし方は?
アエオニウムの増やし方は、株分けや挿し芽が一般的です。株分けや挿し芽の適期は、植え替えと同じ3〜5月、10~11月です。
アエオニウムの育て方まとめ

Photo by Mayさん@GreenSnap
アエオニウムは、美しく色づく葉と株姿が魅力の多肉植物です。アフリカの穏やかな気候の地域が原産なため、日本の極端な暑さや寒さ、湿気には弱いので注意して育てましょう。日当たりに注意して、まんべんなく日光を当ててあげることで、葉色がよくてよりきれいな株姿に育ちますよ。