レンギョウの剪定時期や方法は?失敗しないコツと切るべき枝の見分け方
2024/3/12
レンギョウといえば毎年春ごろに黄色い花を咲かせる低木として知られており、生垣にしたり庭木にして楽しまれる樹木です。ですが、毎年美しい黄色い花を咲かせるには、やはり適した時期と方法で行う剪定が欠かせません。
この記事ではレンギョウの剪定時期や、時期ごとの剪定方法についてご紹介します。
レンギョウは剪定しないとどうなる?
Photo by メイさん@GreenSnap
レンギョウの剪定は剪定しないと、樹形が大きく乱れたり、花付きが年々悪くなってしまいます。剪定をすることで大きさをコントロールしたり、風通しをよくして病害虫のリスクをへらしたり、さらには翌年の花付きもよくすることができますよ。
剪定はメリットだらけなので、必ず毎年行いましょう。
レンギョウの剪定時期
レンギョウの剪定時期は、主に休眠期の冬(12月~3月ごろ)と、花後の春(5月ごろ)の年に2回です。冬の剪定では枝の整理を行い、花後剪定では花後の不要な枝を整えることで、翌年の花付きを良くします。
レンギョウの剪定方法
レンギョウの冬剪定
12〜3月の冬剪定では、不要な枝を中心に剪定をしていきましょう。この時期にはすでに花芽がついているので、花芽を切り落とさないように注意してください。
不要な枝とは以下などです。
- 枯れ枝や病気の枝
- 株の内部で交差する枝
- 株の内側に向かって伸びる枝
- そのほか、混み合った枝や絡んだ枝
このような不要枝を剪定したら、かるく樹冠(樹形の外側のライン)からはみ出た枝を切り落として完了です。
レンギョウの花後剪定
花が終わった直後の5月頃に行う花後剪定では、花が咲き終わった枝を切り戻しながら、冬に切り残した不要枝があれば剪定していきましょう。
この時期は軽めの剪定にとどめておくのがおすすめですが、この後の梅雨の高温多湿に耐えられるよう、株の内側を透かすように古い枝を根本から切ってしまってもかまいません。
レンギョウの剪定の失敗しないコツ
レンギョウの剪定のコツは、枝を切る位置と角度に注意することです。枝分かれした分岐部分で切る場合、残す枝は外を向いた方にしたり、外向きの芽のすぐ上で切ることによって、後々株が混み合うことを避けられます。
レンギョウを剪定した後の管理・ケア
剪定後のレンギョウは、冬剪定の場合はとくに不要ですが、花後剪定の場合は肥料を与え、たっぷりと水やりをしておきましょう。こうすることで、次の花芽をつけるエネルギーがまかなえるようになりす。
レンギョウの剪定は欠かさず毎年2回やろう
レンギョウの剪定は花つきをよくさせるためにも、株の健康を守るためにも欠かせないお手入れです。毎年冬と花後に剪定するということを覚えて、正しい手入れをして大切に育てましょう。