【ピーマンの支柱の立て方】プランターなら何本必要?なしでも育つ?
2024/6/18
ピーマンは代表的な夏野菜のひとつで、うまく育てれば1株から50個ほどの実を収穫することができます。今回は、ピーマンをたくさん収穫するために、ピーマンの支柱の立て方やその役割について解説します。
ピーマン栽培では支柱が大事!

Photo by みっちょんさん@GreenSnap
ピーマンは実が重たいので、生育に応じて支柱に誘引しないと、実の重みや風などに耐えられず茎が折れたり、株ごと倒伏しやすいです。そのため、支柱なしでは収穫量が著しく落ちてしまうほか、病害虫の被害もあいやすくなるので、ピーマン栽培では支柱での仕立てが必要不可欠です。
また、支柱はただ支えるだけでなく、同時に整枝も行うので日光がよく当たるようになり、健康な生育を促します。
ピーマンの支柱の立て方

Photo by 珊瑚さん@GreenSnap
仮仕立て
ピーマンは苗の小さいうちは風に弱いため、植え付けと同時に長さ50cmほどの支柱をななめに土にさし、仮支柱とします。麻紐やビニール紐を8の字に回して、茎が食い込まないようやさしく誘引してください。
2本仕立て・3本仕立て
植え付けから2〜3週間経った頃には、株も根付いて大きくなってくるので、2本仕立て、または3本仕立てにします。2本仕立ての方が実が大きく、3本仕立ての方が実の収穫量が多くなる傾向があります。支柱は長さ120〜150cm、太さ2cmほどのものを用意してください。
2本仕立て
2本仕立てにする場合は、1番花が咲いたころに、1番花のすぐ真下のわき芽をひとつだけ残して、ほかは全てかき取って置きます。2本の支柱をX型に立てて、交差する部分をロックタイなどで結び固定したら、1番花の咲いた枝の(主枝)と残したわき芽(側枝)をそれぞれ誘引します。
3本仕立て
3本仕立てにする場合は、1番花のすぐ真下のわき芽を2つ残して、ほかのわき芽は全てかき取っておきます。3本の支柱のうち1本はまっすぐ垂直に立てて、残りの2本はX型になるよう土にさします。交差する部分をロックタイなどで結んで固定したら、主枝を垂直に立てた支柱に、2つの側枝はそれぞれ支柱に誘引してください。
ピーマンの支柱の立て方は3本仕立てが主流!
ピーマンの支柱の立て方は、収穫量を最大化できる3本仕立てが主流ですが、スペースの少ないベランダなどでプランター栽培している場合は、2本仕立てがおすすめです。少し面倒な作業かもしれませんが、ピーマンを健やかに育てるために支柱は必要不可欠なので、ぜひこの記事を参考にトライしてみてくださいね。