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ドラセナが枯れる原因とは?それぞれの復活方法、予防策は?

2023/7/31

屋内でも育てやすいドラセナは、ガーデニング初心者にも人気の高い植物です。しかし、間違った育て方をすると枯れることがあります。今回は、ドラセナをいつまでも元気に育てたい方へ、枯れる原因と復活方法、予防策をご紹介します。

ドラセナが枯れる5つの原因・予防策

ドナセラPhoto by ✤ michiyuki ✤さん@GreenSnap

ドラセナが枯れる原因としては、大きく分けて5つあります。ドラセナをあやまって枯らせてしまった方は、これまでの育て方を振り返りながらチェックしてみましょう。

根腐れ

【主な症状】

葉先が枯れ始めると根腐れの可能性があります。根腐れは、水を多くやりすぎることで起こり、吸水できなくなるため枯れてしまいます。植物にとって水は必要不可欠であるものの、与えすぎると枯れる原因になるので、適量を与ることが大切です。

【予防策】

ドラセナの場合は、やや乾燥気味に育てることを心がけましょう。乾燥気味かを一目でチェックしたい方は、水やりチェッカー"サスティー"を使って防ぎましょう。

水不足

【主な症状】

葉先が変色したり枯れたりするときは、水不足の可能性があります。クーラーなど空調機の下にあると水分の蒸発量が増えて、水不足になりやすいです。乾燥気味にすることは、枯らさないポイントでもありますが、環境に合わせて乾燥する間隔を知り、調整することが大切です。

【予防策】

クーラーの下などに植物は置かず、窓際や風通しのよい部屋で管理します。乾燥気味か確認するときは、土の表面を触ってみるとよいでしょう。指に土が一切つかないようなら、たっぷりの水を与えるようにします。

根詰まり

【主な症状】

葉先が枯れたり変色したり、どこか元気がないように見えたりするときは、根詰まりの可能性があります。鉢の裏側を見て、根が飛び出ているようであれば根詰まりしているサインです。

【予防策】

根詰まりさせないためには、ドラセナの成長期に合わせて年に1回植え替えるとよいでしょう。植え替えの時は、現在の鉢よりも一回り大きな鉢に植え替えるようにしましょう。

寒い

【主な症状】

葉先が変色したり枯れたりするときは、寒い場所で管理している可能性があります。ドラセナは、熱帯地方が原産のため、寒さにとても弱いです。

【予防策】

ドラセナの寒さ対策としては、室温を5度以上に保つことです。ただし、暖房が直接当たると乾燥し、枯れる恐れがあるので、風の直接当たらない場所に置いて管理しよう。

病害虫の発生

正しくお世話していてもドラセナが不調なときは、病害や害虫被害の場合があります。ドラセナの代表的な病害虫は以下の4つです。

【主な症状】

  • 軟腐病
  • 土壌に潜む細菌がドラセナに侵入して腐らせる病気です。葉の表面がベタついたり悪臭を感じたりする場合は、軟腐病を疑いましょう。

  • 立枯病
  • カビが原因で起こる病気で、発症すると茎が褐色に腐り倒れてしまいます。ドラセナの葉の下から黄化したときは立枯病を疑いましょう。

  • カイガラムシ
  • カイガラムシは、体長1〜3mmほどの昆虫で、殻っぽい見た目のものや白っぽいものが、葉や土に付着している場合は、よく観察してみましょう。

  • ハダニ

    さまざまな植物の葉の裏に寄生し、体液を吸い、植物によっては枯らせてしまいます。葉が白くなったり斑点がついているときはハダニを疑いましょう。

    【予防策】

  • 軟腐病
  • 一度腐ってしまうと復活できないため、気付いたときはすぐに切除しましょう。

  • 立枯病
  • 腐敗した部分はすぐに切除・取りのぞきます。根の周辺にも菌が残っているため、新しい土へ植え替えます。

  • カイガラムシ
  • 幼虫の段階であれば、殺虫剤をまいて駆除します。成虫のカイガラムシを見つけたときは、歯ブラシなどでこそぎ落とします。

  • ハダニ
  • ドラセナに症状が見られたら、ハダニは水に弱いため、湿った土壌にしてハダニを追い出します。または水圧で落とすとよいでしょう。

    枯れたドラセナを復活させることはできる?

    ドラセナPhoto by ジョセンスさん@GreenSnap

    枯れてしまったドラセナは、早い段階であれば復活できます。ここでは5つの対処法をご紹介します。慌てず適切な方法で対処しましょう。

    根腐れ

    植え替えをしましょう。根についた土をほぐして落としたら、変色した根や腐った根を切り落とします。新しく清潔な土に植え替えたら、明るい日陰に置いて新芽が出るのを待ち、新芽が確認できたら日当たりのよい場所に鉢を移動して水を与えます。

    水不足

    土の表面が乾いているようならたっぷりの水を与えます。時々、霧吹きで葉水を与えとよいでしょう。

    根詰まり

    ひとまわり大きな新しい鉢に植え替えます。このとき、折れや垂れ下がる葉がある場合は葉の根元から切り落としてください。新しい鉢にはネット、底石、観葉植物用培養土をいれ、さらに赤玉土を混ぜておくとコバエ予防につながります。

    寒い

    気温5℃以上ある場所で管理しましょう。室内でも低温になる場合は、段ボールやビニール袋に包んで保温させることも効果的です。

    病害虫の発生

    病害虫が発生したときは適応する殺虫剤を使って駆除するか、水圧で幼虫を落とすのが有効です。根に細菌が潜んでいる可能性もあるため、新しい鉢・土に植え替える方が効果的です。

    ドラセナが枯れるときによくある質問

    ドラセナの植え替え後に枯れるのはなぜ?

    ドラセナを植え替えたあとに枯れてしまうのは、養生期間を与えていない可能性があります。養生期間とは、植え替えによる負担を水やりや肥料などを与えずに休ませる期間のことです。養生期間は早くて3~4日、しっかり休ませたいときは1週間ほど設けるとよいでしょう。

    また、植え替え時に根を傷つけたり時間をかけすぎていたりする可能性も考えられます。植え替えは植物にとって大きな負担になるため、手早くスムーズに、そしてやさしく取り扱うよう注意しましょう。

    ドラセナの葉が垂れる原因は?枯れている状態なの?

    ドラセナの葉が垂れるのは、水不足や日当たり不足が考えられ、弱っていることを示しています。枯れている状態ではないものの、そのまま放置すると枯れる恐れがあるため、土が乾燥しすぎない程度に水やりしましょう。

    なお、根腐れや根詰まりでも給水がうまくできず葉が垂れることがあります。この場合は大きな鉢に植え替えて様子を見るとよいでしょう。

    ドラセナが枯れる原因と復活方法を覚えておこう!

    ドラセナは初心者でも育てやすい植物であり、近年ではインテリアグリーンとしても人気があります。しかし、正しい方法でお世話ができていないと、元気がなくなったり、病害虫によって枯れたりする恐れがあります。

    ドラセナをいつまでも元気に育てたいときは、この記事で紹介した枯れる原因と復活方法を参考にしながらお手入れしましょう。