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エバーフレッシュの剪定と挿し木を解説!ひょろひょろ枝の切る場所は?

2024/8/19

アドバイザー園芸デザイナー 三上真史

観葉植物としても人気の高いエバーフレッシュは、成長が早いため、定期的に剪定する必要があります。今回は、エバーフレッシュの剪定時期と手順にあわせて、挿し木の方法やひょろひょろ枝の切り方についてご紹介します。

エバーフレッシュの剪定時期はいつ?

エバーフレッシュの剪定時期は4~5月です。この時期はエバーフレッシュにとって成長期であり、剪定による負担を最小限に抑えられます。

2~3月を中心に少しずつ新しい枝が伸びるので、大きく育てたくないときは、4~5月のうちに思い切って剪定するとよいでしょう。

エバーフレッシュの剪定方法!切る場所はどこ?

エバーフレッシュ 剪定

Photo by macramemioさん@GreenSnap

エバーフレッシュを剪定する場合、目的にあわせて切ることが大切です。

整枝・間引き目的の場合

たとえば、不要な枝やひょろひょろと元気のない枝、混み合った枝などがあれば付け根から切りましょう。

葉や枝を増やす目的の場合

エバーフレッシュのきれいな葉を楽しみたいなら、整枝と呼ばれる方法で理想的な樹形に剪定するのがおすすめです。整枝の場合も、付け根から切り落として問題ありません。

ただし、あまり剪定しすぎると新しい葉をつけなくなる恐れがあるので、参考となる画像などをみつけ、理想的な樹形をイメージしてから取り掛かるのがよいでしょう。

三上真史

エバーフレッシュを剪定するときは、新芽を残すように剪定しておくと安心です。新芽は枝の付け根部分にあります。エバーフレッシュの新芽は黒っぽい色をしているので、枯れていると間違えて切り落とさないようにしてくださいね。

エバーフレッシュの剪定後の管理方法

エバーフレッシュを剪定したあとについては、とくに必要な手入れはありません。もし剪定した枝がある程度、太いのであれば、癒合剤を塗って菌の繁殖を予防するとよいでしょう。

エバーフレッシュの剪定についてよくある質問

ひょろひょろなエバーフレッシュの枝はどこを切るといい?

ひょろひょろとした枝は付け根から切り落とし、元気な枝だけを残しましょう。ひょろひょろと元気のない枝に育つのは剪定が不足しているためです。

剪定を怠ると通気性が悪くなるほか、枝葉全体に栄養を行き渡らせる必要があるため、栄養が足りずにひょろひょろになります。4~5月の成長期にあわせて剪定するよう心がけましょう。

エバーフレッシュの葉を全部切ることはできる?

エバーフレッシュの葉は、成長期である4~5月中であれば全部切り落としても問題ありません。ただし、冬に葉を切り落としてしまうと新しい葉が生えないので注意してください。

エバーフレッシュの増やし方は?剪定した枝で挿し木はできる?

剪定したエバーフレッシュの枝で挿し木することは可能です。挿し木の手順は後項のとおりです。

エバーフレッシュの増やし方(剪定した枝で挿し木する方法)

  1. 枯れのない元気な枝を選ぶ
  2. 10~15cmほどに切る
  3. 枝先の葉を3~4枚ほど残し、それ以外は取り除く
  4. 残した葉を2分の1に切る
  5. 10~20分ほど水につける
  6. 育苗ポットや小さめの鉢を用意し、赤玉土をいれる
  7. 割り箸などで土に穴をあけ、エバーフレッシュの挿し穂をいれる
  8. 日中は明るく、夕方には日陰になる場所に置き、土が乾かないように管理する
  9. 2~3ヵ月後に根を張ったら、エバーフレッシュを育てたい鉢に植え替える

エバーフレッシュの剪定後は挿し木に挑戦しよう!

エバーフレッシュについた枯れ枝やひょろひょろの枝は、成長期のうちに切り落とすのがおすすめです。樹形を整えたついでに、元気いっぱいの枝があれば、ご紹介した手順で挿し木にして増やすのもよいでしょう。ぜひこの機会に、エバーフレッシュをきれいに整えてあげてください。

GreenSnapオリジナル 剪定バサミ

なお、GreenSnapでは、オフィシャルアンバサダーの三上真史さんと共同開発した剪定バサミ「ガーデンジャー」を販売しています。軽い切れ味ときれいな切り口が一番の特徴ですが、ハサミ自体もとても軽量でサビに強いという利点も◎。約直径8mmまで使用できるので、エバーフレッシュの不要枝やひょろひょろ枝なら問題なく切り落とすことができます。ぜひこの機会にご検討ください!

アドバイザー
園芸デザイナー三上真史

NHK Eテレ「趣味の園芸」講師・GreenSnapオフィシャルアンバサダー

2011年から2021年までNHK Eテレ「趣味の園芸」司会を務め、現在は講師として出演。NHK総合「あさイチ」のグリーン講師も務める。
園芸とフラワーデザイン両方の資格を持ち、両面から楽しさを伝える園芸デザイナー。
ガーデンの監修・制作、テレビ・イベント・講演会等多岐に渡り、植物の魅力を発信している。

公式HP:https://mikamimasashi.site/

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