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ユーカリの種類|画像でみる庭木に人気の品種や香りが強い品種一覧

2025/5/15

ユーカリはシルバーリーフの葉が美しく、シックな見た目からシンボルツリーとしても人気です。柔らかい雰囲気なのでさまざまな植物と相性がよく、一本あるだけでおしゃれなガーデニングが演出できます。

今回はそんなおしゃれなユーカリの種類について、メジャーな品種から希少品種まで詳しくご紹介します。

ユーカリは庭木のシンボルツリーにもなる?

ユーカリPhoto by greenknitさん@GreenSnap

ユーカリはオーストラリアやニュージーランドなどが原産で、フトモモ科ユーカリ属の常緑高木です。シルバーリーフの葉が美しく、庭をおしゃれに演出するカラーリーフ・シンボルツリーとしても人気があります。

ただし、地植えにすると樹高20mまで成長することもあるほど生育旺盛なので、こまめに剪定が必要となります。心配な方は鉢植えで管理したり、大きくならない品種を選びましょう。

また、ユーカリの葉が放つ爽やかな香りを、ハエやハチ、蚊などが嫌がるため、虫避けとしても活用できます。

ユーカリにはどんな種類がある?

ユーカリの種類は約600品種以上あります、ちなみに、そのうちコアラが食用するのは12品種ほど。

ユーカリの葉の形は種類によって異なりますが、丸い葉、細長い葉のほか、なかにはハート型の葉をつける品種もあります。葉色もシルバーがかっているのは共通していますが、黄緑より青みよりなどでだいぶ印象も変わりますよ。

ユーカリはオーストラリアやニュージーランドが原産の種類が多く、種類によって育て方に大きな違いはなく乾燥には強く過湿に弱い傾向があります。グニーは湿度に比較的強いため、日本の環境でも育てやすいですよ。

ここからは、ユーカリについて種類ごとに詳しく紹介します。ユーカリの見た目や特徴などは種類によって大きく変わるので、ぜひともお気に入りを見つけてみてくださいね。

【画像あり】ユーカリの種類・品種一覧

ユーカリ・ポポラス ※庭木として人気品種

ユーカリ・ポポラス

ポポラスは丸みのある葉がかわいらしく、他のユーカリとは違い不規則に葉を付けることが特徴です。別名「ポリアンセモス」とも呼ばれ、お庭ではシンボルツリーなどで楽しむことができます。

ポポラスは成長が早いので定期的に剪定した方がよく、暑さに強く寒さには強いですが少し雪が降る程度なら枯れる心配はありません。その他、湿気を嫌うので乾燥気味に育てるとよいです。

ユーカリ・グニー ※庭木として人気品種

ユーカリ・グニー

グニーはシルバーグリーンの小さな葉で、樹形も美しいので人気があります。ユーカリの中でも育てやすく、はじめの頃は葉が卵型ですが、成長すると徐々に細長くなってきますよ。

ユーカリの多くは乾燥を好むのですが、このグニーは多湿に比較的強い品種なので、日当たりが良ければ室内でも育てられます。もちろん暑さや寒さにも強いので庭に地植えしてもOKです。初心者に一番おすすめの品種です。

レモンユーカリ ※香りが強い品種

レモンユーカリPhoto by m-hippo*さん@GreenSnap

レモンユーカリは名前の通りレモンの香りを放ち、アロマオイルやポプリなどに使われることが多いです。また、虫が柑橘系の香りを嫌うことから、虫除けに育てるならレモンユーカリがおすすめ◎。

レモンユーカリの葉は細長く笹の葉のような見た目で、寒さに弱いため氷点下を下回ると枯れてしまいます。成長が早く3〜5mほどの高さまで育ちますが、風に弱く強風によって枝が折れてしまうこともあるので気を付けましょう。

ユーカリ・プレウロカルパ

ユーカリ・プレウロカルパPhoto by asuさん@GreenSnap

プレウロカルパは別名「テトラゴナ・シルバー」などとも呼ばれ、大きくてマットなシルバーグリーンの葉が特徴のユーカリです。ユニークな形の実を付け、葉とともにドライフラワーや切り花などで楽しめますよ。

プレウロカルパは寒さや多湿に弱い傾向があるので、育てる環境には配慮しましょう。でもユニークなユーカリを育ててみたい方は、プレウロカルパがおすすめです。

ユーカリ・銀世界

ユーカリ・銀世界

銀世界はシルバーグリーンの丸い葉が美しく、シンボルツリーとしても人気があります。ユーカリの中でもとくに爽やかな香りを放つので、切り花やドライフラワーなどに利用されることも多く、丈夫なので育てやすいですよ。

銀世界は樹高が3〜10mほどまで成長し、鉢植えの場合は定期的に一回り程度大きな鉢に植え替えましょう。乾燥した環境を好むので、水は与えすぎず土が乾いたら水やりすれば十分です。

