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金木犀の剪定時期はいつ?低くしたいときはどこを切るべきかを図解

2024/9/24

金木犀が大きく育ちすぎたり樹形が乱れたりしたときは、剪定してきれいな樹形に戻してあげるとよいでしょう。

今回は、金木犀の剪定時期と方法についてご紹介します。金木犀が育ちすぎたときの剪定方法についても解説しているので、この記事を参考にしながら剪定してみましょう。

金木犀の剪定時期はいつ?

金木犀Photo by ショショさん@GreenSnap

金木犀の剪定時期は、11月頃または3~4月頃です。

11月は金木犀の花が終わった頃、3~4月は成長が遅くなる時期なので、剪定のダメージを最小限に抑えながら樹形を整えられます。

とくに、地植えの金木犀をそのまま放置すると景観を損ねるので、11月、または3~4月に剪定して美しい樹形を保ちましょう。

金木犀の剪定に必要なもの

金木犀の剪定に必要なものは以下のとおりです。

・剪定ばさみ

・刈り込みばさみ

・剪定用バリカン

・園芸用手袋

・脚立

・ゴミ袋

・園芸用手袋(または軍手)

金木犀がちいさな樹形の場合は、剪定ばさみで問題ありません。しかし大きく育ちすぎて届かないときは、脚立や刈り込みばさみ、剪定用バリカンなどを用意しておくと剪定がスムーズです。

金木犀の剪定方法① 低くしたいときはどこを切る?

金木犀の剪定方法 図解 どこを切る?

金木犀の剪定方法では、その年に伸びた枝を切り戻すのが一般的です。新枝は3つに分岐していることが多いため、それを目印に探すといいでしょう。

1. 金木犀の全体をチェックする

2. 大きく育ちすぎている部分は、枝先から50cmほどまで切り戻す(枝の付け根部分まで切る)

3. 新しく伸びた3つ又の枝の真ん中を根元から剪定する

4. 残り2本の枝先を2~3節ほど残しながら切り詰める

金木犀の樹形を低くしたいときや、枝数を増やしたいときは、花期が終わった枝を先端から2~3節残した位置で切り詰めましょう。4月頃には新梢が伸びて新たな花芽をつけます。

金木犀の剪定方法② 樹形を整えたいときはどこを切る? 

金木犀の剪定 樹形の仕立て方

つぎは、金木犀の樹形を美しく維ことを目的とした剪定(刈り込み)の方法です。金木犀は刈り込みに強いため、好みの樹形に仕立てやすいというメリットがあります。お庭にあった樹形に刈り込んでみましょう。

1.金木犀の全体をチェックする

2.成長に不要な枝や飛び出た枝などを見つけたら付け根から切り落とす

3.金木犀の側面と上部を刈り込む

4.ある程度剪定したら、離れた場所でチェックし樹形を整える

刈り込みばさみを使うと剪定がスムーズに進められます。しかし、樹形をイメージせずに進めると、予想よりもちいさな樹形に仕上がってしまいます。剪定する際は、金木犀の樹形画像を参考にしながら進めるとよいでしょう。

金木犀の剪定で失敗しないコツ

金木犀の剪定で失敗しないコツは以下3つです。

  • 丸坊主にしない
  • 枝枯れ防止に強剪定を避ける
  • 葉を維持したまま剪定する
  • また、枝を切り落とすときは必ず葉を残しながら剪定してください。葉がなくなってしまうと、根から吸収した水分が全体に浸透せず、葉のない枝が枯れてしまいます。

    花をつけたいなら花芽の有無を確認し、そのうえで葉の枚数に気を配りながら剪定してください。

    金木犀は丸坊主に剪定しても大丈夫?

    金木犀はとても枯れやすい性質のため、丸坊主にするとそのまま枯れる恐れがあります。金木犀の性質は弱いことを押さえ、強剪定や丸坊主にするのは避けましょう

    大きく育ちすぎても強剪定は避け、間引き剪定や刈り込み剪定を取り入れながらすこしずつコンパクトに仕上げましょう。

    金木犀の剪定方法についてよくある失敗例と質問

    金木犀の剪定でよくある失敗例

    金木犀の剪定でよくある失敗例は、最終的な樹形をイメージせずに切りすぎるケースです。傷んだ枝や不要な枝ばかりにこだわると、つい花芽や新芽のついた必要な枝まで切り落とすケースがあります。

    必要な枝まで切り落としてしまうと、新たな葉がつかないどころか、花さえつかなくなってしまいます。最悪の場合、光合成しにくい樹形になったために枯れる場合があります。 とくに、剪定用バリカンを使うと、想像以上にザクザク切れ、失敗しやすいため慎重に行う必要があります。

    金木犀をはじめて剪定する方や、剪定にまだ慣れていない方は、剪定ばさみを使って不要な枝のみを切るように心がけるとよいでしょう。

    金木犀に強剪定はよくない?

    金木犀の樹形を仕立て直そうと、強剪定するのは控えましょう。金木犀は生命力が低い植物であるため、強剪定すると枝枯れを招き枯れてしまいます。

    枯れずに耐え忍んだとしても、元の状態に戻るまで数年かかる場合もあります。その間の寒さや暑さに耐えきれず、最終的に枯れる心配もあるので、強剪定以外の方法で選定しましょう。

    盆栽タイプの金木犀の剪定方法は?

    盆栽や鉢植えなど、比較的ちいさな金木犀の剪定方法は、幹から伸びる枝葉を間引く間引き剪定が有効です。

    金木犀の性質は、中心の太い枝から複数の枝葉が間延びしたように伸びるので、どうしても枝や葉同士が交差します。

    このまま放置すると成長に悪影響を与えかねないので、樹形をチェックしながら混み合う枝葉を切り落としましょう。

    金木犀を剪定してきれいな樹形をつくろう!

    今回は金木犀の剪定時期と方法を中心にご紹介しました。金木犀の剪定は、目的にあわせて使い分けるのが効果的です。すこやかな成長のためにも、この記事を参考にしながら剪定してみましょう。

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