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キンモクセイの挿し木の時期はいつ?やり方や成功率はどれくらい?

2025/9/25

今あるキンモクセイ(金木犀)を増やしたい、もっと育ててみたいと考えるなら、挿し木にしてみてはいかがでしょうか。キンモクセイの挿し木はやり方とコツさえ押さえておけば初心者でも気軽にチャレンジできます。

今回はキンモクセイの挿し木時期と方法、成功率についてご紹介します。正しい方法をしって挿し木してみましょう。

キンモクセイの挿し木時期は、開花前がベスト!

キンモクセイPhoto by みかりんさん@GreenSnap

キンモクセイの挿し木に適した時期は7〜9月です。花が咲くより少し前の時期に行うのが、発根率が高いといわれています。

ただし、挿し木の成功率が高い方ではないため、発根率を上げるよう光を通すガーデニング用のビニールシートが必要になります。「まずはどのようなものか試してみたい」といった方に有効な方法といえるでしょう。

また、キンモクセイは植え付けてから花が咲くまでに5~7年かかるといわれているため注意しましょう。

キンモクセイの挿し木の仕方

準備するもの

キンモクセイの挿し木に準備するものは以下のとおりです。

  • 挿し木用の枝
  • 発根促進剤
  • 鹿沼土(小粒)
  • 赤玉土(小粒~中粒)
  • バーミキュライト
  • ピートモス
  • 割り箸
  • スプーン
  • ピンセット
  • ポット(小さめが望ましい)
  • ポット用の器(水の管理がしやすくなる)

やり方

キンモクセイPhoto by ぼんちゃんさん@GreenSnap

キンモクセイの挿し木の仕方は以下の手順です。

1. 上葉を4~5枚ほど残すように下の葉を取りのぞく

2. 給水しやすいよう、挿し穂の切り口をななめに切る

3. 切り口に発根促進剤を塗る

4. ポットの中に鹿沼土、赤玉土を混ぜて、たっぷりの水を入れる

5. 割り箸で5cmほど穴を開ける

6. 穴を開けた部分に挿し穂をさす

7. ティースプーンで優しく土をかぶせる

8. 直射日光は当たらず湿度の保てる場所に置く

湿度が調整できない場合は、ビニール袋をかぶせてもよいでしょう

キンモクセイの挿し木が育ったら植え替えをしよう!

キンモクセイ(金木犀)の挿し木が終わり発根を確認したら、育てたいポットに植え替えましょう。発根は挿し木から約1年後の4月に確認できます。上手に発根していたら、根にダメージを与えないよう以下の手順に沿って植え替えてください。

1. 赤玉土(小粒)を7、腐葉土を3の割合で混ぜ、割り箸で穴を開けておく

2. ヘラなどを使って挿し木したキンモクセイを取り出す

3. あらかじめ混ぜた用土にキンモクセイをゆっくりさし込む

4. キンモクセイをさし込んだら、鉢の底から水が垂れるまでたっぷりの水を与える

キンモクセイ(金木犀)の挿し木でよくある質問

キンモクセイの挿し木はペットボトルでも育つ?方法は?

キンモクセイの挿し木はペットボトルでも育てることが可能です。ただし、キンモクセイの挿し木成功率はそこまで高いものではないため、気長に育ててみたい方に有効です。

ペットボトルで挿し木する場合は以下の手順で試してみましょう。

1. ペットボトルを1/3のサイズに切る

2. バーミキュライト、ピートモス、赤玉土の順に入れる

3. 土が全体的に占める程度の水を与える

4. キンモクセイの挿し穂を入れる

5. 直射日光の当たらない、ある程度湿度の保てる場所に置き、1年ほど様子を見る

6. ペットボトルの下に根がついたらポットに植え替える

湿度が保てない場合は、ビニール袋をかぶせて保管しましょう。

なお、ペットボトルの底に排水用の穴を開けると、同時に土も流れる場合があります。 ペットボトルの底に穴を開けたときは、水が流れても差し支えのないお皿を置いて管理しましょう。

キンモクセイを挿し木するとどれくらいで発根するの?

キンモクセイの挿し木は、約1年で発根するといわれています。できるだけ早く発根させたいときは、発根促進剤を与える、土にバーミキュライトを混ぜるとよいでしょう。

キンモクセイの挿し木の成功率は?初心者でも成功する?

キンモクセイの挿し木成功率は、古枝挿しで25%ほど、緑枝挿しで40%ほどとされています。ただし挿し木した時期や環境、土によって成功率が変化するため、一概にはいえません。

キンモクセイの挿し木を成功させたい方は、この記事でご紹介した挿し木に必要なものを用意し、緑枝挿しに絞って5月下旬までにやると成功しやすくなるでしょう。

キンモクセイを挿し木してきれいな樹形をつくろう!

今回はキンモクセイ(金木犀)の挿し木に適した時期と成功率、必要なものなどについてご紹介しました。挿し木を成功させてキンモクセイをたくさん育ててみたい方は、この記事を参考にしながら試してみてください。