【イチジクの花言葉】風水的には縁起がいいの?悪いの?
2023/2/20
ドライフルーツとしても人気のあるイチジクですが、「無花果」とも書くことから花も花言葉もないと思う方も多いのではないでしょうか。でも、じつは花も咲き、しっかりとした花言葉もあるんです。
今回はそんな、イチジクの花言葉と特徴、種類についてご紹介します。
イチジクの花言葉

イチジクの花言葉は「子宝に恵まれる」「実りある恋」「裕福」「多産」です。これらはイチジクがひとつの木からたくさんなることが由来とされています。
また、ローマ神話ではワインの神であるバッカスがイチジクの木に多くの実がなるよう方法を教えたとも言われています。なお、イチジクに怖い意味はないので安心してくださいね。
イチジクとはどんな果樹?
イチジクはジャムやドライフルーツなどで見かけることの多い植物です。実がなる時期は6~11月頃で、年に2回収穫できます。
夏と秋のそれぞれに実を付けますが、夏期に付ける実の方が大きい特徴があります。一方、冬期に収穫した果実は糖度を蓄えていることから、夏期の実に比べて甘くて美味しいのが魅力です。
イチジクに花は咲くの?

イチジクは花を付けます。それがジャムやドライフルーツに活用される実の部分です。つまりイチジクの実はイチジクの花であり、花を咲かせることなく実を付けることから「無花果」と書くようになりました。
イチジクの実の内部には赤い果肉がありますが、これが花に該当します。先端についたつぶつぶはイチジクの種で栄養満点。実とともに食べれば健康に良い影響をもたらすでしょう。
イチジクにまつわる言い伝え!縁起が悪いって本当?
イチジクにはひとつの木にたくさんの実を付けることから、「子孫に恵まれる」といった言い伝えがあります。風水でも実のなる木には子宝運が宿っていると考えるため、花言葉の意味も合わせて家族が増えることを望む方には良い影響をもたらすと考えられるでしょう。
しかし、「無花果」と書くことから「子宝に恵まれずに子孫が途絶えてしまう」など、縁起の悪い果物とする説もあります。「無花果」花を咲かせずにたくさんの実を付けることが理由です。縁起が悪いといった説は漢字のイメージによって生まれたものであるため、気にしなくても問題ないと言えるでしょう。
イチジクの種類
イチジクにはいくつかの種類があることをご存じですか?ここではイチジクのなかでも特に有名な6種類についてご紹介します。
桝井ドーフィン
桝井ドーフィンは愛知県、和歌山県、兵庫県、大阪府などで育つイチジクです。ハウス栽培であることから、入荷数も年々増加傾向にあります。
ほどよい甘さとさっぱりとした後味が特徴的で、さわやかなイチジクを堪能したい方におすすめです。
蓬莱柿
蓬莱柿(ほうらいし)は主に島根県で育つイチジクです。8月下旬を皮切りに9月中旬までにたくさんの実が収穫されます。
同時期、島根県出雲市では「いちじくフェア」が開催されるほど、周辺地域にはおなじみの品種です。
ビオレ・ーソリエス
ビオレー・ソリエスはフランス原産の黒いイチジクです。栽培が難しく収穫量が非常に少ないことから「黒いダイヤ」と呼ばれることもあります。
日本でも栽培されているものの、栽培地はごく一部に限られており、日本国内でも入手困難な品種です。
ブラウン・ターキー
小ぶりな実で皮のまま食べられるブラウン・ターキーは、紀元前前のシリアやギリシャが原産のイチジクです。
ねっとりとした食感で甘みが強く、程よい酸味が楽しめる品種です。
ビオレー・ドーフィン
ビオレー・ドーフィンは小アジア、アラビア半島が原産のイチジクです。耐寒性に弱いので、北海道南部までしか栽培することはできません。
実は大きく多汁で、甘みが強いといった特徴があります。糖度は11~19度なので子どもでも食べやすい品種です。
ザ・キング
ザ・キングはアメリカが原産のイチジクです。近年ではハウス栽培なども増加し、日本でも栽培が広まっています。
舌触りはなめらかで、とっても甘いと人気の品種です。
イチジクの花言葉を贈るなら鉢植えがおすすめ♪
イチジクの花言葉は、ひとつの木から多くの実を付けることから「子宝に恵まれる」「多産」「裕福」など、子どもにまつわるものが複数あります。
漢字の「無花果」によって縁起の悪い物と言われることもありますが、本来の花言葉とは異なるので、気にしなくても良いと言えるでしょう。
なお、イチジクは耐寒性が低く、北海道でも比較的暖かい南部地方までが望ましいとされています。贈り物や自宅用として育てる方は、気温に注意するよう心がけましょう。