金木犀を庭に植えてはいけない理由とは?風水的に悪い?近所迷惑?
2024/9/12
秋に香りのよいオレンジ色の小花を咲かせる金木犀。その香りのよさは、日本三大香木の一つにも数えられるほどです。そんなすてきな香りの金木犀を、お庭に植えたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、金木犀は「庭に植えてはいけない」といわれることがあるようです。
この記事では「金木犀を植えてはいけない」といわれる理由とその対策を、わかりやすくお伝えします。金木犀が好きな方や庭に植えたいと思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
金木犀を庭に植えてはいけないはウソ!
Photo by まみさん@GreenSnap
結論から言えば、金木犀を庭に植えてはいけないという話は迷信です。
実際に街を歩いていても、至るところで金木犀の木が植えられているお宅を見かけると思います。庭に植えても全く問題ありませんので、安心してくださいね。
金木犀を植えてはいけないといわれる理由
それではなぜ「金木犀を植えてはいけない」と言われるようになったのでしょうか。それには3つの理由があります。
小さいまま育てるのがむずかしい
金木犀は植えたまま剪定せずに放置していると、高さ7~8mにまで育ちます。また、大きくなりすぎたからと強剪定をすると、花が咲かなくなってしまいます。このことから「金木犀を庭に植えてはいけない」といわれるようになったのでしょう。
しかし、金木犀は成長が比較的ゆっくりな木です。2~3年に1回剪定をすれば、お好みのサイズを保ったままよい香りの花を楽しめます。剪定の時期は、花が終わった直後から新芽が伸び始める前の、冬の時期に行いましょう。また、花が散った後は花の掃除が必要になるので、隣家から離れた場所に植えるのがおすすめです。
花の香りが強くて近所迷惑になる
金木犀の花は香りが強く、花が咲くと遠くからでも香ります。この強い香りが苦手な方が「庭に植えるな」といっていたのかもしれません。
金木犀の香りが苦手な方が近くにいる場合は、白い花が咲く「ギンモクセイ」や、クリーム色の花の「ウスギモクセイ」を植えるとよいでしょう。香りは金木犀と同じですが、控えめな香りなので、周りに配慮しながら楽しめます。
花言葉に怖い意味がある
金木犀の花言葉に少し怖い言葉があります。
これは、金木犀の香りが強いため、木が見えないところでも香りがすることや、夜に香りが強くなることなどに由来します。金木犀の香りが不気味と感じ、縁起が悪いと考えられたのでしょう。
金木犀は風水的にどう?魔除けの花木って本当?
Photo by まゆちさん@GreenSnap
このようなことから、縁起が悪いとされる説もある金木犀ですが、花の強い香りが邪気や汚れを払うとも考えられ、神社やお寺によく植えられています。
風水でも魔除けとして金木犀が好まれていたり、中国では金木犀の花が幸運を呼ぶともいわれるなど、むしろ縁起がいいとされているのです。
金木犀を植えてはいけない理由はないのでご安心を!
「金木犀を植えてはいけない」という噂があると不安になるかもしれませんが、むしろ縁起がいいとされている木ですので、安心して植えてくださいね。
金木犀の香りは、ヘアオイルやハンドクリームなどにも使われる素敵な香り。金木犀の香りが好きな方は、ぜひお庭に植えて楽しんでくださいね。