芝生の種まき時期はいつ?失敗しないための目土ってなに?
2024/8/1
庭に芝生を張るのはコストがかかると思っていませんか。実は、芝生は種まきから育てるという方法もあります。芝生が生え揃うまで時間はかかりますが、低コストで美しい芝生を実現できますよ。
この記事では、芝生の種まきについて詳しく解説し、初心者の方でも簡単に取り組める方法をご紹介します。
芝生は種まきから育てるメリット
Photo by M'sさん@GreenSnap
種まきから育てる芝生は、ロール芝を敷く方法に比べて初期費用が抑えられ、自分好みの芝生を作り上げる楽しみがあります。
また、種から育てることで、その土地に適応した強い芝生を育てることができるというメリットもあります。ただし、適切な時期と方法で種をまくことが成功の鍵となります。
芝生の種まきの時期
芝生の種まきに最適な時期は、芝の種類によって異なります。一般的に、暖地型芝(夏芝)は春から秋(4〜9月)が適期で、特に5月中旬から6月が最適です。気温は20度〜30度ほどが発芽するのに適した温度です。
一方、寒地型芝(冬芝)は春(4〜6月)か秋(9月)が適しています。気温は15度〜25度が発芽するのに適した温度です。
日本の多くの地域では暖地型芝が適していますが、お住まいの地域の気候を考慮して育てる芝生の種類を選ぶことが大切です。
芝生の種まきに必要なもの
- 芝生の種(お住まいの地域に適した種類を選びましょう)
- 耕運機または鍬(土を耕すため)
- 板もしくはローラー(土壌の表面を固める)
- レーキ(種をまく時に使う)
- 肥料(芝生用の元肥)
- 目土(種子を覆うために必要な、水はけに優れた細かな土)
- 散布機(均一に目土をするとき、あると便利)
- 水やり用具(じょうろやスプリンクラーなど)
芝生の種まきは整地がポイント!
芝生は柔らかい土壌で育つので、種まきの前には土壌をしっかりと耕して平らにしておくのがポイント。深さ30cm程度まで耕し、石や雑草をしっかり取り除きましょう。特に、雑草は芝生が育つ栄養を奪ってしまうので、しっかりと除去するのが大切です。
また、水はけの悪い場所では芝生が育たないため、土に水分が多い場合は川砂などを混ぜ込んで水はけのいい環境を作りましょう。その後、凹凸のないようにトンボなどで平らに均し、板などを使って軽く表面を固めます。
土壌が完成したら、種まきの前には芝の生育がよくなるように芝生用の肥料を混ぜておきます。
芝生の種まきの方法
- レーキ(熊手)を使って、土壌の表面に1cm程度の溝をつくる
- 溝に芝生の種を均等にまいていく。縦横に均一にまけるように、種子に少し砂を混ぜておくといい
- 溝を埋めるように、レーキで軽く土壌を掻く
- 種を覆うように、薄く均一に目土(めつち)をする
- 種が流れないように優しく、たっぷりと水やりをする
芝生の発芽日数はどのくらい?
芝生の種の発芽日数は、種類や気温によって異なりますが、一般的に3週間程度です。暖地型芝は気温が20〜30度の時に最も発芽しやすく、寒地型芝は15〜22度が発芽の適温です。
種まきから1カ月ほど、根がしっかりと地中に根付くまで、芝生は非常に繊細な状態です。1カ月ほどは芝の上に立ち入らないようにしましょう。
芝生の種まき後の管理は?
種まき後の管理は、美しい芝生を育てる上でとても大切です。まずは、土が乾燥しないよう、発芽するまでは適度な頻度で優しく水やりを行います。
発芽後は、芝生が7cm程度の長さになるまで生長を見守ります。雑草が生えてきたら早めに取り除き、芝生の生長を妨げないようにしましょう。
芝生を種まきから育ててみよう!
芝生を種まきから育てるのは少し手間がかかりますが、低コストで美しい芝生を手にいれるチャンスです。適した時期に種をまき、丁寧に管理することで、憧れの緑の絨毯を手に入れることができますよ。
今回ご紹介した方法を参考に、ぜひチャレンジしてみてくださいね。