【フィカスの曲げ方】アルテシマを例にきれいな仕立て方を解説
2025/8/5
観葉植物店では、幹が曲がったおしゃれなフィカスを目にすることも多いでしょう。この記事では、フィカスの幹の曲げ方と成功させるためのコツを、わかりやすくお伝えします。
フィカス(ゴムの木)には曲げやすい品種がある。
品種によって葉の色や形、幹の色などが異なるフィカスですが、実は幹が曲げやさにもちがいがあります。
フィカスの中で幹を曲げやすい品種は、アルテシマやフランスゴムの木、ベンガレンシスなどです。これらは、幹がしなやかで細いことが多いため、初心者でも曲げ仕立てしやすいと思います。
フィカスの曲げ方は「螺旋曲げ・S字曲げ」の2パターン
らせん階段のような樹形の「螺旋曲げ」
Photo by ◦あゆ◦さん@GreenSnap
螺旋曲げは、螺旋階段のようにぐるぐると幹を曲げるので、どこから見ても幹の曲がりが見えます。部屋の真ん中など、さまざまな方向から見られる場所に置きたい方におすすめの曲げ方です。
立体的に大きく曲げなくてはいけないので、初心者の方にとっては少し難易度の高い曲げ方となっています。
正面から見てバランスがいい樹形の「S字曲げ」
Photo by いっこちゃんさん@GreenSnap
S字曲げは幹をジグザグに曲げるので、横から見ると曲がりがあまり見えませんが、初心者の方でもチャレンジしやすい形です。部屋の端に飾るなど、一方向からフィカス・アルテシマを見る場合におすすめです。
【実践】フィカス・アルテシマの曲げ方
Photo by ウメフジさん@GreenSnap
曲げやすいフィカスにもいくつか種類がありますが、ここではフィカスアルテシマを例にご紹介します。いずれもやり方は同じですので、参考にしてみてください。
フィカス・アルテシマを曲げるのに必要なものはこちら。
- 支柱
- 紐やビニールタイ
- 剪定ばさみ
始める前に、どんな形に曲げるかを決め、理想のフィカス・アルテシマの形をイメージできるようにしておきましょう。一般的に、下部は大きく曲げて、上部に向かってだんだん小さく曲げるようにするとバランスがよいといわれています。
1. 植木鉢の左右に支柱を1本ずつ立て、上部で2本の支柱をビニールタイで結び、山型(Aの形)にする。
2. 下から順に幹をゆっくり曲げ、紐やビニールタイで支柱に固定する。
【螺旋曲げ】支柱の外側に巻きつけ、曲げていく。
【S字曲げ】支柱の内側でジグザグに曲げていく。
3. 作業しながら、支障のある枝や葉を切る。
4. バランスを見ながら微調整し、曲げ終わったら日当たりのよい場所に置く。
5. 固定したまま1年ほどたったら、紐やビニールタイ、支柱を外す。
曲げ終わってすぐは横を向いている葉もありますが、日当たりのよい場所に置くことで葉が上を向き、見た目がよくなっていきます。もしこのタイミングでバランスの悪い葉があれば剪定してもよいでしょう。また、成長期に規定量の肥料を与え、幹を太らせることで、見栄えがよくなります。
フィカスの曲げ方でよくある質問
フィカスを曲げるのに適した時期はありますか?
曲げること自体は季節関係なくいつ行ってもよいですが、成長期のはじめ、5~6月頃に行うのがおすすめです。成長期であれば、作業に支障のある枝葉を切りながら曲げることができます。また、作業後にすぐに肥料を与えて幹を太らせることができるので、曲げた樹形が早く完成します。
幹を曲げることは植物にとって、少なからずダメージがある作業です。成長期であれば、多少の失敗をしてしまっても回復しやすいので、初めての方でも作業しやすいでしょう。
フィカスを曲げている途中で折れてしまったら?
曲げるときに折れてしまっても、心配しなくて大丈夫です。フィカス・アルテシマは、強い植物なので、成長期ならすぐに芽が出てきます。新しく出てきた芽で、また曲げることにチャレンジしてみましょう。
幹を折らないように曲げるコツは、焦らずゆっくり曲げることです。曲げている途中でミシミシという音がしたり、樹液が出てきたりしたら、「それ以上曲げないで」というサインです。ひとまずそこで固定して、2週間後にさらに曲げる、ということを繰り返していくと、理想の曲がりに近づけられます。
フィカス・アルテシマからのサインを見逃さないように、観察しながらゆっくり作業しましょう。
フィカスの曲げ方は意外とむずかしくない!
フィカス・アルテシマの幹の曲がりは自然にできるものではなく、人の手で曲げたものです。自分で幹を曲げれば、オリジナルのフィカス・アルテシマが楽しめますよ。
フィカス・アルテシマは幹がやわらかくて弾力があり、成長期に作業すれば失敗もカバーしやすいので、初めての幹曲げにもぴったりです。ぜひ世界に一つだけのおしゃれなフィカス・アルテシマをつくってみてくださいね。