オオイヌノフグリとネモフィラの違いとは?見分け方を解説!
2024/2/14
春が訪れると、青い花で知られるネモフィラとオオイヌノフグリが私たちの目を楽しませてくれます。どちらも青く繊細な見た目がよく似ていますが、見分ける方法はあるのでしょうか。
この記事では、オオイヌノフグリとネモフィラの基本情報から、両者の見分け方までを詳しく解説します。
オオイヌノフグリとはどんな植物?
Photo by mocoさん@GreenSnap
オオイヌノフグリは、オオバコ科クワガタソウ属に属する多年草です。原産地はヨーロッパで、現在では日本全国で見られる野草となっています。
春になると青く小さな花を野原一面に咲かせるのが特徴で、花は太陽が当たっている時間にだけ開き、1日で枯れてしまいます。
ネモフィラとはどんな植物?
ネモフィラはムラサキ科ネモフィラ属に属する一年草で、原産地は北アメリカです。日本では花壇や公園に植えられることが多く、青い空を思わせる鮮やかな青色の花を一面に咲かせるのが特徴です。
茨城県の「国営ひたち海浜公園」など、ネモフィラを絨毯のように植え込んだ観光名所が有名です。
オオイヌノフグリとネモフィラの見分け方は?
花が咲く時期
オオイヌノフグリは、春の早い時期に花を咲かせることが多く、3月から4月にかけて見られます。
一方、ネモフィラは4月中旬から5月にかけての開花が一般的です。開花時期に若干のずれがあるので、咲いている時期でも見分けることができるでしょう。
花の大きさ、花びらの数
オオイヌノフグリの花の直径は約1cm程度で、ネモフィラに比べて小さめです。一方、ネモフィラの花は直径が2cm以上になることもあり、オオイヌノフグリより大きな花を咲かせます。花の大きさを比較することで、見分けることが可能です。
また、オオイヌノフグリの花びらは4枚ですが、ネモフィラの花びらは5枚のため、花びらの数でも見分けることができます。
葉の形
オオイヌノフグリの葉は、卵形〜円形で全体的に丸みを帯びています。一方、ネモフィラの葉はより細かな切れ込みが入っていることが多く、葉の縁がギザギザしているのが特徴です。
オオイヌノフグリとネモフィラを見分けよう!
オオイヌノフグリとネモフィラは、どちらも春に美しい青い花を咲かせることで知られていますが、花の咲く時期、花の大きさ、葉の形といった点で違いがあります。
これらのポイントを押さえることで、簡単に見分けることができますよ。春の散歩の際は、ぜひこれらの違いに注意して、美しい花たちを楽しんでください。