イチジクの挿し木のやり方を解説!時期や成功のコツは?
2024/6/5
イチジクはお手入れが少なく簡単に育てられ、夏〜秋に旬を迎える甘くて美味しい果実が人気の果樹です。そんなイチジクは挿し木で簡単に増やすことができます。この記事では、イチジクの挿し木のやり方や時期、失敗しないコツなどをご紹介します。
イチジクの挿し木の時期
Photo by ポピーさん@GreenSnap
イチジクの挿し木は2〜3月が適期です。この時期は休眠期にあたり、剪定時期とも重なるので、剪定した枝を有効活用できます。ただし、寒冷地ではまだ寒さが厳しいため、3月中旬〜4月上旬頃が適期となります。
イチジクの挿し木方法
準備するもの
- 挿し木用の土
- 3号サイズの鉢
- 剪定バサミ
- 割り箸などの棒
- 水をはったコップ
挿し木の方法
- 前年に伸びた枝を15〜20cmほどの長さで芽が3つほど残るようにして、ななめにカットする。
- カットした挿し穂の切り口を2〜3時間水につける。
- 3号サイズの鉢に挿し木用土を7〜8分目までいれる。
- 棒で穴を空けて、葉芽が埋まらないよう土に挿し穂を半分以上挿す。
- 挿し穂の周りの土を軽く押さえて固定し、たっぷりと水やりをする。
イチジクの挿し木をしたあとの管理方法
Photo by ゆいさん@GreenSnap
挿し木をしたあとは、明るい日陰で土が乾燥しないように管理します。また、ビニール袋を被せることで、乾燥と霜から守ることができます。葉が広がり、生育が旺盛になり始めたら、大きな鉢に植え替えをするか、地植えしましょう。
挿し木をして実がなるまではどのくらいかかる?
イチジクを挿し木にしたあと、水やりや肥料などしっかりお手入れをして適切な環境で育てられれば、約2〜3年ほどで実がつき始めます。2〜3年で実がつかない場合は、育て方を見直してもう少し気長に待ってみましょう。
イチジクの挿し木に挑戦しよう
イチジクは、挿し木の発根率90%以上で、初心者にも簡単に増やすことのできる果樹です。ぜひこの記事を参考に、剪定をした際ついでに挿し木にもチャレンジして、お気に入りのイチジクの木を増やしてみましょう。