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イチジクの種類図鑑|人気品種やそれぞれの特徴は?

2024/6/25

イチジクはどんな植物?

イチジク

Photo by デュランサ さん@GreenSnap

イチジクはクワ科イチジク属の落葉高木で、西アジア〜アラビア半島が原産の果樹です。手を広げたような大きな葉が特徴で、樹高は3〜6mほどになりますが鉢植えでも育てることができます。果実は甘くトロッとした食感で栄養価が高く、植え付けから2年目で収穫できるので初心者でも育てやすく人気があります。

イチジクにはどんな種類がある?

イチジクは国内だけでも100品種以上あり、長い栽培の歴史があります。主に果実の色や収穫時期によって分類され、色では赤・青・白・黒イチジクなどがあります。収穫時期では、夏に収穫する「夏果専用種」、秋に収穫する「秋果専用種」、夏と秋の2回収穫できる「夏秋兼用種」に分けられます。

また、イチジクの品種は4つの系統に分けられ、国内で栽培ができるのは「普通系」「サンペドロ系」のみとなっています。

イチジクの種類

桝井ドーフィン

桝井ドーフィン

Photo by gdnaさん@GreenSnap

日本で最も栽培されている夏秋兼用種のイチジクです。果皮は紫色で、生食に適した上品な甘さとジューシーな果肉が特徴で、さらにジャムなどの加工にも向いています。夏果は100〜200gと大きめで、秋果は50〜110gとやや小さめになります。

日本種

日本種

Photo by かずさん@GreenSnap

別名「蓬莱柿」とも呼ばれます。日本で古くから親しまれてきた品種で定着している品種のため、「日本イチジク」とも呼ばれています。収穫量が多くて、桝井ドーフィンよりも甘くおいしいとされていますが、あまり日持ちしません。耐寒性に優れており、主に九州北部〜中国地方で栽培されています。

バナーネ

バナーネ

Photo by ジャカランダさん@GreenSnap

フランスが原産の白イチジクで夏秋兼用種です。果皮が黄緑色から黄色に熟していき、果肉はとても甘く酸味がほとんどありません。夏果は最大280g、秋果でも130gととても大きいです。

ザ・キング

ザ・キング

Photo by やすぼうさん@GreenSnap

夏果専用種で、果皮は熟しても緑〜薄黄緑色をしておりとても美しい品種です。果肉は大粒で赤く糖度が高く、なめらかな食感が特徴です。1果40〜200gほどととても大きいです。

ビオレソリエス

ビオレソリエス

Photo by びん助さん@GreenSnap

フランス原産の高級イチジクで、市場にほとんど出回らないため幻の黒イチジクとも呼ばれています。秋果専用種で、とても甘く香りが抜群によいのが特徴です。

コナドリア

コナドリア

Photo by きなこさん@GreenSnap

夏果専用種の白イチジクで、国内では主に富山県で栽培がされています。甘さは控えめで、果肉が柔らかくドライイチジクに向いています。

ブラウンターキー

夏秋兼用種で小粒のイチジクです。強い甘味とほどよい酸味が特徴で、皮も薄いのでそのまま食べることができます。比較的耐寒性も強く、樹高もやや小さく育つので鉢植えにも向いています。

トヨミツヒメ

福岡県で育成された夏秋兼用種のイチジクで、果皮は薄く丸ごと食べられるのが特徴です。また、糖度が17度以上とメロンのように甘く後味はさっぱりとした味わいとなっています。1果約75〜100gと小ぶりなため、間食にぴったりです。

イチジクのお気に入り品種を見つけよう

イチジクは品種によって味や食感、収穫時期は異なり、果実のサイズはとくに差が大きいです。初心者の方は夏秋兼用種や秋果専用種がおすすめで、桝井ドーフィンや日本種はとくに育てやすく人気となっています。一方で、夏果専用種は収穫時期が梅雨と重なっており、病害虫の被害にあいやすいので栽培難易度がやや高いです。この記事を参考に、ぜひイチジクのお気に入り品種を見つけてくださいね。