増えすぎて後悔?植えてはいけないグランドカバープランツ一覧
2025/5/9
庭づくりに便利なグランドカバーですが、草の茂る面積が多い分、手入れが大変になるというデメリットもあります。そのため、場合によっては植えてはいけないといわれるグランドカバープランツも存在します。
植えてはいけないグランドカバープランツがある?

Photo by きーさん@GreenSnap
植えてはいけないといわれるグランドカバープランツの多くが、繁殖力が非常に強い種類です。
これらはつるや地下茎でどんどん広がり、他の植物のスペースを奪ったり、思わぬ場所まで侵入してしまうことがあります。可愛らしい見た目に反して、手に負えなくなることもあるため、選ぶ際には慎重さが必要です。
植えてはいけないグランドカバープランツ一覧
ヒメイワダレソウ
ヒメイワダレソウは成長がとても早く、地面を一面に覆う力があります。ただし、広がりすぎると他の植物を圧迫してしまうことがあり、いったん広がると根絶も難しいため、手入れが追いつかなくなることもあります。
成長をコントロールしやすいように、囲いのある花壇やレンガで区切った場所に植えるのがおすすめです。刈り込みや縁取りをしながら管理すると安心です。
カタバミ
カタバミは見た目は可愛らしいですが、非常に強い繁殖力があり、他の植物の成長を妨げてしまうこともあります。いったん広がると除去が難しく、雑草として扱われることも多いので注意が必要です。
対策としては、防草シートを使いながら、タマリュウやフッキソウのような常緑で広がりすぎない植物を一緒に植えて、地面をカバーする方法が効果的です。
ツルニチニチソウ
ツルニチニチソウは丈夫で育てやすい一方、つるが勢いよく伸びて広がりすぎることがあります。そのままにしておくと他の植物を覆い尽くし、庭全体のバランスが崩れてしまうことも。
広がりを抑えたい場合は、成長がゆるやかな斑入りの品種を鉢植えで楽しんだり、囲いのある花壇に限定して植えるのが安心です。
クローバー
クローバーは地面をしっかり覆う力がありますが、繁殖力が高く、他の植物を圧迫しやすいのが難点です。特にシロツメクサは根が強く、思った以上に広がってしまい、管理が難しくなることもあります。
そのため、鉢植えやプランターで楽しむか、芝生と混ぜて育てることで管理しやすくなります。
アイビー(ヘデラ)
アイビーは日陰でもよく育つ丈夫な植物ですが、つるが非常に長く伸びて木や建物に巻き付くことがあります。剪定をしないとコントロールが難しくなることもあるので注意が必要です。
安全に楽しむには、鉢植えやトレリスを使って育てるのがおすすめです。地植えは広がりすぎる心配があるため、避けたほうが安心です。
後悔しないために、植えてはいけないグランドカバーは避けるべし
ここまで植えてはいけないといわれることの多いグランドカバープランツをご紹介しました。ただし、いずれも毒があったり、絶対的に手が追えなくなるわけではないため、植えてはいけないということはありません。
しっかりと対策を取ったり、こまめに手入れをすることができれば、問題なくこれらの植物もグランドカバーとして楽しむことができますよ。ただし、初心者やズボラさんは避けた方が安心かもしれません。