生姜の収穫時期の見分け方は?収穫方法や葉生姜・根生姜の違いを解説
2024/8/29
生姜は、春に植え付けてから秋までに収穫がされますが、収穫のタイミングでそれぞれ生姜の楽しみ方が異なります。また、生姜は低温に弱く、日本では一年草として扱われるため、収穫時期を逃さずに適切に収穫することが重要です。
この記事では、それぞれの収穫時期や収穫の目安、収穫したあとの保存方法などを紹介します。
葉生姜と根生姜は収穫時期が違う!
葉生姜
葉生姜は、根茎がまだ小さいうちに葉ごと収穫したものです。根生姜に比べて、根茎がやわらかく辛味も少ないので、茎の部分まで食べることができます。生で食べることができ、甘酢漬けにしたり、味噌をつけて食べるのが一般的です。
根生姜
根生姜は、一般的に流通している肥大した根茎を収穫したものです。皮は明るい茶色をしており、硬くスライスやすりおろして、主に薬味や味付けとして利用されます。
葉生姜の収穫時期

Photo by kakirikeaさん@GreenSnap
葉生姜の収穫時期は8月頃で、葉が8枚ついたのを目安に収穫します。
葉生姜の収穫方法は、茎の根元を持って、株全体を引き抜きます。葉生姜の収穫では根も一緒に収穫するので、根生姜の分は残すようにしましょう。
根生姜の収穫時期

Photo by ぷくじろうさん@GreenSnap
根生姜の収穫時期は10〜11月で、葉先が黄色く枯れてきたのを目安に収穫します。
根生姜の収穫方法は、株元から15cmほど離れた場所からスコップを入れて掘り起こし、根茎を傷つけないように注意して収穫します。寒冷地では、霜が降りる前に収穫を済ませてください。
収穫した根生姜の保存方法
根生姜の保存には、気温15℃で湿度90%が最適とされ、以下の方法で1〜6ヶ月の長期保存が可能になります。ただし、長期間になるほどカビが生えてダメになっている可能性が高くなるので、なるべくはやく使うようにしましょう。
準備するもの
- 布ガムテープ
- 新聞紙
- 発泡スチロールのボックス
手順
- 収穫した根生姜の葉を切り落として、水洗いはせず土を落とす。
- 数日天日干しをしてよく乾燥させる。
- 乾燥後、痛みやすい茎の根元は折って取る。
- 根生姜を一個ずつ新聞紙に包んで、新聞紙を軽く水で濡らす。
- 新聞紙に包んだ根生姜を発泡スチロールのボックスに入れて、布ガムテープで密閉する。
- 暖房の効いていない、冷暗所に置く。
生姜の収穫時期の見分け方を覚えておこう!
4〜5月ごろに植え付けた生姜は、それぞれの生育段階で収穫が楽しめます。適切なタイミングを逃してしまうと、葉生姜は収穫ができないので、収穫目安を逃さないように日頃からよく観察しておきましょう。
ぜひこの記事を参考に、生姜の収穫を最大限に楽しんでくださいね。