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芝生が枯れる原因は?復活させる方法はある?

2024/7/25

せっかくきれいに育てていた芝生なのに、茶色く枯れてしまった…。そんな経験はありませんか?実は、芝生が枯れるには様々な理由があるんです。

今回は、芝生が枯れる原因と対策について、わかりやすくご紹介します。

種類によって異なる芝生の休眠期

芝生

Photo by ティフトンTさん@GreenSnap

芝生は、大きく分けて「暖地型(夏芝)」と「寒地型(冬芝)」の2種類があります。日本の気候に適しているのは主に暖地型芝草で、高麗芝(コウライシバ)や野芝などがこれにあたります。

暖地型芝草は夏に強く冬に弱い特徴があり、冬になると休眠して茶色くなります。一方、寒地型芝草は西洋芝とも呼ばれ、冬でも緑を保ちますが、日本の暑い夏には弱いという特徴があります。

芝生の種類によって性質が異なるので、管理方法も変わってくるんですね。

芝生が枯れる原因は?

芝生が枯れる原因は実に様々です。季節的な要因もあれば、管理の仕方によるものもあります。ここでは、主な5つの原因についてご紹介します。これらの原因を知ることで、適切な対策を取ることができますよ。

原因1:低く刈り込みすぎた

芝刈りは芝生の管理に欠かせませんが、誤った方法で行うと逆効果になることも。特に注意したいのが「軸刈り」です。軸狩りとは、芝生の成長点よりも低く刈り込んでしまうことを指します。

軸刈りをしてしまうと、芝生は再生できなくなり、枯れてしまう可能性が高くなります。適切な刈り込みの高さは、芝生の全長の1/3程度です。また、刈り込みの頻度も重要で、芝生が伸びすぎる前に定期的に刈ることがポイントです。

原因2:病気にかかった

芝生も病気にかかることがあります。代表的なものに、ラージパッチやブラウンパッチと呼ばれる病気があります。これらの病気は、梅雨や秋雨などの高温多湿の環境で発生しやすいのが特徴です。病気にかかると、春先や秋先に芝生にがリング状に枯れていき、徐々にリングの中に生えた芝生も枯れていきます。

病気にかかってしまったら、殺菌剤などを用いて病原菌を殺菌しましょう。また、一度発生した場所には毎年症状が出てしまい、徐々に大きくなってしまいます。毎年手入れを欠かさないようにしましょう。

原因3:害虫被害

芝生につく害虫も、枯れる原因となります。代表的な害虫には、スジキリヨトウ、シバツトガ、コガネムシなどがあります。これらの虫は、芝生の葉や根を食べてしまい、結果として芝生を枯らしてしまいます。もし害虫を見つけたら、適切な殺虫剤を使用するか、虫が集まるように夜間にLED電球を使う、枯れた芝生を取り除く、こまめに手入れするなどの方法があります。

原因4:水不足または水のやりすぎ

芝生の枯れる原因のひとつに、水分管理の失敗があります。特に夏場は水不足に要注意です。一方で、過剰な水やりも避けましょう。土壌が常に湿った状態だと、根に十分な酸素が供給されず、根腐れを起こす可能性があります。芝生は、朝か夕方の涼しい時間帯に水やりをすると、水の蒸発を防ぐことができますよ。

原因5:除草剤をまいてしまった

除草剤は雑草退治の強い味方ですが、使い方を間違えると芝生まで枯らしてしまう厄介者にもなります。特に、広範囲に効く除草剤を使うと、芝生も「雑草」と勘違いされて枯れてしまうことがあります。

また、風の強い日に散布すると、狙った場所以外にも飛んでいってしまい、大切な芝生にダメージを与えかねません。さらに、使用量が多すぎると土壌に残留し、芝生の根に悪影響を及ぼすこともあるのです。芝生を守るためには、芝生専用の除草剤を選び、使用方法をしっかり守ることが大切です。

原因6:夏に弱って枯れた

夏枯れは、真夏の厳しい暑さによって芝生が弱ってしまう現象です。特に、寒地型の芝生は30度を超える猛暑に弱く、長期間の高温にさらされると葉が茶色く変色し、枯れたように見えます。この時期は土壌も乾燥しやすく、水分不足も芝生にストレスを与えます。

さらに、夏場は病気や害虫の発生リスクも高まるので、芝生の種類に合わせた適切なケアを行いましょう。

枯れた芝生は復活できる?

芝生が枯れてしまっても、多くの場合、適切な対処をすれば復活させることができます。まずは枯れた原因を特定することが大切です。水不足が原因なら適切な水やりを、病気が原因なら適切な薬剤を使用するなど、原因に応じた対策を取りましょう。

また、枯れた部分を取り除き、新しい芝生を植え付けることも効果的です。復活には時間がかかることもありますが、根気強くケアを続けることが大切です。ただし、完全に枯れてしまった場合は、新しく芝生を植え直す必要があるかもしれません。

芝生を枯らさないコツ

芝生を健康に保つためには、日頃からの適切な管理が欠かせません。以下のポイントを押さえておくと、芝生を枯らすリスクを大幅に減らすことができます。

  1. 適切な水やり:土の表面が乾いたら水をやる
  2. 定期的な芝刈り:芝生の長さの1/3程度を目安に刈る
  3. 適切な肥料:季節に応じた肥料を与える
  4. 病害虫の早期発見・対処:定期的に芝生の状態をチェックする
  5. 土壌環境の改善:年に1〜2回、エアレーションを行う

芝生を枯らさないように育てよう!

芝生が枯れる原因は様々ですが、適切な知識と対策があれば防ぐことができます。日々の観察と適切なケアを心がけ、問題が起きたらすぐに対処することが大切です。美しい緑の芝生を保つために、定期的なメンテナンスを心がけてくださいね。