ゴールドクレストが枯れる原因を解説!復活させる方法はある?
2024/4/2
ゴールドクレストは、クリスマスツリーにも用いられる美しい葉が特徴的ですが、実は日本の環境では枯れやすいことでも知られています。
せっかく育てているのに枯れてしまうのは悲しいですよね。そこで今回は、ゴールドクレストが枯れる原因と枯らさない対策について詳しく解説します。
ゴールドクレストはどんな植物?

Photo by Kiryさん@GreenSnap
ゴールドクレストは、北アメリカ原産のヒノキ科イトスギ属の常緑針葉樹です。黄金色の美しい葉が特徴的で、円錐形の樹形が美しいことから、クリスマスツリーに仕立てて楽しまれることも多い植物です。その美しい見た目から、寄せ植えの花材などとしても日本で広く栽培されています。
ゴールドクレストは枯れやすい?原因は?
美しい葉で人気のゴールドクレストですが、実は日本の環境では枯れやすい植物として知られています。枯れる原因はいくつかありますが、主な原因は高温多湿の環境による蒸れや冬場の寒さ、根腐れ、乾燥などです。それぞれの原因を以下から詳しく解説します。
1.高温多湿による蒸れ
ゴールドクレストは蒸れに弱く、高温多湿の状態が続くと蒸れて内側から枯れてしまいます。特に梅雨時や夏場は要注意です。葉が茂りすぎている場合は適度に間引いて風通しを良くすることがとても大切です。
ゴールドクレストは金属に弱く、ハサミで葉を切ると切った部分が茶色くなってしまうため、太い枝以外はできるだけ手で摘み取ってやりましょう。
2.冬場の寒さ
ゴールドクレストは寒さに強いと思われがちですが、実はそこまで寒さに強くない植物です。冬場の気温が0度以下になると、葉が枯れて枯死してしまうこともあります。雪や霜が降りる寒冷地では地植えを避け、冬は室内の暖かい場所で管理し、外気から守ることが大切です。
また、それ以外の場所でも、冬場は軒下などに移動させて寒さや霜に当てないように管理しましょう。
3.根腐れ
ゴールドクレストは水はけの悪い土や鉢で育てていると、根腐れを起こしやすくなります。根が腐ると水分や養分が吸収できなくなり、葉が枯れていきます。
適度な水はけのある用土を使い、鉢植えで育てている場合は水やりの際に鉢底の穴から水が流れるようにすることが予防策となります。
4.乾燥
ゴールドクレストは根を浅く張るため、地上近くから水が吸い込めないとだんだんと枯れてきます。、土が乾燥しすぎても葉が枯れる原因になるので、葉先を見て水やりを調整してやりましょう。
5.泥はね
ゴールドクレストが弱ってしまう原因の一つに、泥はねによる病原菌の侵入があります。雨が降ると、地面の泥が跳ねて葉に付着し、その部分の葉が枯れてしまうのです。
泥はねを防ぐには、ウッドチップやバーク(樹皮)をゴールドクレストの周りに敷き詰めるのがおすすめです。これらの材料で地表を覆うことで、泥が直接跳ねるのを防いでくれます。
水やりの際も、勢いよく水を飛ばして泥を跳ねなうように気をつけましょう。
枯れたゴールドクレストは復活できる?
枯れかけたゴールドクレストを復活させるのは難しいですが、完全に枯れてしまう前なら可能性はあります。まず、枯れている部分の葉や枝を手で取り除きます。そして、直射日光が当たらない半日陰などに移動させ、土が乾いたらたっぷりと水をやります。水やりは葉水も忘れずに。
ゴールドクレストは成長が遅いので、復活までに時間がかかります。根気強く世話を続けましょう。完全に枯れてしまったゴールドクレストを復活させるのはほぼ不可能なので、早めの対処が大切です。
ゴールドクレストを枯らさないように育てよう!
ゴールドクレストは少し手間がかかる植物ですが、美しい黄金色の葉を楽しめる素敵な樹木です。ゴールドクレストを枯らさないためには、日本の環境に合わせて適切なお世話が大切。
水やりや置き場所に気をつけて、大切に育ててあげましょう。枯れる前兆を見逃さず、枯らさないように管理してあげてくださいね。