ピーマンの剪定時期や方法は?わき芽とりや更新剪定を詳しく解説
2024/6/19
ピーマンは夏野菜の代表格ですが、うまく剪定をして育てれば、初夏〜秋にかけて長期間収穫できます。また、美味しいピーマンを収穫するためにも剪定をして整枝することが大切です。今回は、おいしい実を収穫するための剪定方法についてご紹介します。
ピーマンの剪定時期
ピーマンの剪定は、5〜6月頃に花が咲き始めた頃に「わき芽とり」や「摘花・摘果」を行います。この時期から葉が混み合ってくるので、同時に支柱を立てて整枝をしていく必要があります。また、秋まで収穫をするために8月上旬〜中旬までに「更新剪定」(切り戻し)をしましょう。
ピーマンの剪定方法

Photo by ひまわりさん@GreenSnap
わき芽とり
ピーマン栽培ではわき芽とりをして、育てていく主枝と側枝を決め、同時に支柱を立てて整枝します。わき芽とりをしないと、側枝が何本も広がって栄養が分散して、茎葉ばかりが茂って実なりが悪かったり、実ができても小さくなったりします。ピーマンの主枝から伸びる葉や茎の付け根から出てくる芽がわき芽です。
わき芽とりの方法は、1番花の真下のわき芽を1つ、または2つ残して、ほかのわき芽は全てかき取ります。わき芽とりのあとは、1番花の咲いた茎を主枝とし、残したわき芽を側枝として整枝します。残したわき芽が1つなら2本仕立て、2つなら3本仕立てにしてください。
摘花・摘果
株が幼い頃に花や実ができると株が消耗し生育が遅くなってしまうため、摘花と摘果をしましょう。摘果とは、花を摘み取ることで、摘果はまだ実が小さいうちに摘み取ることです。
ピーマンの苗がまだ小さい時期に咲く一番花や実は摘み取ります。苗が十分に生長しており、幼果から新芽が20cmほど伸びていれば摘花・摘果をしなくてよいです。更新剪定
8月頃にはピーマンの茎葉がよく伸びて、台風や雨風で折れやすくなったり、下に向かって伸びた枝などは病気の原因となるため、軽く更新剪定をしましょう。
更新剪定の方法は、上部と左右の支柱から外れて伸びている枝を、支柱の誘引している部分から10cmほどの位置でカットします。また、下部にある支柱から外れている枝も生長すると折れる可能性が高いので、枝分かれしている分岐の適当な部分でカットしてください。
ピーマンの剪定に挑戦しよう!
ピーマンの剪定は、わき芽とり、摘花・摘果、更新剪定の3つです。1番花が咲いたタイミングを見逃さず、必ずわき芽とりを行いましょう。また、更新剪定をする際はナスのように強く切り戻しすると株が弱ってしまうので、切り詰めすぎないのがコツです。ぜひこの記事を参考にピーマンの剪定にチャレンジしてみてくださいね。