【ネギのコンパニオンプランツ】一緒に植えると相性がいい野菜は?
2024/6/17
ネギは、家庭菜園でよく栽培される野菜の一つです。ネギを育てる際に、一緒に植えると相性の良い野菜があることをご存知でしょうか。これらの野菜を「コンパニオンプランツ」と呼び、お互いに良い影響を与え合うことができます。
ネギのコンパニオンプランツとしての効果は?

Photo by teruさん@GreenSnap
コンパニオンプランツとは、異なる種類の植物を一緒に栽培することで、互いに良い影響を与え合う植物の組み合わせのことを指します。ネギは根に共生する微生物が自然の抗生物質を出すため、病気の予防や害虫を寄せ付けない効果があるとされます。また、ネギが持つ独特の強い香りも、害虫を寄せ付けない効果があります。
ネギと相性のいい野菜一覧
キュウリ
ネギの根に共生する微生物が自然の抗生物質を出し、キュウリの病気であるつる割れ病などを予防してくれます。植え方は、キュウリの植え穴にネギの苗を向かい合わせて置き、根が絡むようにしましょう。
ナス・トマト
ナス科の野菜は、青枯病や立枯病などの土壌伝染性の病気にかかりやすいため、ネギと一緒に植えると病気の予防につながります。ネギの根に共生する微生物が抗生物質を出し、ナスやトマトの病気を予防してくれます。植え方は、ナスやトマトの根元にネギを植えましょう。
ほうれん草
ネギの根に共生する微生物が自然の抗生物質を出すため、ほうれん草の病気である萎凋(いちょう)病を予防してくれます。また、ネギ特有の強い香りが病害虫を予防してくれます。特に、根腐れ病やうどんこ病の発生を抑える効果があります。植え方は、ほうれん草の列の間にネギを20cm間隔で植え、互いの根が近づくように配置しましょう。
キャベツ
ネギの根に共生する微生物が自然の抗生物質を分泌し、キャベツの病原菌を抑える効果があります。植え方は、キャベツの株間にネギを植えると効果的です。ネギは深く植え、キャベツは浅く植えることで、両方の植物が健康に育ちます。これにより、病害虫の被害を減らし、収穫量を増やすことができます。初心者でも簡単に実践できる方法です。
ネギと一緒に植えてはいけない野菜や植物一覧
一方で、ネギと相性が悪い野菜や植物もあります。一緒に植えると、お互いの生育を阻害してしまう可能性があるため注意が必要です。
- キャベツ・白菜(アブラナ科):ネギ類と混植すると結球が悪くなります。
- ダイコン(アブラナ科):ネギ類と混植すると又根が発生します。
- レタス(キク科):ネギ類と混植すると結球が悪くなります。
- マメ類:ネギ類と混植すると根粒菌を遠ざけ、生育を悪くします。
ネギはコンパニオンプランツと一緒に植えて育てよう!
ネギは、病気予防や害虫忌避、生育促進など、様々な効果が期待できるコンパニオンプランツです。ネギとほかの野菜を組み合わせて植えることで、農薬を使わずに元気な野菜を育てることができます。ぜひ、ネギのコンパニオンプランツを活用してみてはいかがでしょうか。