大きくしたくない人必見!ゴールドクレストの剪定の時期と枯らさない切り方
2024/2/21
ゴールドクレストはコニファー類の中でもとくに人気の観葉植物です。寒さにも暑さにも強く、屋外で育てやすいことから庭木にしている人も多いのではないでしょうか。
この記事ではゴールドクレストの剪定についてご紹介します。大きくしたくない人や樹形をきれいに保ちたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
ゴールドクレストは剪定しないとどんどん大きくなる!
ゴールドクレストは、放っておくと思った以上にすくすくと大きくなり、鉢植えで育てても2m、地植えの場合は最大10〜20mにもなります。
庭の限られたスペースに収めたいと思ったら、剪定は避けて通れない大切なお手入れです。剪定をすることで大きさをコントロールするだけではなく、通気性もよくなるので病害虫防止につながり、ゴールドクレスト自身も健康に成長していきますよ。
ゴールドクレストを剪定する時期
ゴールドクレストの剪定時期は、生育期に入る4〜5月と、9〜10月ごろです。気温が20度前後の時期を目安にしましょう。
メインとなる剪定は春です。この時期に剪定をすることで、新しい枝葉がより健康に、そして美しく成長してくれるでしょう。加えて、秋にも軽く剪定をすることで、冬の間に枝が伸びすぎるのを防ぐことができます。
ゴールドクレストを剪定する前に知っておきたいこと
ゴールドクレストの剪定を始める前に、
- 金属製のハサミを使用しないこと
- 剪定道具は除菌スプレーなどで拭き取って清潔にすること
- できるだけハサミで深く剪定しないこと
を意識しておくといいでしょう。 とくに、ゴールドクレストなどのコニファー類に金属は禁物です。金属製のハサミで剪定すると切り口が赤っぽく変色して弱ることもあるので、チタン製のハサミなどを使うのがおすすめです。
ゴールドクレストを剪定する方法
ゴールドクレストの剪定方法には、以下の3つの剪定方法があります。目的に合わせてうまく取り入れましょう。
①芽摘み:形を整えたいとき
②透かし剪定:風通しをよくしたいとき
③芯止め:大きくしたくないとき
①芽摘み:形を整えたいとき
ゴールドクレストの剪定は、4月〜5月に芽摘みを行うことが大切です。この時期、勢いよく伸びる新芽を選んで端を1cmほど摘むことで、春以降の伸びすぎを防ぎ、植物のエネルギーを均等に分散させて全体のバランスを美しく保つことができます。
とくに鉢植えのあまり大きくないゴールドクレストは、春に芽摘みをしておくだけでも、だいぶ樹形をコントロールできますよ。できれば指で摘むのがおすすめですが、大型株の場合は金属製以外のハサミを使いましょう。
②透かし剪定:風通しをよくしたいとき
ゴールドクレストがよく成長して風通しが悪いとき、枯れかかっているときなどは、不要枝を透かし剪定をしましょう。
不要枝とは例えば以下のような枝です。 近い距離で同じ方向に伸びる並行枝 地面に向かって伸びる下り枝 他の枝と交差する枝 地面から伸び上がるヒコバエ その他、新芽がつかない古い枝 透かし剪定で大切なのは、必ず不要枝を分岐の根本から切ることです。枝の途中で切ると底から分岐してさらに混み合う原因になるので注意しましょう。
③芯止め:大きくしたくないとき
ゴールドクレストをこれ以上大きくしたくないという場合は、主幹を切る芯止めという剪定をしておきましょう。成長の勢いを抑えるために、木の頂点部分を切り取ります。これにより、ゴールドクレストは上に伸びる代わりに、横へと広がるように伸びていきますよ。
ただし、芯止めをするときは全体の樹形バランスを考えながら、慎重に作業を進めましょう。美しい形を維持するため、周囲の枝葉の調整も忘れずに。
ゴールドクレストを剪定して大きさ管理しよう!
ゴールドクレストの剪定は、植物を健康に保つだけでなく、お部屋のインテリアとしての見た目も美しく保つために大切です。上手に剪定をして、大きくなりすぎず、形の美しいゴールドクレストを楽しんでくださいね。