ユーカリ・グロブルス ※香りが強い品種

ユーカリ グロブルスPhoto by リリーさん@GreenSnap

グロブルスは、細長い形で落ち着いたグリーンの葉が特徴のユーカリです。清涼感のある香りを放ち、アロマオイルとして利用されるユーカリの中では、ポピュラーな品種として知られています。グロブルスは50mほどまで成長することもあり生育旺盛で育てやすいです。開花時期には白色の花を咲かせますよ。

また、グロブルスは殺菌作用や抗ウィルス作用があることから、頭痛などを鎮静する働きがあるといわれています。

ユーカリ・パルブラ

ユーカリ・パルブラPhoto by リリーさん@GreenSnap

パルブラはユーカリの中でも明るいグリーンの葉で、小さく先の尖った葉が特徴です。おしゃれな雰囲気なのでシンボルツリーとしても人気があり、抗菌作用があるため乾燥させた葉をお風呂などに入れて楽しむこともできます。

パルブラは暑さや寒さに強い種類なので、年間を通して屋外で育てられます。乾燥した場所でも育ちますが、若いうちは水切れをさせずに育てましょう。

ユーカリ・ウェブステリアナ

ユーカリ・ウェブステリアナPhoto by ハノイロさん@GreenSnap

ウェブステリアナはハート型の葉がかわいらしく、その見た目から別名「ハートリーフユーカリ」とも呼ばれています。葉は落ち着いた色合いで、カラーリーフとしても楽しめますよ。

ウェブステリアナはその見た目から、フラワーアレンジメントや切り花などに人気があります。原産地では砂漠に自生しているので、直射日光や乾燥には強いです。ハート型のユカーリがお好きな方は、ウェブステリアナがおすすめですよ。

ユーカリ・ラディアータ

ユーカリ・ラディアータPhoto by emiさん@GreenSnap

ラディアータは爽やかなグリーンの葉が魅力的で、三日月形をしたユーカリです。30〜50mほどの高さまで成長し、夏になるとクリーム色の花を咲かせますよ。

ラディアータの香りは爽やかでありながら少し甘めであるため、アロマオイルとしても人気があります。「α-ピネン」や「リモネン」という成分を含んでいることから、ストレスを緩和したり集中力を高める働きがあるといわれています。

【ユーカリの種類まとめ】グニーとポポラスの違いは?

品種名 特徴 樹高・樹形 耐寒性 香りの強さ
ユーカリ・ポポラス 丸くて大きなハート型の葉が特徴。観賞価値が高く、ドライフラワーにも人気。 5〜10m。自然樹形でも美しく、剪定で低木仕立ても可。 やや弱い(-5℃程度)
ユーカリ・グニー 丸葉で銀青色。人気No.1の庭木向け品種。鉢植えにも適する。 2〜10m。コンパクトに管理しやすい。 強い(-10℃程度)
レモンユーカリ レモンのような強い芳香。虫除けやアロマに最適。 5〜15m。直立性で勢いよく育つ。 弱い(-3℃程度) 非常に強い
ユーカリ・プレウロカルパ 銀白色の幅広い葉。観賞用に人気。 2〜5m。広がる樹形で低木〜中木に適する。 中(-5〜-7℃程度) 弱〜中
ユーカリ・銀世界 「銀世界」の名の通り、葉が白銀色。観賞価値が高い。 5〜10m。剪定で管理可能。 強い(-8〜-10℃程度)
ユーカリ・グロブルス シャープでメントールのような香り。薬用・精油向き。 20〜40m。非常に高木になるが、日本では剪定管理が必須。 中(-5℃程度) 非常に強い
ユーカリ・パルブラ 細葉で涼しげな印象。育てやすく庭木にも◎ 3〜10m。直立性でスマートな樹形。 やや強い(-7〜-10℃程度)
ユーカリ・ウェブステリアナ 小型で丸葉、低木仕立てにも適する。かわいらしい印象。 1〜3m。横に広がる小型樹形。 やや弱い(-3〜-5℃程度)
ユーカリ・ラディアータ スーッとした穏やかな香り。アロマ向け。刺激が少なく優しい印象。 10〜20m。日本では剪定管理が一般的。 中(-5℃程度) 強い


日本で特に人気があるポポラスとグニーですが、上の写真を見比べてもよく似ていますよね。この2種類を見分けるには、葉の大きさ・色・付き方に着目します。

ポポラスは3〜4cmほどの大きな丸葉で、淡いグリーンの明るい色味が特徴。葉は枝にまばらにつき、軽やかな雰囲気です。

一方、グニーは1cm前後の小さな葉で、シルバーグリーンの青みがかった色をしています。葉が密につき、まとまりのあるコンパクトな印象になります。

人気のユーカリの種類・品種を育てよう!

ユーカリはシックでおしゃれな雰囲気で、シンボルツリーやドライフラワーなどで楽しまれることが多いですね。種類によって葉色や葉の形も異なり、地植えはもちろん鉢植えでも育てることができますよ。

GreenSnapSTOREでは、今回ご紹介したユーカリの他に、メジャーな種類や珍しいユーカリも多く取りそろえています。

初めて育てる方でも安心できるような無料の育て方相談サービスもあるので、ぜひともお気に入りを見つけてみてくださいね。