シャガは植えてはいけないって本当?毒性や増えすぎる対策を解説
2024/1/31
アヤメによく似た美しい花を咲かせるシャガですが、植栽には注意が必要とされることがあります。その理由と対策方法について、この記事で詳しく解説します。シャガの特徴を理解し、美しい庭を作りましょう。
シャガを植えてはいけないといわれる理由は?
Photo by かまさん@GreenSnap
1.繁殖力が強すぎる
シャガは非常に繁殖力が強く、雑草のようにたくましく育つ性質があります。地下茎を伸ばして広範囲に広がるため、一度広がると完全に取り除くことが難しく、爆発的に増えて庭の管理が難しくなってしまう危険があります。
2.毒性がある
シャガの根には毒があり、誤って口にすると下痢や嘔吐などの健康被害を引き起こします。特に小さな子供や子犬などの幼いペットがいる家庭では注意が必要です。
3.花言葉が不吉
シャガは「反抗」という花言葉を持っています。鋭い葉を持ち、太陽を避けた日陰に花を咲かせるシャガは、少し暗く反抗的なイメージの花言葉を持つため、植えるのは避けた方がいいとされることがあるようです。
シャガ増えすぎるのを抑えて育てる方法
シャガの繁殖力をコントロールしながら美しく育てるための方法をご紹介します。
定期的に間引く
シャガの生長をコントロールするためには、定期的に間引いてやるのが効果的です。放っておくと株が混み合ってくるので、適度に間引き、増やしたい場合は株分けしてやりましょう。
根止めを使って囲い込む
シャガの広がりを抑えるためには、根止めなどを使って区切りを設ける方法も有効です。これにより、庭の他の部分への侵入を防ぐことができます。
シャガが他の植物の生長を妨げることも防ぐことができるでしょう。
シャガとはどんな植物?
シャガは中国原産のアヤメ科アヤメ属に属する多年草です。人里近くの森林などの湿った場所に自生し、春には美しい花を咲かせます。日陰に強く、湿った場所を好むことから、シェードガーデンとしても適した植物です。
地下茎を伸ばして広がるので、斜面の表土が崩れないように植えられることもあります。
シャガに毒性はあるが、植えてはいけないわけではない!
適切な管理を行えば、シャガは凛とした美しい花を見せて庭を彩ってくれます。広がるのが不安な方は、庭植えではなく鉢植えで楽しむのが無難でしょう。
しっかり管理をして、シャガの花を楽しんでくださいね。