にんにくの収穫時期は遅れても大丈夫?収穫後の干し方や保存法を解説
2024/9/26

Photo by ▶◀FROG▶◀さん@GreenSnap
料理のアクセントとして欠かせないにんにく。にんにくは栽培期間が長めだからこそ、最後の収穫作業で失敗するわけにはいきませんよね。本記事では、にんにくの収穫時期の見極め方のほか、その後の干し方などの保存方法などについても詳しく説明していきます。
にんにくの収穫時期はいつ?
にんにくの収穫時期は、5〜6月頃です。
にんにくの収穫時期のサインは?
にんにくの収穫のサインは、葉茎の枯れ具合で見極めることもできます。上の葉が2〜3枚ほど黄色くなって、茎も枯れたり倒れたりしてきた頃、おおよそ全体の3分の2ほど枯れたら収穫のタイミングです。
にんにくの収穫方法
にんにくの株元を手でもち、そっと引き抜きます。このとき根は切り落としてしまいましょう。
また、にんにくはカビが発生しやすいため、収穫後に乾燥させる必要があります。そのため、収穫作業は晴れた日に行うといいです。
収穫後のにんにくはどうする?
にんにくの収穫後は、そのまま天日干しするか、鱗茎(肥大した白い部分)から10cmほどの部分で葉を切って吊るして乾燥させます。
収穫作業後にしばらく晴れがつづくようであれば、そのままにんにくの株を横にして2〜3日ほど天日干ししましょう。
にんにくの干し方と保存方法

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収穫後の天気が怪しい場合は、軒下などに干して乾燥させます。複数の株をまとめてひもでくくり、風通しのいい、明るい日陰となる場所に吊るします。このとき、できるだけ鱗茎が重ならないように干すといいです。
また、干したままにして約1ヶ月ほど保存ができ、それ以降は新聞紙に包んで冷蔵庫に入れて長期保存ができます。
にんにくの収穫は遅れるとどうなる?
にんにくの収穫が遅れると、球割れして鱗茎が変形してしまいます。見た目だけでなく、味の質もやや劣るため、収穫時期をしっかり見極めましょう。
ちなみに、収穫が早すぎてもが十分に肥大していない可能性があるのでご注意ください。
にんにくは収穫後すぐに食べることもできる?
にんにくの収穫後は乾燥させるとお伝えしましたが、実は収穫後すぐに食べることもできます。
収穫後すぐ食べる生にんにくと、乾燥させた乾燥にんにくとでは、食感も異なります。生にんにくの方がよりみずみずしく、水分を多く含むため、生で食べるのにも適しています。
ただし、乾燥にんにくに比べて長期保存ができないのでご注意ください。
にんにくは収穫時期を見極めてしっかり乾燥させよう!
にんにくの収穫時期は、葉の枯れ具合を観察していればしっかり見極めることができます。昨今は異常気象がつづいているため、収穫時期もカレンダーだけでは当てにならないことも多いはず。
ぜひ、このポイントに注視して、にんにくの栽培を楽しんくださいね。