枝豆の摘心時期はいつ?豊作にするためにはどこを切る?
2024/6/18
枝豆は家庭菜園でも人気の高い作物ですが、収穫量を上げ、より大きな枝豆を収穫するためには適切な時期のお手入れが欠かせません。
その中でも「摘心」は重要な作業のひとつです。摘心とは植物の芽を摘み取ることで、枝分かれを促し実りを増やす技術です。枝豆の摘心のタイミングや方法を理解して、豊作を目指しましょう。
枝豆の摘心時期はいつ?

Photo by seheeさん@GreenSnap
枝豆の摘心は、本葉が4〜6枚に育った頃がタイミングとされています。本葉とは子葉(種から出た最初の葉)の次に出てくる本当の葉のことで、1つの茎から3枚ずつ生えてきます。この時期に摘心を行うことで、新たな側枝が伸びやすくなり、実がたくさんつきます。
また、枝豆の花が咲く開花期にも摘心を行うのがいいでしょう。枝豆は6〜8月頃に白い花を咲かせますが、この時期に摘心すると新しい枝が伸び、さらに実がつきやすくなります。
枝豆を摘心しないとどうなる?遅れても大丈夫?
植物は上に向かって伸び続けていく性質があります。枝豆を摘心しないと、主枝から伸びるわき枝(側枝)が十分に出ず、実がつきにくくなって収穫量が減ってしまいます。また、背丈が高くなり過ぎて倒れやすくなるというデメリットもあります。
一方で、最新の品種や、種まきから収穫までの時間が少ない早生種では摘心しなくても十分な収穫量が得られるものも出てきています。育てている品種によって、摘心を行いましょう。
枝豆の摘心を忘れていて、本葉が5枚以上になった場合は無理して摘心すると余計に収穫量が減ってしまいます。倒れないように支柱を立てて収穫まで育てましょう。
枝豆の摘心方法
枝豆の摘心は、以下の手順で行います。摘心後は側枝が伸びてきますが、込み入った枝は整理して間引くと良いでしょう。
- 本葉が5〜6枚に育った頃、または開花期に行う
- 主茎の頂点にある芽(頂芽)を摘み取る
- この時、ハサミを使う場合はあらかじめ消毒しておく
枝豆を摘心してたくさん収穫しよう!
枝豆の摘心は、収穫量を左右する大切な作業です。摘心の作業自体はとても簡単です。しっかり摘心して、おいしい枝豆をたくさん収穫してくださいね。